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ボクら星屑のダンス



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【この小説が収録されている参考書籍】
ボクら星屑のダンス (角川文庫)

ボクら星屑のダンスの評価: 5.00/5点 レビュー 2件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点5.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全2件 1~2 1/1ページ
No.2:
(5pt)

百億円誘拐の大きさと、複雑な出生の秘密の心の動きが絡み合う佳作

30回横溝正史ミステリ大賞 テレビ東京賞を受賞した作品

作者はこれがデビュー作で、wikiなどで確認すると大学院生みたいですね
作りなれた作者の構成とは違い、引っかかりを感じるのはそのせいかもしれません。

あらすじは、伊豆の旅館の借金で首が回らなくなったうだつの上がらない
中年男が、自殺をしようとしていたところに、子供の自殺しようとして
いたところに出会うところから始まります。
お互いに自殺をしないことを約束し、不思議なこの二人を中心とした
物語が展開されていきます。
 子供は、天才的知能で、偽装誘拐により中年のために自殺の原因、
借金を返済しきれるようなお金を調達しようとし、中年男は、
子供が自殺しないような方策を考えるというのが大まかな流れです。

 この作品、私はTV東京の再放送(しかも別番組を録画しようとして
いたので途中しか見ていなかった)で知って、文庫本にて読み返しました。
この子供が最初は天才的で心を堅く閉ざしていたのが、作品の終盤に向け
色々な人の優しさに触れ、大きく成長してゆく様、そして大胆とも緻密とも
違う、100億円偽装誘拐、入手法になかなかなものを感じました。

 さすがに、処女作、文庫化されるため加筆しているみたいのですが、
中年男、子供とも少し印象が薄い感じがします。また、構成も
所々飛んでいる箇所があり、ラノベのような稚拙さも感じます。

 とはいえ、単なるミステリーではなく、追い詰められた子供(少女)
の感情が暖かく解ける様、そしてなにより「シュレディンガーの猫」作戦と
名づけられた、100億円の受け取りのロジックなど、とても
読後感の良い作品でした。 お勧めです。
ボクら星屑のダンス (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ボクら星屑のダンス (角川文庫)より
4043944594
No.1:
(5pt)

シビれました

舞台が県西部、地元好きとしては、
これは見逃せないということで買わせていただきました。

人質をオークションにかける部分シビれました・・・。
第三者に値打ちを教える為とか、
商品価値をさも知らないかのように値段を低く設定しているのでは・・・などなど、
自由入札させることで、様々な憶測を生むことができるんですね。

こりゃ混乱しますわ。。警察側の苦悩がとても伝わってきました。

また、心理学的なところもあって
ただの推理小説ではないところが更によかったです。

次回作も楽しみにしてます。

ボクら星屑のダンス (角川文庫)Amazon書評・レビュー:ボクら星屑のダンス (角川文庫)より
4043944594

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