東京の有楽町と間違えて、おばけの町―幽落町に引っ越した僕・御城彼方。

黄昏と境界の街、幽落町に夏がやってきた。

あの世とこの世の狭間にある黄昏のまち・幽落町にも冬がやってきた。

草食男子大学生、森司に訪れた試練。それは簿記の試験と、美少女こよみへの片想いを妨害する昔なじみ(男)。

藍の卒業を祝し、オカ研の面々は温泉に出かけることに。

北海道・旭川の冬。僕・正太郎は、櫻子さんと親しい薔子さんに頼まれて、旭岳にある別荘に行くことに。

城下町・七凪町にある骨董店で、職人見習いとして働く荒木堅吾。

このたび晴れて大学生となり、独り暮らしを始めることになった僕―御城彼方が紹介された物件は、東京都狭間区幽落町の古いアパートだった。

大学祭間近の雪越大学。霊感系大学生の森司は、美少女こよみに焦れったい片想い中。

大学生が一番ときめく季節、夏。

同級生・壱の真っ直ぐな想いに、つれない態度をとってしまう晶水。

悪しき霊を討つ者・鳴弦師の母を亡くしてから数ヶ月―久遠明は、かつて鳴弦師だった叔父の倫太郎と、その式神で猫の多聞が営む古書修繕店・遠鳴堂に身を寄せていた。

年の瀬も押し迫ったある日、オカルト研究会に奇妙な依頼が。絵画愛好会主催の、卒業生のための展示会。

高校二年生になった正太郎。

他人の夢に潜る「夢見」能力をもつ高校生の壱。事故で母親を失い、悪夢に悩まされていた同級生の晶水も彼に助けられた一人。

悪夢に悩まされるスタイル抜群の女子高生・晶水。クラスで孤立した彼女に、なぜかまとわりつくお調子者の同級生・壱。

元イケメン俳優で料理人見習いの海里が働く定食屋「ばんめし屋」に、海里の兄の友人で刑事の涼彦がやってきた。

郵便配達中に、花木瞳子は不思議な封書に気付く。宛先も差出人も不明。

小説家の端くれ・緒方司貴のもとに遠野から謎の宅配便が届いた。

道郎の通う帝陽美術大学の上空に突如、カラスの大群が現れた。

年の瀬、約33億枚の年賀ハガキの配達に追われる中、郵便局員の花木瞳子は行方不明となった先輩を捜索していた。

高校に入学した皆人が出会ったハル先輩は、筋金入りの妖怪マニア。

「生年月日と人生の相関性を対象とする数千年規模の数理解析―それが四柱推命。つまり、統計科学です」。

雪まだ深い春休み。大学生の森司は、来たるホワイトデイのことで気もそぞろ。

櫻子と捜査中に怪我を負った正太郎。櫻子はこれ以上正太郎を危険にさらすまいと、距離を置くことにする。

陸の孤島・藤ヶ谷台村にピクニック気分で訪れた高校生・智樹たちは驚愕の事件に巻き込まれてゆく。

「この想いをあなたに伝えることをお許しください」―。夏休み、海釣りに出かけた皆人達は奇妙な恋文が入った小瓶を拾う。

幽霊が視えてしまう体質の大学生、八神森司。その能力を生かし(?)、オカルト研究会で、美少女こよみに密かに片想い中。

正太郎のもとに届いた衝撃的な写真。それは、心を通わせた愛犬の無残な写真だった。

喫茶店エメラルドに、金髪碧眼の美少年・ダニエルがやってきた。

しんと静まった真夜中を旅する怪しい集団。

たとえば、苔むして古びた水路の先、住宅街にひしめく路地のつきあたり。

人の心の動きを香りとして感じとる力を持つ、高校二年生の香乃は祖母が営む香り専門店『花月香房』に暮らしている。

浅草の一角で、町並みに溶け込むかのように佇む栗丸堂。最近店を継いだ若い主人の名は栗田仁という。

郵便配達人として、今日も明日も元気に手紙を届ける花木瞳子。彼女は小さな好奇心から、配達すべき封書の中身を盗み見てしまう。

キャンパスの中心にそびえ立つ時計塔。その最上部の小部屋にある鏡に祈りを捧げると、死者と再会できるという伝説がある。

平凡な高校生の正太郎と、鋭い観察眼を持つ骨フェチ美女の櫻子。

「賭けをしませんか?」と受話器の向こうの女は言った。 「十二歳の夏、あなたは初鹿野さんに恋をしました。

どうやら俺の人生には、今後何一つ良いことがないらしい。寿命の“査定価格”が一年につき一万円ぽっちだったのは、そのせいだ。

二周目の人生は、十歳のクリスマスから始まった。

からくも一家心中の運命から逃れた少年・タカシ。辿りついた南の島は、不思議で満ちあふれていた。

これは僕の失恋であり、同時に、初恋の物語だ。七草は引き算の魔女を知っていますか――。

浅草の仲見世通りから少し外れると、懐かしい雰囲気の和菓子屋が見えてくる。

あの頃の僕らは、誰かのヒーローになりたかった。クリスマスを目前に控えた階段島を事件が襲う。

泣いて笑って喜んで、妖怪と心でつながる家族の輪 迷家荘に新たな珍客現る!? 司貴&童子コンビの過去を知る"女の子の座敷童子"、迷える可愛いさとり少女、好々爺のぬらりひょん。

NYに到着後、一弥の姉・瑠璃の家に身を寄せたヴィクトリカと一弥。

涙も笑いもすべて受け止めて。人をつなぐ和菓子の物語、完結 浅草に夏がやってきた。

怪しい健康食品会社に勤める真城は霊が視えてしまう特殊体質。気味の悪い霊の出現と毎日の仕事にウンザリしていた。

悩みを抱えた女子大生の綱島響子が依頼に訪れたのは、「異常・怪奇・不可解請け負いマス」と謳う怪しさ満点の『探偵事務所ANSWER』。

東京都の果ての美しい島。少女、椰々子は、死者を通し預言を聞く力を持ち、不吉だと疎まれている。

北海道は旭川。僕、正太郎は、骨を偏愛する美女、櫻子さんと、担任の磯崎先生と共に、森へフィールドワークへ出かける。

新聞部の創設。柏原第二高校に転校してきた安達は、島で唯一の小学生・相原大地のために部活動を始めることを提唱する。

大切な人の死を知る度に、時計の針は何度でも過去へと巻き戻る。

ゴミ屋敷にはなんでもあるんだよ。ゴミ屋敷なめんな―特殊清掃員の俺は、ある一軒家の清掃をすることに、期間は2日。

見聞きしたことを絶対に忘れない能力を持つ高校生・浅井ケイ。世界を三日巻き戻す能力・リセットを持つ少女・春埼美空。

奇妙で凄惨な自死事件が続いた。被害者たちは、かつて自分が行った殺人と同じ手口で命を絶っていく。