天使の殺人

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種別
長編
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あらすじ

2002年02月22日 天使の殺人[完全版] (創元推理文庫)

このミステリの犯人は天使です。しかし探偵役もまた天使が務めます。一方、このミステリは「犯人捜し」の物語であると同時に、死者と探偵が誰なのか判らず、しかも「天使の殺人」の作者さえ判らない、という作品なのです。どうしてそういうことになるのかは、直接本文をお読みください―実験推理のパイオニア・辻真先の代表作を、幻の戯曲版と合わせ“完全版”として文庫化。(「BOOK」データベースより)

評判

天使の殺人の評価:

0.00/10点 レビュー 0件。 C ランク

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天使の殺人の総合評価:

9.50/10点 レビュー 4件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.4
(5pt)

天使が「犯人」で「探偵」!?

大劇魔団の推理劇「天使の殺人」の主役・北風みね子役の
オーディションに向け、三人の女優が南の孤島で合宿していた。

そんな折り、北風みね子が死んだという報せが東京の劇団に届く。
それは果たして、三人のうちの誰の死のことを言っているのか?

演出家の青江は、台風のために音信不通となった孤島に向かうのだが……。

作中作と作中現実が不規則に交錯し、絶えず虚構と現実の往還が
なされるため、単純な入れ子構造とはいえない異色のメタ・ミステリ。

登場人物の生殺与奪を思うがままにできる二人の天使が、試行錯誤しながら、
矛盾のない事件の「解決」を捏造するという趣向(「犯人」と「探偵」の兼務)は、
当時としては斬新だったと思います。

また、このほかにも作中劇の戯曲の作者探しという趣向もあり、
著者の旺盛な実験精神が遺憾なく発揮された作品といえます。
天使の殺人[完全版] (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の殺人[完全版] (創元推理文庫)より
4488405126
No.3
(4pt)

天使の殺人

1983年に大和書房から出た単行本の文庫化。加筆・訂正あり。
 さらに、1983年に銀座・みゆき館劇場で上演された芝居のシナリオが併録されている。こちらは本になるのは初めて。
 小説版とシナリオ版では、筋立てや場面、結末などに大きな異同がある。両方、読み比べてみると面白いだろう。
 辻真先氏の初期の作品に見られる、大がかりな(メタ)トリックのひとつ。ストーリーや小説としての面白さはともかく、発想としては興味深い。どちらかというと、シナリオ版の方がスッキリとまとまっているような。アイディアだけがシンプルに提示される形だからだろうか。
 天使というのも、なかなか大変なものだ。
天使の殺人[完全版] (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の殺人[完全版] (創元推理文庫)より
4488405126
No.2
(5pt)

イリュージョン

長らく入手困難だった幻の傑作。
いわゆるメタ・ミステリの一種と‥‥否、そんな生温いもんじゃないですなこれは。
超絶技巧、空前絶後、怒涛の世界反転が読者に襲い掛かります。犯人は誰?被害者は誰?探偵は?そして作者まで判らない!
それでも、目眩が起こるほどの魔法をかけられながらも、実に楽しいのです。笑顔で読み進められます。そしてキッチリ筋道が立つのです。
天才の小説です(断言)。
「完全版」ということで、幻の「戯曲版」も収録。これがまた傑作です。因みに本編とは結末が異なります。凄い。
天使の殺人[完全版] (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 天使の殺人[完全版] (創元推理文庫)より
4488405126
No.1
(5pt)

天使が「犯人」で「探偵」!?

大劇魔団の推理劇「天使の殺人」の主役・北風みね子役の
オーディションに向け、三人の女優が南の孤島で合宿していた。

そんな折り、北風みね子が死んだという報せが東京の劇団に届く。
それは果たして、三人のうちの誰の死のことを言っているのか?

演出家の青江は、台風のために音信不通となった孤島に向かうのだが……。

作中作と作中現実が不規則に交錯し、絶えず虚構と現実の往還が
なされるため、単純な入れ子構造とはいえない異色のメタ・ミステリ。

登場人物の生殺与奪を思うがままにできる二人の天使が、試行錯誤しながら、
矛盾のない事件の「解決」を捏造するという趣向(「犯人」と「探偵」の兼務)は、
当時としては斬新だったと思います。

また、このほかにも作中劇の戯曲の作者探しという趣向もあり、
著者の旺盛な実験精神が遺憾なく発揮された作品といえます。
天使の殺人 Amazon書評・レビュー: 天使の殺人より
4479510133
No.0
(4pt)

天使の殺人

1983年に大和書房から出た単行本の文庫化。加筆・訂正あり。
 さらに、1983年に銀座・みゆき館劇場で上演された芝居のシナリオが併録されている。こちらは本になるのは初めて。
 小説版とシナリオ版では、筋立てや場面、結末などに大きな異同がある。両方、読み比べてみると面白いだろう。
 辻真先氏の初期の作品に見られる、大がかりな(メタ)トリックのひとつ。ストーリーや小説としての面白さはともかく、発想としては興味深い。どちらかというと、シナリオ版の方がスッキリとまとまっているような。アイディアだけがシンプルに提示される形だからだろうか。
 天使というのも、なかなか大変なものだ。
天使の殺人 Amazon書評・レビュー: 天使の殺人より
4479510133

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