さよならを告げた夜
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本作はハードボイルド小説の文法を優等生的にフォローした作品です。日本人のハードボイルド巻には俳優ハンフリーボガートの演じた探偵役の影響が大と思いますが、これはどうやらアメリカにもあるらしく作中に「ボガートのスペードはよかったな」とか「作者は誰だっけ」など、ボガートファンなら思わずニンマリする箇所があります。 同業の探偵が自殺して妻と娘が行方不明という事件がおきます。息子は絶対自殺するような男ではないという父親の依頼で主人公、リンカーンペリーの登場です。正統派らしく謎解きにウェイトがおかれ、敵役もちょっぴり悪いのから、中悪、大悪と多彩です、窮地に瀕しても口にだされるヒネリの効いたセリフ、銃器の扱いも殴りあいもそこはプロフェッショナル、美女の誘惑には負けそうだが負けそうなフリをして実は読者も一本取られた感じの推理の冴えをみせたり、これぞハードボイルドの定石が作中のあちこちにちりばめられています。 このように正統派ではあるのですが、いまいちハードボイルドファンとしてもろ手で格好いいぞと拍手できないのは主人公の「渋み」のなさのためでしょうか。作者も主人公も20歳台なので仕方がないのですが、人生の酸いも甘いも知り尽くした年輪とか翳がないとやはり渋みはでてこないのです。ホンのチョイ出なのですがロシアマフィアのボスの用心棒、氷河の氷のような瞳をもつソールがいかにもハードボイルドという感じで脇役としなかなか格好良い登場をします。ソールがペリー君にいいます。「ボスが言っていた。困った時がきたらいつでも遠慮せず声をかけてくれとのことだ」昔の恩義をわすれぬ悪役が主人公達を手助けするというのもハードボイルド小説ではよく使われる手です。(ロングバージョンのレビューは [...]のレジャー→エンタメでどうぞ) | ||||
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面白くないわけではありませんが、重厚さは感じられません。 軽い探偵小説といった感じでしょうか。 人物が出てくる事によって謎が深まる訳ですが、 マフィアも大富豪も附属的登場にしか感じられなくなります。 もう少し個々の人物について重いほうがよかったのでは? デビュー作だそうだし、シリーズ化のようなので、次回作に期待かな。 | ||||
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