ゐのした時空大サーカス
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「チョウたちの時間」で時間をテーマとしてから10年、もう一つの時間をテーマとした作品がこれである。しかし、SF的な本格時間テーマは、このあとすぐ出た、宝石泥棒IIであろう。それでも、時間はSF作家としては避けて通れないテーマであり、この時期、時間について関心があったことが分かる。 | ||||
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事故によって母船から遭難した人達が、母船に一人残ってシグナルを発信し続ける“G”を探して30億年を放浪する、それがゐのしたサーカス。我々人類には本来時間を移動する能力があるのに、それをいつの間にか自ら封印してしまった、というのです。このベース設定からするとSFなのですが、ドラマとして描かれているのは中年男の悲哀と、記憶です(なにしろ時間テーマのSFだから)。ある種、神テーマSFともいえなくもありませんが、本作でのそれはおまけ程度。作者は本作で中年男の断章と、旅回り芸人(三流サーカス団)の没落(=時代の変遷)を描きたかっただけで、時間テーマはそれだけでは売れないから入れた要素ではないでしょうか……?とはいえ、それにしては時間に関するSF的思弁は興味深すぎます。つい作者の才能が溢れてしまった、というところでしょうか。 | ||||
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事故によって母船から遭難した人達が、母船に一人残ってシグナルを発信し続ける“G”を探して30億年を放浪する、それがゐのしたサーカス。 我々人類には本来時間を移動する能力があるのに、それをいつの間にか自ら封印してしまった、というのです。 このベース設定からするとSFなのですが、ドラマとして描かれているのは中年男の悲哀と、記憶です(なにしろ時間テーマのSFだから)。 ある種、神テーマSFともいえなくもありませんが、本作でのそれはおまけ程度。 作者は本作で中年男の断章と、旅回り芸人(三流サーカス団)の没落(=時代の変遷)を描きたかっただけで、時間テーマはそれだけでは売れないから入れた要素ではないでしょうか……? とはいえ、それにしては時間に関するSF的思弁は興味深すぎます。 つい作者の才能が溢れてしまった、というところでしょうか。 | ||||
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