夜になると、僕は化け物になる。 寝ていても座っていても立っていても、それは深夜に突然やってくる。

片想い男子とちょっと気にしすぎな女子。二人は友達だけど、違う生き物。

ある日、高校生の僕は病院で一冊の文庫本を拾う。タイトルは「共病文庫」。

僕の人生は無色透明だった。日野真織と出会うまでは―。

その愛は、あまりにも切ない。 正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。

親友に告白されたい。そして失恋させたい。

こんなに苦しいのに、生きる意味ってなんだろう。

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。

５２ヘルツのクジラとは、他のクジラが聞き取れない高い周波数で鳴く世界で一頭だけのクジラ。何も届かない、何も届けられない。

なぜ少女は最愛の先生を殺さなければならなかったのか? 突如失踪した人気小説家・遥川悠真。

やがて150人以上の被害者を出し、日本中を震撼させる自殺教唆ゲーム『青い蝶』。

失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。

『鍵のない夢を見る』から10年、辻村深月が詐欺を描く。幸せが欲しくて嘘にすがりついてしまう人間の哀しみが、心に迫る3篇。

婚約者・坂庭真実が忽然と姿を消した。 その居場所を探すため、西澤架は、彼女の「過去」と向き合うことになる。

「君を、私の専属カメラマンに任命します!」クラスの人気者・香織の一言で、輝彦の穏やかな日常は終わりを告げた。

あの日消えてしまった初恋を、今もずっと忘れられずにいる――。 僕の大学生活は平凡だった。

あなたがいるから、私は小説を書こうと思います。

才能を決めるのは、遺伝子か環境か? エリート棋士の父を持つ京介と、落ちこぼれ女流棋士の息子・千明。

なぜ少年はテロリストになったのか――衝撃と感動が迫りくる慟哭ミステリー 「すべて、吹き飛んでしまえ」 突然の犯行予告のあとに起きた新宿駅爆破事件。

小学生の百音と統理はふたり暮らし。朝になると同じマンションに住む路有が遊びにきて、三人でご飯を食べる。

初めて会ったはずの君に 僕はどうしようもなく惹かれた 中2の涼は転校先の学校で、どこか大人びた同級生・百合と出会う。

深夜、夫が交通事故に遭った。病院に駆けつけた早苗と息子の力は、そこで彼が誰の運転する車に乗っていたかを知らされる……。

『君の膵臓をたべたい』の住野よる史上 いちばんキュートな主人公、登場! 「朝寝坊、チーズ蒸しパン、そして本。

親や学校、すべてにイライラした毎日を送る中２の百合。

亜紗は茨城県立砂浦第三高校の二年生。顧問の綿引先生のもと、天文部で活動している。

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。

激化する独ソ戦のさなか、赤軍の女性狙撃兵セラフィマが目にした真の敵とは──デビュー作で本屋大賞受賞のベストセラーを文庫化

大御所ミステリ作家の宮内彰吾が、癌の闘病を経て61歳で死去した。

選考に関わる全ての人の心を震わせた、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作　 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。

少年時代、チェロ教室の帰りにある事件に遭遇。

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという「使者」。

その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。

幼児なみの知能のため、みんなからバカにされてきたチャーリイ・ゴードン。

「僕の父親は無実だったのかーー？」 時空を超えた法廷で、奇跡を手に入れろ。

これは、世界一感動的な、僕が人殺しになるまでの物語。

あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。

島育ちの仲良し小学生四人組。あの日「ゆーちゅーばー」になることを夢見た僕らの末路は……(「#拡散希望」)。

「春に翔ぶ」瀬戸内の島で出会った櫂と暁海。二人を支える教師・北原の秘められた過去。

かけがえのない人間関係を失い傷ついた者たちが、再び誰かと心を通わせることができるのかを問いかける短編集。

ケーキの橋をふたりで歩こう。

幼い頃に母親を亡くし、父とも海外赴任を機に別れ、継母を選んだ優子。

反転、再び。 あなたは探偵の推理を推理することができますか? 嵐の山荘に潜む若き犯罪者。

恩人の命令は、思いがけないものだった。 不当な理由で職場を解雇され、腹いせに罪を犯して逮捕された玲斗。

かつて小学校の校長だった切れ者の祖父は現在、幻視や記憶障害といった症状が現れるレビー小体型認知症を患い、介護を受けながら暮らしていた。

二周目の人生は、十歳のクリスマスから始まった。

その夏、信じられないことばかり起きた。「ラプラスの魔女」シリーズ! AIによる監視システムが強化された日本。

続々重版『今夜、世界からこの恋が消えても』著者が贈る感動ラブストーリー 田舎町で祖父母と三人暮らし。

ある事から無気力な日々を送る高校二年生の樋口悠は久々に登校した教室で転校生の有馬帆花と出会う。

小さな喫茶店を営む女性が殺された。 加賀と松宮が捜査しても被害者に関する手がかりは善人というだけ。

ちょっぴりつらい今日の向こうは、光と音があふれてる。

本屋大賞ノミネート作家、瀬尾まいこのデビュー直後から3年半の日常をつづるほのぼのエッセイ。

埼玉で二歳の子を含む一家三人を惨殺し、死刑判決を受けている少年死刑囚が脱獄した! 東京オリンピック施設の工事現場、スキー場の旅館の住み込みバイト、新興宗教の説教会、人手不足に喘ぐグループホーム……。

長年勤めた病院を辞めた元看護師、売れないながらも夢を諦めきれない芸人、娘や妻との関係の変化に寂しさを抱える二輪自動車整備士、親から離れて早く自立したいと願う女子高生、仕事が順調になるにつれ家族とのバランスに悩むアクセサリー作家。

この学校の花子さんは、音楽室から飛び降り自殺した少女の霊です。

超高層マンション「スカイローズガーデン」の一室で、そこに住む野口夫妻の変死体が発見された。

感涙必至の連作医療ミステリ! 研修を経て、循環器内科医となった諏訪野良太は、学会発表を終えた帰り、医学生時代の同級生である小鳥遊に遭遇する。