ウィンブルドンの毒殺魔



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初公開日(参考)1993年04月
分類

長編小説

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ウィンブルドンの毒殺魔 (ハヤカワ ポケット ミステリ)

1993年04月01日 ウィンブルドンの毒殺魔 (ハヤカワ ポケット ミステリ)

妻を殺そう。そう思いたってからというもの、ヘンリーの頭の中は、太った醜悪な妻をどうやったら始末できるかということで、いっぱいだった。絞め殺す。崖からつきおとす?それとも、自動車に細工して事故に見せかける。いや、毒殺がいい。毒殺こそ、わが大英帝国の伝統と誇りにつちかわれてきた、秘めやかで美的な殺人方法だ。これでいくしかない。手段が決まると、ヘンリーはさっそく下調べをはじめ、タリウムという無味無臭の毒薬があるのを知った。これを料理にふりかければ、健康食品しか食べない妻のエリナーも、なんの疑いももたずに口にするだろう。だが、ヘンリーの細やかな気配りと努力にもかかわらず、妻はそう簡単に毒殺させてはくれなかった。のどかな郊外住宅地を舞台に、さえない中年男が妻をこの世から抹殺すべく、あの手この手の大奮闘をくりひろげる、ブラック・ユーモアたっぷりの英国ミステリ。(「BOOK」データベースより)




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ウィンブルドンの毒殺魔の総合評価:8.00/10点レビュー 1件。-ランク


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No.1:
(4pt)

毒殺魔の話ではないし、ミステリですらありません

ハヤカワのポケミスには、たまになぜこれがラインナップに?という普通の小説の良作があります。そのひとつ「卵をめぐる祖父の戦争」を読んでいて思い出したのですが、実はこれもその典型です。

背表紙だけ見ていては決してわかりませんが、主人公は毒殺魔なんかでは全くないし、「ユーモア」とつけたとしても、そもそもミステリですらありません。
倦怠期のあげく妻を憎むに至ってしまった中年男性が、若いころの恋愛感情の再燃にはほど遠いものの、妻への愛と心の穏やかさを取り戻す、という、いわば「よくある話」です。それが大まじめな主人公の語り口で味わい深く感じられ、思い込みだけ大冒険の平穏な日常がいきいきと趣のあるものに見えてくるのです。
起伏の少ない、まさにイギリスの普通の小説です。

なにか叢書に含めるなら、本来、白水Uブックスあたりに入っているべきだった本です。
タイトルと、コアなミステリファン御用達のポケミスのイメージのせいで手を出さない人がいるともったいないと思います。
ウィンブルドンの毒殺魔 (ハヤカワ ポケット ミステリ)Amazon書評・レビュー:ウィンブルドンの毒殺魔 (ハヤカワ ポケット ミステリ)より
4150015961



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