南紀殺人事件
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 | 2021年03月24日 南紀殺人事件 大学教授の和泉とその妻・麻子。二人が出合う、紀州に潜む三つの難事件とは? 南紀州の熊野那智、太地、龍神を主舞台に、内田作品の醍醐味を満載! 書籍初収録作品を含む、旅情ミステリーの魅力あふれる連作集が登場! 内田康夫没後三年特別出版!(「BOOK」データベースより) |
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| 本作は内田没後3年目に出版されました。題目から初めはまだ未公開作品か、と思いましたが、本作は、「南紀ミステリー紀行」で雑誌掲載されたものだそうです。3つの短編で構成されて、主人公は、大学教授の和泉氏と奥さん麻子さんです。一つめは、補陀楽渡海を再現することからの事件が起きる。これは後に「熊野古道殺人事件」のベースとなります。二つ目は、太地を舞台として、鯨をテーマとしたもの、これも、後に同名で、浅見シリーズとして、書き直し出版されました。三つめは、龍神温泉における謎の女をめぐる話。犯人とのハードボイルド的格闘は見ものです。「内田康夫と5人の名探偵」にも収載されています。と言うわけで目新しい作品ではないので断っておきます。 | ||||
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