お見合いのため山口へ向かった浅見光彦の親友・松田は列車の車窓から見えた萩反射炉公園に佇む赤い傘の女性に心惹かれ、その場所を訪れる。

殺された鈴木の祖父で、名家の当主義麿が綴ったノートを託された浅見は、事件の核心に迫る記述に引き込まれていく。

作家・内田康夫は、間宮という老人と出会った夜、「鞆の浦へ行きな」という謎のメッセージを受け取る。

建築設計事務所を経営する清水修司は、部下の菊栄と結婚することとなり、彼女の郷里・宮城県石巻で披露宴をした。

青森県夏泊半島の椿神社を訪ねた男がその夜民宿で毒死した。

敗戦の翌年。焼跡にも徐々に活気が戻り、疎開していた少年探偵団の団員たちも、徐々に東京に戻り始めた。

怪盗マゼランを名乗る人物から届いた「祭の夜 金塊を頂く」という予告状。しかし、実際に起こったのは密室殺人事件だった。

浅見光彦は、母・雪江のお供で兵庫県の名湯・城崎温泉を訪れた。

「あんたは長野県人として預かる義務があるのだ」。

補蛇落渡海。観音浄土での往生を願い、死を覚悟で小舟に乗って熊野那智から旅立つ儀式。

密室状態の別荘で、若き映画スター・比留間稔流が殺された。

事故に遭って陸上競技をあきらめた圭祐は、ひょんなことから放送部に入部する。

芦屋の海運会社社長邸を訪ねた東京の画廊社員が殺害され呑吐ダムで発見された。

母が亡くなり、叔母の住むジャマイカ館に身を寄せることになったメアリー。

県、肝入りの第三セクターが引き起こした欠陥住宅詐欺問題で、混乱の渦中にある秋田政界。

戦時中に負傷し記憶を失った少女・七恵。指物職人の夫妻の養子となり平穏に過ごしていたが、彼女に残酷な不幸に見舞われる。

浅見光彦が淡路島の寺で出会った製薬会社の営業マンが刺殺された。

名探偵・浅見光彦のもとに届いた一通の手紙から芳香が立ち上った。差出人は、心当たりのない女性。

「松前まで行ってくる」と余市の家を出た男が、加賀で遺体となって発見された。五年が過ぎたが、事件は解決しないままだ。

「トランプの本の謎が解けた」と出張先からの電話を最後に、詩織の父・大輔は何者かに殺された。

七歳の女の子が遺体で発見された――。

浅見光彦の自宅近くにある平塚神社で商社マンガ殺された。買い物に出ていた浅見光彦は実況検分に遭遇する。

新進ピアニスト・三郷夕鶴の相談を受けた浅見光彦。

若狭の名勝、日向湖で発見された男の死体。一年後、東京・高島平で絞殺された広告代理店勤務の細野久男。

悲鳴をも、焼き尽くす! ! ! 最悪の火災事故——唯一の生存者が語る、 看護学校時代の“雨宮リカ"の素顔とは? 生徒、教職員あわせて百二十余名の命を奪った「青美看護専門学校火災事件」。

浅見家の菩提寺、聖林寺の鐘の音が夜中に鳴り渡った。

文豪・泉鏡花『草迷宮』のモデルになった三浦半島の旧家で、浅見光彦が取材をした老人は、「金沢へ行く」と言い残して数日後、安宅の関で死体となって発見された。

マリアと漣は大規模な希少動植物密売ルートの捜査中、得意取引先に不動産王ヒューがいることを掴む。

大東広告社員で24歳になる村久の恋人恵津子が失踪した。

光彦・小学校五年生の夏。クラスに軽井沢からの転校生・本島衣理がやって来た。

本人の知らぬ間に企画された浅見光彦34歳の誕生日会。

照れ屋の正義漢?身勝手な浅見光彦の友人?その実体は?ボクが浅見か、浅見がボクか、軽井沢のセンセが語る本音エッセイ。

生命保険加入丸一年まで、わずか二日を残し会社社長が自殺した。当然保険金は支払われない。

時は20XX年。

お馴染み、浅見家の須美ちゃんが、今度も名探偵っぷりを発揮します。

帽子、ソアラ、居候、旅、そして透明な正義感。内田康夫が作り上げた名探偵を愛す、すべてのひとへ贈る、魅力満載の作品集。

小学校の同窓会に出席した真杉伸子は、かつて彼女に惚れていた宮田治夫と久しぶりに会った。

2024年、東京五輪の連続開催を控える日本で「新型馬インフルエンザ」が発生。

南青山で交通事故に遭い死亡した男は、「ホトケノオデコ」という謎のダイイング・メッセージを残す。

浅見家の新年恒例行事に、百人一首によるカルタ会がある。その席で浅見光彦はカルタ界の女王朝倉理恵と決勝対決をし、辛勝。

製菓業界紙の社長が新潟県新津のホテルで殺害、現場に「白鳥の」という血文字が遺されていた。

新宿花園神社の取材中、頭の下に桟俵という藁細工が敷かれた死体を発見した浅見光彦。

<呪><恨><殺>そして<救い出して>-- 謎の血文字が病院に惨劇を呼び覚ます。

『活版印刷三日月堂』著者、新シリーズ始動! 書店員の職を失った一葉は、連句の場のもたらす深い繋がりに背中を押され新しい一歩を踏み出していく。

捕鯨問題の取材で南紀・太地を訪れた浅見光彦は、「くじらの博物館」の展示物を見つめ歪に笑う青い帽子の女を目撃する。

崇徳天皇に傾倒する男が経営する特別養護老人ホームで働く看護師・滋美。

鶴岡市で発見された身元不明の白骨死体。それが、すべての、終わりの始まり―天橋立で、「アマテラスの子」と呼ばれる神代静香。

炭鉱の街として一瞬の栄華をきわめた軍艦島。島で人が亡くなると、隣にある無人島、中ノ島で火葬されたという。

ススキノのクラブ「ユリアンヌ」に時折現れる謎めいたプロモーター白井。

母・雪江の発案で三河への旅に出かけた名探偵・浅見光彦。

「死」と題する萩原朔太郎の詩の内容そのままの死体が東京都下の桑畑で発見された。

警察小説のトップランナー・今野敏の人気シリーズ、 待望の最新刊! 俺たちの所轄(シマ)で暴力は許さない! 「ハマの用心棒」諸橋と陽気なラテン系の相棒・城島、 人間味溢れる刑事たちの活躍を描くスピンオフ集。

米穀卸商の坂本が水死体で発見された。死の直前の彼に電話をした人物は、浅見光彦の母・雪江だった。

浅見光彦に錦秋の京都での取材が舞い込んだ。

音楽教師、杉山博之が変死した。

四国を東西に貫く大河・吉野川。県は地域振興のため、この川の流域を「藍色回廊」と名付けた。