観音さまが見下ろす街で、コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営む気丈なおばあさん、杉浦草。

街中で喪服姿の妻を見かけ不審を抱いた慎一は、弔われた故人の名が、結婚前の妻と同じ「斉藤響子」だったことを知る。

コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」の近くに、ライバル店「つづら」が開店した。

紅雲町にある五軒だけの小さな商店街「ヤナギ・ショッピング・ストリート」。

祖母のかわりに、札付きの外国人専門アパート「ランタン楼」の大家となった青年の、悪戦苦闘の日々。

一年前のあの日、香映は自殺してしまった。何の前触れもなく。

中学3年生の滝本望は祖母と神楽坂でふたり暮らしをしている。

北関東の小さな町で、コーヒー豆と和食器を扱う店「小蔵屋」を営むおばあさん、杉浦草。

中学生の望と祖母のお蔦さんが暮らす神楽坂。けれど周囲では次々と事件が発生し、2人暮らしの日々は何かと騒がしい……。

砂浜におりる階段の下にころがった死体がアンジェラのものなら、誰もが他殺と決めてかかり、少しも驚かなかったろう。

浅草の仲見世通りから少し外れると、懐かしい雰囲気の和菓子屋が見えてくる。

「このあたりでは評判らしいですよ。

父が遺したアトリエ兼自宅で革製品の修理をして生計を立てている透子。

春めく浅草は、今日も多くの人でにぎわう。そんな陽気につられてか、甘味処栗丸堂はどこか落ち着かない。

計75万部突破、人気シリーズ第9弾! 助けを求めているのは、いったい誰? 一枚のメモが謎を呼ぶ。

「靖子先生、そういう謎を解くのが得意なんです。

僕の名は有馬次郎。京都でも指折りの貧乏寺、大悲閣千光寺の寺男だ。

仕事はできるが運の悪い女探偵・葉村晶が帰ってきた! ミステリ専門店でバイト中の女探偵葉村晶は、元女優に二十年前に家出した娘探しを依頼される。

高校生になった滝本望は祖母と神楽坂でふたり暮らしをしている。

天才的な版画家が美しい蝶の木版画を残して失踪した。

ルーム・クリーナー、電話相談、興信所。

善い人ばかりが住むと評判の長屋に、ひょんなことから錠前職人の加助が住み始めた。

涙も笑いもすべて受け止めて。人をつなぐ和菓子の物語、完結 浅草に夏がやってきた。

葉崎FMで放送される「みんなの不幸」は、リスナーの赤裸々な不幸自慢が人気のコーナーだ。そこに届いた一通の投書。

誰彼なしに顎でつかい、お高くとまった言動は数知れず。

100匹を超える猫と、息つく間もなく起こるトラブル。“猫島”にひとりのおまわりさんは、今日もてんてこまい。

凶悪な死刑囚に届いたファンレター。

あの世とこの世の狭間にある黄昏のまち・幽落町にも冬がやってきた。

物語は「初恋」で始まり「再恋」で終わる―。

早朝にひっそり営業しているスープ屋「しずく」では、シェフ・麻野が美味しい日替わりスープを提供し、お客の悩みを優しく解決してくれる。

「自分が食べるためにこそ、おいしいものを作らなきゃ」菜の花食堂の料理教室は今日も大盛況。

三社祭の夜。葵の笑顔に秘められた過去を、栗田は垣間見る。

果てしない未来と、果てしない不安。甘いお菓子が、必要だ。

累計33万部突破の人気シリーズ第4弾! 早朝にひっそりと営業しているスープ屋「しずく」には、今日もさまざまな悩みや謎が舞い込んでくる。

書店員がその年一番売りたい本を選ぶ書店大賞。今夜はその授賞式。

「紅雲町珈琲屋こよみ」の著者が放つ書き下ろしサスペンス! タクシードライバーの千春には、正当防衛で人を殺した過去があった。

人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業――これぞ江戸怪談の最高峰! 塩断ちを機に次々と家族を襲った身も凍るほどの怪異、妖を呼び寄せる声をもった女中の奉公話、世にも奇妙な写本の話……人間の愚かさ、残酷さ、哀しみ、業――清濁すべての感情を併せ呑む、

正式に探偵社に入社した井上雅也。だが、地味な仕事続きで不満気味。

元イケメン俳優で料理人見習いの海里が働く定食屋「ばんめし屋」に、海里の兄の友人で刑事の涼彦がやってきた。

駅ビルの書店で働く杏子のもとに、長野に住む元同僚・美保から手紙が届いた。

福島の田舎町で、ポルノ漫画家の母と暮らす男子高生・海色。

「とある地方の小さな書店が経営の危機にあるらしい」よくある悲しい噂のひとつだと思っていたが、書店営業仲間の女性がそのことを妙に気にしていて…。

人の家の不幸に群がって、あなたは恥ずかしくないんですか?週刊誌は、空振りやムダの積み重ねで出来ている。

下町の小さなフレンチ・レストラン、ビストロ・パ・マル。

花陽の医大受験を目前に控え、春を待つ堀田家。

「いいよんさんわん」―近所に住む老人から託されたという謎の探求書リスト。

亡き妻・掬子に見守られながら、娘のこいしと食堂を営む鴨川流のもとには、多くの迷い人が訪れる。

カワイイ至上主義の世界に放り込まれた男子の運命は!? 少女向けファッション誌の新米男子編集者・佳孝はくせ者揃いのスタッフや年下のモデル達、かわいい洋服や小物に囲まれ悪戦苦闘!

おちかに代わり三島屋次男坊・富次郎が新たな聞き手に。心揺さぶる極上の江戸怪談、新章突入─。

黒毛艶やかな猫として、死神クロは地上に降り立った。町に漂う地縛霊らを救うのだ。

「ファンの正体を見破れる店員のいる店で、サイン会を開きたい」―若手ミステリ作家のちょっと変わった要望に名乗りを上げた成風堂だが…。

若だんなと長崎屋の妖(あやかし)たちが、不幸のどん底に!? 大人気「しゃばけ」シリーズ最新刊! 病弱若だんなの許嫁・於りんの実家から人がいなくなっちゃったってぇ! まさか一家で夜逃げ……? こんな一大事に、兄やの仁吉は嫁取りを強要され、しかもお相手は天狗の

父危篤の報せに病院へ急ぐ会社員、納期が迫ったITエンジニア、背後から痴漢の手が忍び寄る美人―それぞれの場所へ向かう人々を乗せた夜の満員電車が、事故で運転を見合わせる。

葉村の働く書店で“鉄道ミステリフェア”の目玉として借りた弾痕のあるABC時刻表が盗難にあう。

働かず、ひたすら酒代をせびる父から逃げるため、泥酔した父の前に農薬の小瓶をおいた青年・聖人。

累計52万部突破の大人気『スープ屋しずく』シリーズ最新刊は、四季折々のミネストローネが人々の心をつなぐストーリー。