プードルの身代金
- 誘拐ミステリ (101)
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著者本人もお気に入りの本作は、まさにハイスミスの面目躍如だと思います。 | ||||
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ある夫婦が飼っているプードルが誘拐され脅迫状が届くが・・・というお話。 という上記の騒動は、作品の冒頭で展開されるだけで、そこから起こる様々な波紋や人間関係に筆を費やしたサスペンス。 冒頭の脅迫状の犯人もあっさり割れて、普通の作家だったらこうはしないであろうという流れになっていく所にハイスミスの非凡さを感じさせて唸りますそこから生じる波紋の広がり方がこの著者のハイスミスらしい、独特の広がり方で流石と読ませます。 中盤以降も、最初に被害にあう夫婦の話から、この事件に関わった警官の周囲に話に展開がずれて行き、この後どいう風にになるのだろう?と読みながら読者も緊張して固唾を飲んで成り行きを見守る様な流れになりサスペンスを読む醍醐味を満喫させてくれます。 ただこの小説が書かれた頃はまだ、サイコスリラーがなかったせいかあまり登場人物の心理に切り込まず、この頃によく使われたニューロティックスリラーや心理サスペンス風になっているのが時代を感じさせます。それと結末で特異な感じで終わる所も如何にもハイスミス風の様で興味深かったです。 ハイスミスの代表作かどうかは判りませんが、ファンなら楽しめる事請け合いのサスペンス。機会があったら是非。 | ||||
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