殺人への扉



    ※タグの編集はログイン後行えます

    【この小説が収録されている参考書籍】
    オスダメ平均点

    0.00pt (10max) / 0件

    0.00pt (10max) / 0件

    Amazon平均点

    4.00pt ( 5max) / 2件

    楽天平均点

    0.00pt ( 5max) / 0件

    みんなの オススメpt
      自由に投票してください!!
    0pt
    サイト内ランク []-
    ミステリ成分 []
      この作品はミステリ?
      自由に投票してください!!

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    0.00pt

    ←非ミステリ

    ミステリ→

    ↑現実的

    ↓幻想的

    初公開日(参考)2008年06月
    分類

    長編小説

    閲覧回数1,306回
    お気に入りにされた回数0
    読書済みに登録された回数0

    ■このページのURL

    ■報告関係
    ※気になる点がありましたらお知らせください。

    殺人への扉 (海外ミステリGem Collection)

    2008年06月01日 殺人への扉 (海外ミステリGem Collection)

    クリスティを彷彿させる軽妙洒脱な本格ミステリ。世間の目を避け遁世生活を送る未亡人。彼女の身の周りに降りかかる不可解な話を聞かされた、アマチュア探偵ヘンリー・ガーメッジは捜査に乗り出すことになる。次第に解き明かされていく「扉のない家」の正体とは。 (「BOOK」データベースより)




    書評・レビュー点数毎のグラフです平均点0.00pt

    殺人への扉の総合評価:8.00/10点レビュー 2件。-ランク


    ■スポンサードリンク


    サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

    新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

    現在レビューがありません


    ※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
    未読の方はご注意ください

    No.2:
    (4pt)

    地味ですが玄人も唸らせる巧緻な仕掛けを秘めた女流本格ミステリの秀作です。

    アメリカのミステリー黄金時代の一翼を担った女流推理作家デイリーの知られざる秀作と呼び声が高い長編第3作の紹介です。著者の作品が紹介されるのはこれがようやく3冊目で、残念ながらこれまで日本では知名度が低く冷遇されて来たといって良いでしょう。しかし、あの英国ミステリーの女王クリスティー女史が著者を愛好していたという逸話が残っており、相当の実力の持主であった事が窺えます。著者は1940年に62歳という高齢でデビューし、その後11年間で合計16冊の長編ミステリーを執筆されました。全ての作品に登場する名探偵は古書研究家のヘンリー・ガーメッジで、本書を読むとわかりますが評価が難しく読者の好き嫌いが極端に分かれそうな人物です。彼は一見気難しそうに見え容疑者に対しては強面で厳しい態度を取る怖い人物で、優しさや温かさとは殆ど無縁に思えます。仲間に対しても秘密主義で何を考えているのか疑問に思う時がありますし、本書では何と貴重な証拠を無造作に扱いますので読者は面食らってしまうでしょう。こんなに風変わりで型破りな人物ですので、探偵として愛され人気を獲得するのはかなり難しいだろうなと思えます。強いて彼の良い面を上げますと自分は表に出たがらず謙虚で、型通りの解決方法にこだわらず信念を持って自分の考える最良の道を選択する柔軟さでしょうか。それは時に法の枠外に食み出す危険性も内包しているのですが。本書はこんな探偵が活躍する事件だけあって一筋縄では行かない相当にねじれた代物で、ミステリーを読み慣れた人でも梃子摺らされ最後に著者の巧緻に満ちた策略に唸らされる事を確言致します。惜しむらくは著者が玄人好みの地味で渋い作風なのに加えユーモアに乏しい事が災いして万人の支持を得られなかったのだと思います。それでも、こんなに型破りで予想が困難なミステリーは今時貴重ですので未訳作品を今後も紹介して頂きたいと強く望みます。
    殺人への扉 (海外ミステリGem Collection)Amazon書評・レビュー:殺人への扉 (海外ミステリGem Collection)より
    4860952634
    No.1:
    (4pt)

    地味ですが玄人も唸らせる巧緻な仕掛けを秘めた女流本格ミステリの秀作です。

    アメリカのミステリー黄金時代の一翼を担った女流推理作家デイリーの知られざる秀作と呼び声が高い長編第3作の紹介です。著者の作品が紹介されるのはこれがようやく3冊目で、残念ながらこれまで日本では知名度が低く冷遇されて来たといって良いでしょう。しかし、あの英国ミステリーの女王クリスティー女史が著者を愛好していたという逸話が残っており、相当の実力の持主であった事が窺えます。著者は1940年に62歳という高齢でデビューし、その後11年間で合計16冊の長編ミステリーを執筆されました。全ての作品に登場する名探偵は古書研究家のヘンリー・ガーメッジで、本書を読むとわかりますが評価が難しく読者の好き嫌いが極端に分かれそうな人物です。彼は一見気難しそうに見え容疑者に対しては強面で厳しい態度を取る怖い人物で、優しさや温かさとは殆ど無縁に思えます。仲間に対しても秘密主義で何を考えているのか疑問に思う時がありますし、本書では何と貴重な証拠を無造作に扱いますので読者は面食らってしまうでしょう。こんなに風変わりで型破りな人物ですので、探偵として愛され人気を獲得するのはかなり難しいだろうなと思えます。強いて彼の良い面を上げますと自分は表に出たがらず謙虚で、型通りの解決方法にこだわらず信念を持って自分の考える最良の道を選択する柔軟さでしょうか。それは時に法の枠外に食み出す危険性も内包しているのですが。本書はこんな探偵が活躍する事件だけあって一筋縄では行かない相当にねじれた代物で、ミステリーを読み慣れた人でも梃子摺らされ最後に著者の巧緻に満ちた策略に唸らされる事を確言致します。惜しむらくは著者が玄人好みの地味で渋い作風なのに加えユーモアに乏しい事が災いして万人の支持を得られなかったのだと思います。それでも、こんなに型破りで予想が困難なミステリーは今時貴重ですので未訳作品を今後も紹介して頂きたいと強く望みます。
    殺人への扉 (海外ミステリGem Collection)Amazon書評・レビュー:殺人への扉 (海外ミステリGem Collection)より
    4860952634



    その他、Amazon書評・レビューが 2件あります。
    Amazon書評・レビューを見る     


    スポンサードリンク