崑崙遊撃隊
- 冒険ミステリ (37)
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山田正紀の本質はSF作家だと思うし、本書もSF長編と銘打たれているが、SF成分は薄く、秘境冒険もののエンタメ作であった。 主人公を始め、キャラも立っており、ストーリーテリングも巧みな、小説巧者の作者らしい好作と思った。自殺願望を抱えているらしい主人公の、剣歯虎との出会いからストーリーを始め、彼の謎めいた過去が明らかになるに連れて、徐々に全体のストーリーの背景が見えて来る書き方は、小説作法の見本のような巧みさを感じた。 ただ私個人の感想として、崑崙と言う地に対するイメージが全くなく、この地を制すれば中国全土を制する事になるーそのため日本軍が狙う、と言うストーリーの根幹部分にリアリティーを感じる事が出来なかった。設定がリアルなだけに、やや古さを感じてしまって残念だったのが、正直な感想である。 | ||||
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面白かったのひと言に尽きる。 本作はまだ作者が若かった時の作品だけに、ペンに勢いがある。 山田正紀の才能は本物だと思いました。 秘境探検ものの傑作だ。 | ||||
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著者の数作ある秘境探検ものの一冊。 昭和八年、上海事変、満州国建国と動乱の真っ只中にあった中国に、男たちが集められる。日本人の青年、謎の美少年、秘密諜報員、中国人の殺し屋に馬賊の頭目。一癖二癖ある五人の男たちが、それぞれの思惑を胸に秘め、ゴビ砂漠の彼方にあるという伝説の理想郷・崑崙目指して旅立った。 秘められた過去、道ならぬ恋、裏切りあり戦闘あり、怪獣も出れば神も出る。まさに何でもあり、エンターテイメントに徹した作品で、ページをめくるのももどかしく思える一作です。 難を言えば、物語の展開が早すぎる感のあること。いい味を出している男が五人もいるのだから、一人一人についてもっとじっくりこってりと書いてほしかったです。まぁ、要はもっともっと読んでいたかったということなのですが。 それにしても、本格ミステリからSF、冒険ものまでさまざまなジャンルで第一級のエンターテイメント作品を書き続けている著者のパワーとバイタリティーとイマジネーション、ほんと、すごいですねぇ。 | ||||
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関東軍が中国を占拠していた頃の話です。ゴビ砂漠のどこかにあるといわれている幻の土地、崑崙。ここを制すものは中国を制することが出来るといわれています。ひょんなことから5人の男たちが崑崙を探しに旅立つことになった。それぞれ別の想いを持ちながら、辛く厳しい旅をしています。適当にリアルで、時々ファンタジーが入っているこの作品は冒険物として読むとわりと面白いと思います。神様の怒りには触れてはいけないということですね。 | ||||
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それぞれ、過去や事情を抱えた4人の男の崑崙を目指す冒険談。過去や事情は、ステレオタイプなもので、安心して読めました。一方で、砂漠からXXが現れたり、巨大なXXが空を飛んだりと少し「はちゃめちゃ」な面も。この「ステレオタイプ」と「はちゃめちゃ」の組み合わせで進む物語が、妙に面白い。楽しく読めました。あと、予想した男たちの最後は、見事に裏切られました。 | ||||
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