恋人の過去と繋がる一冊の交換日記。本当に好きだった。

友達の死から始まった苦い夏休み。僕らは、幽霊に導かれて旅に出た。

青春小説の旗手・天沢夏月がおくる、迷える高校生たちの物語。 タイムカプセルに入っていた「今の自分」への手紙。

「久しぶり」そう言って、高校生のときに交通事故で死んだはずのクラスメイトがなぜか今目の前に立って笑っている。

剣道界で神童と呼ばれながら、師である祖父の死をきっかけに竹刀を握れなくなった天智。

ある秘密を抱えた月ヶ瀬和希は、知り合いのいない環境を求め離島の采岐島高校に進学した。

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。

なぜ少女は最愛の先生を殺さなければならなかったのか? 突如失踪した人気小説家・遥川悠真。

その並木道で出逢ったのは、 未来の「私」と過去の「私」。

あの頃の僕らはまだたくさんの高いものに世界を囲まれて、息苦しさを覚えていた。

人にはポイントがある。ルックス、学力、コミュ力。

選考に関わる全ての人の心を震わせた、第23回電撃小説大賞≪大賞≫受賞作　 大切な人の死から、どこかなげやりに生きてる僕。

ひとつきに二度、満月が見られるブルームーンの8月。17歳の僕は京都の嵐山にある祖母の家に帰省した。

僕は春が嫌いだ。

僕の人生は無色透明だった。日野真織と出会うまでは―。

命をひとつ犠牲にして、願いは複雑に絡み合う――。 「今年は最悪の夏休みだ。

自分で殺した女の子に恋をするなんて、どうかしている。 「私、死んじゃいました。

他人の嘘が分かる、不思議な力を持つ高校生、藤倉聖。だが、全ての人の嘘が分かるわけではない。

『人は水の中でも、空の向こうでも息苦しくて生きられない。大地を愛せ』それが現在に至るまで受け継がれた部族の教え。

中学時代、駅伝で全国大会を目指していた圭祐は、あと少しのところで出場を逃した。

“本の町”読長町に住み、書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。

鮮やかすぎる伏線回収!気鋭ミステリ作家の技巧が光る、笑いと涙の青春小説 「物語の主人公になって、劇的な人生を送りませんか?」 平凡な高校生・涼一は、日常をドラマに変える《フラッガーシステム》のモニターになる。

遠い未来、遠い惑星、黄昏を迎えた世界。私は遺跡の発掘物を利用するため、スクラップ工場で働いている。

失業中の青年・高坂賢吾と不登校の少女・佐薙ひじり。

叶えたい“願い”を持つすべての人に届けたい、ひと夏の忘却と運命の物語。 ある日、目の前に死神が立っていた。

「あなたを愛するために、ここまで来たんだもの」黒い海を越え、呪われた島にやってきた美しい少女、シュガーリア。

平凡な僕が唯一他の人と違うこと。それは人の死を予告する幻影を見る力があることだ。

突如転校してきた森山燐は不治の病を患っていた。俺は彼女と共に、ライブを演り、最高の時間を共に過ごし…そして、燐は死んだ。

離島へ逃げるように転校した僕が出会ったのは……感涙必至の青春成長小説! 中学生の頃、医師を目指していた川嶋有人は、ある出来事をきっかけに夢も未来も失ったと引きこもり生活を続けていた。

大人気恋愛漫画『やがて君になる』の外伝ノベライズが登場! 理解でもなく、諦めでもなく、そこにあるのは自分への納得。

「賭けをしませんか?」と受話器の向こうの女は言った。 「十二歳の夏、あなたは初鹿野さんに恋をしました。

いつのまにか密室になった教室。毎週必ず借り出される本。

ひとつきに二度、満月が見られるブルームーンの7月。

『―私は、夢に届かない』トラウマにより歌声を失い、プロのソリストの道から脱落した19歳の椿。

小学生の青斗が住む海沿いの田舎町には、ひとつの伝説があった。

いつも背中を追いかけていた、あの人への『憧れ』。夢の中で一緒に過ごした、海辺でのあの子との『友情』。

恋と、死闘と、異世界と。

これは命がけの恋物語。 七夕に奇跡が起きる――。

大好きな叔母・春桜(はるか)が宛名も書かず大切に手元に置いている手紙を見つけた甥の千景(ちかげ)。

「なかなか夜が明けなくて、明日にならなくてつらかった。

高2の女の子・蛍は修学旅行の途中、交通事故に遭い、命を落としてしまう。

読む順番によって変わる読後感!長い時を越えて紡がれる 大きな愛の回想録 十二歳の夏を過ごしていた少年・嵯峨愁。

ドSな探偵とちょっとドジな女子大生が喫茶店を舞台に贈るライトミステリー 天真爛漫で自己中な英国青年・ダニエルが再来し、謎解き勝負を仕掛けてきた。

静養を理由に、祖父母のいる海辺の田舎町へ移り住んだ新。唯一の日課は、夜の海辺を散歩すること。

僕は今でも君が好きだよ――映画化も決定、あの感動作が再びよみがえる! 不治の病「発光病」で入院したままの少女・渡良瀬まみず。

ある夫婦が営む古書店がある。鎌倉の片隅にひっそりと佇む「ビブリア古書堂」。

なぜ少年はテロリストになったのか――衝撃と感動が迫りくる慟哭ミステリー 「すべて、吹き飛んでしまえ」 突然の犯行予告のあとに起きた新宿駅爆破事件。

生きづらさを抱え、退屈な高校生活を送る僕に、ある日届いた１通のメール。

死んだっていい。 君と出会う前は、そう思っていた――。

かつて子どもだった すべての大人たちへ。郵便配達人・時任は、階段島での生活を気に入っていた。

人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。

余命を隠したまま恋人に別れを告げた主人公の嘘に涙する(『優しい嘘』冬野夜空)、命の期限が迫る中、ウエディングドレスを選びにいくふたりを描く(『世界でいちばんかわいいきみへ』此見えこ)、大好きだった彼の残した手紙がラスト予想外の感動を呼ぶ(『君のさいごの願い

目覚めると、私は闇の中にいた。交通事故により全身不随のうえ音も視覚も、五感の全てを奪われていたのだ。

これは終わった物語。夢と人生を食いつぶされたそれからのお話。

これは、僕が君に出逢い恋をしてから、君が僕に出逢うまでの、奇跡の物語。

最愛の人の死には三億円の価値がある――。壮絶で切ない最後の夏が始まる。