ニート探偵アリスとその助手である僕は、深刻な事件の合間にも、ばかばかしくてつまらない、けれど忘れられない揉め事にいくつも巻き込まれている。

年末年始、四代目を悩ませていたのは頻発する雀荘荒らしだった。

あの男が戻ってきた―四代目率いる不良少年チーム・平坂組の、もう一人の創設者、平坂。

高校の文化祭が押し迫る晩秋、ラーメンはなまるにやってきたのは、チャイナマフィアの後継者兄妹。

彩夏が戻ってきた。冬の事件の後遺症で、僕との過去をみんな忘れて―。

「ただの探偵じゃない。ニート探偵だ。

春休みのある日、NEET探偵事務所に駆け込んできた依頼主は、変にテンションの高いタイ人の女の子だった。

突然、雨の路上に立っている自分に気づいた神田健一郎。傘も持っておらず、なぜか右手には血まみれの果物ナイフ。

太平洋の真ん中、赤道直下に浮かぶ、名前のない小さな島。

クリスマス当日、ヴィクトリカが所望したのは、15個の謎―必死で謎を集める一弥は、村に起こりつつある異変に気づく。

クリスマス直前の気分に華やぐ聖マルグリット学園。だが、外の世界では「2度目の嵐」が迫りつつあった。

恋人の過去と繋がる一冊の交換日記。本当に好きだった。

双貌塔イゼルマに住む究極の美を持つとされる黄金姫・白銀姫。

親を亡くし、親戚中をたらいまわしにされる不幸な少女、勇希。

聖なるその日、雪の午後に明かされるそれぞれの「秘密」--警部グレヴィールのせつない初恋、ヴィクトリカの“ライバル”アブリルに向ける思い……名コンビ最後の平和な日々と来るべき嵐の予感を描く連作集。

「帰りたい」と少年は強く願った。「一緒に」と少女は強く思った。

少年は、迷いの中にあった。一度は、救い出すことができた。

将来何者かになる幻想だけを抱きながら何者にもなれず、大学を留年しながらブログやアフィリエイトで小銭を稼ぐ生活を送っていた葉山理久央。

石橋を叩いても渡らない心配性の高校生・中崎夕也はある夜、七不思議を司る精霊・テンコと出会う。

退屈な日常から抜け出したいと思いながら毎日を過ごすシニカル男子・野々村。

11月19日午前6時42分、僕は彼女に再会した。誰よりも真っ直ぐで、正しく、凛々しい少女、真辺由宇。

第23回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》受賞作! 留年の危機に瀕するダメ学生・奈緒崎はひょんなことから、秀才でひきこもりの映画オタク・嗄井戸と出会う。

―ぼくは、彼女が誰なのかわからない。

小学生の青斗が住む海沿いの田舎町には、ひとつの伝説があった。

声の色が見える僕は、透明な君に恋をした。

ひとつきに二度、満月が見られるブルームーンの7月。