茨城県の山中にある寂れた神社の宝物庫にあった陶製の大瓶の一つから、 膝を抱える体勢をとった古い白骨死体が発見された。

安曇野・穂高で地元神楽衆の舞い手が刺殺される。 遺体の耳は削がれ、「S」の血文字が残されていた。

1160年、平治の乱の後、源頼朝は平清盛によって助命される。

聖地白山を流れる手取川で発見された不可解な首なし死体。

月を祀る神社で続く殺人事件。京都・月読神社で発見された女性の絞殺死体。

対馬。海神の島、神の坐す島。

謎多き神「猿田彦」。

伊勢の鄙びた村から秘宝の鮑真珠を持参していた神職が、不審な墜落死を遂げる。

忌名は、いわば生贄だと? 「この忌名は、決して他人に教えてはならん……もしも何処かで、何者かに、この忌名で呼ばれても、決して振り向いてはならん」 生名鳴(いななぎ)地方の虫くびり村に伝わる「忌名の儀礼」の最中に起きた殺人事件に名(迷)探偵刀城言耶が挑む。

「顔がないんだ、ぬっぺっぽうみたいにさ」 藤沢宿で働くお初は、自分の色男である勝道にそう言った。

シャーロキアンの展覧会に招かれた崇と奈々は、またもや事件に巻き込まれる。

謎めいた社、誰のためとも知れぬ祭から、古代史の新たな真実が浮上する! 奈良・猿沢池の畔に鎮座する春日大社の末社。

神社の屋根にある千木、鰹木。

百人一首カルタのコレクターとして有名な、会社社長・真榊大陸が自宅で惨殺された。一枚の札を握りしめて…。

橘樹雅は研究テーマ「出雲」を追い、京都を訪れる。

橘樹雅(たちばなみやび)は研究テーマ「出雲」を調査するうちに、 国を追われて京都に連行されていた出雲族の存在を知る。

出雲でのフィールド・ワークを終えた橘樹雅は、 「出雲の本質は奥出雲にある」という 指導教官・御子神伶二のひと言で、奥出雲へ向かうことに。

「七福神は呪われている」明邦大学を震撼させた連続怪死事件以来、その研究はタブーとなっていた。

高千穂の夜神楽の真っ只中で男性の首なし死体が発見された。一方宇佐神宮では御霊水の井戸に禍々しいものが……。

奈良・初瀬川沿いのマンションで起こった、密室殺人事件。その一週間前に橿原神宮で起こった、ひき逃げ事件。

「三十六歌仙絵」を狙った連続強盗殺人事件が発生。不可解な事件の手がかりは意外にも日光東照宮にあった。

「神は三種類に分類される。まず第一が、大自然。

今なお、河童伝説が残る川で、左手首が切断された死体が、続いて、左腕が切り落とされた死体が浮かぶ。

諏訪大社に続く奇祭「御柱祭」千二百年の謎御柱祭の最大の見せ場・木落坂で、一人の男が振り落とされて死んだ。

「鷹群山の笹姫様は…滑って転んで裏庭の、竹の林で右目を突いて、橋のたもとに捨てられた」。

人には言えないある理由から、故郷・熊野を捨てた26歳の薬剤師・神山禮子。

「魔女の薬草」を探し求めていた生薬学者が失踪した。

「陰陽師の末裔」弓削家の当主、清隆が密室で変死体となって発見された。

高知の山深く、平家の落人伝説が残る蝶ヶ谷村。土砂崩れで密室と化した村の一夜に起こる殺人と自殺。

桃太郎の鬼退治は、曇りなき善行だったのか?岡山・吉備津神社に今も伝わる鳴釜神事では、大和朝廷によって退治された鬼神「温羅」が、釜を唸らせて吉凶を告げるという。

靖国神社を皮切りに、築土神社、神田明神、首塚・兜神社、烏森神社、稲荷鬼王神社、鎧神社、さらには成田山新勝寺へ。

殺人の記憶を持つ娘に惑わされる作家。消えた三つの他殺体を追う刑事。

「初恋」と「縁」をめぐる、初の連作小説集九段、鎌倉、浅草、那智……それぞれの場所で、若き日の崇、奈々、小松崎、御名形史紋の初恋とミステリーが語られ、謎が解かれた時、全ては一本の線に繋がる！

「……り……に、毒を」被害者は奇妙な言葉を遺して死んだ。毒物の正体は不明。

濃茶の席で、裏千家教授、大澤信郎の次男・祐二が毒殺された。

広島市内の大学に通う観音崎栞は、実家のある宮島に戻っていた。

9人のうち、死んでもいいのは、ーー死ぬべきなのは誰か? 大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。

都市伝説“砂男”を調べていた学者が刺殺された。 死体にはなぜか砂が撒かれていて……。

博覧強記の薬剤師・桑原崇の超絶推理が冴えわたる「QED」、 天才高校生の論理パズル「千葉千波の事件日記」、 橘樹雅が神話に隠された敗者の歴史を解く「古事記異聞」。

異端の歴史学者・潮田誠教授の主催する天橋立へのバスツアーで起きた全員死亡事故を遡ること二年。研究室関係者が相次いで怪死。

毒草師を名乗る男・御名形史紋と熊野で出会った薬剤師・桑原崇。

世界的に有名な京都・伏見稲荷大社の千本鳥居に吊された四人の遺体。

「キューショーサンジュツ? なにそれ?」 数学テロ組織「黒い三悪定規」のメンバーによる、立てこもり事件が発生した。

時はさかのぼり、東京中央銀行大阪西支店・融資課長時代のこと。

二つの傷跡。抜かれた血液。

多摩中央署に、警視庁本部捜査一課から一人の女性刑事が配属されてきた。吉村爽子。

書き下ろし作品が本屋大賞にノミネートされたことで、作家としての評価が少しずつ高まってきていた李奈。

顔なき女は燃やす。人を家を男を。

夫を四度殺した女、朱美。極度の強迫観念に脅える元精神科医、降旗。

南朝に殉じ命を落とした勇将・楠木正成。太平洋戦争中、彼はその生き様から軍神として崇められた。

読めば、本編が100倍楽しめる! 推しキャラのエピソード満載の番外編。

『十六夜月』がヒットしたことで作家としてのステージが上がった李奈。

シャーロキアンのクラブ「ベイカー・ストリート・スモーカーズ」のパーティーに出席した、桑原崇と棚旗奈々がまきこまれた連続殺人事件。

偽書『蘇我大臣馬子傳暦』を、なぜ幾つもの集団が命懸けで奪い合うのか?「乙巳の変(大化の改新)」は、中大兄皇子や中臣鎌足が起こした天皇へのクーデターだとする「玉兎」の真の狙いは?聖徳太子は、藤原氏が捏造した架空の人物なのか?すべての謎を解くべく、甲斐と貴湖は

ベールに包まれた、最強姉妹の妹―― 優莉匡太の七女・伊桜里は、5歳のときに児童福祉施設から養子として引き取られ、いまは中学生になっていた。

真っ白い雪の上、胸にナイフを刺され、血を流して横たわる美女。