過去を失くした女

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初版刊行(参考)
種別
長編
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あらすじ

1990年12月31日 過去を失くした女 (文春文庫)

前作「だれも知らない女」で被害者の姉カレンと恋仲になったフランク・クレモンズ警部補、アトランタ警察を辞め、カレンともどもニューヨークへ出て私立探偵となった。今回の依頼は、自宅で何者かに惨殺された老女の身寄りを探すこと。ひとりの人間の空白の部分を執拗な調査で埋めてゆくスリルがたまらない傑作私立探偵小説。(「BOOK」データベースより)

評判

過去を失くした女の評価:

7.00/10点 レビュー 2件。 C ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.00pt

過去を失くした女の総合評価:

7.43/10点 レビュー 7件。

感想一覧

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Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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No.5
(4pt)

過去を失くした女

前作「だれも知らない女」で被害者の姉カレンと恋仲になったフランク・クレモンズ警部補、アトランタ警察を辞め、カレンともどもニューヨークへ出て私立探偵となった。今回の依頼は、自宅で何者かに惨殺された老女の身寄りを探すこと。ひとりの人間の空白の部分を執拗な調査で埋めてゆくスリルがたまらない傑作私立探偵小説。
過去を失くした女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 過去を失くした女 (文春文庫)より
4167527065
No.4
(3pt)

余計なことはしなさんな。

主人公の磁力が強烈でグイグイその世界へ引き込まれ、あっという間に読み終わります。しかししばらくすると「なんか納得いかんなぁ」と思ってしまう、そんな小説でした。「過去を失くした女」っていうけれど過去がありまくりの女でした。
過去を失くした女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 過去を失くした女 (文春文庫)より
4167527065
No.3
(4pt)

女性の過去の謎と一昔前のニューヨークが鮮烈な印象を残します

1989年作、フランク・クレモンズ・シリーズの2作目です。前作でアトランタ市警の警部補だったフランクは退職、恋人カレンを追ってニューヨークに移り、現在は彼女と同居して私立探偵事務所を開いています。

第1作目「だれも知らない女」でフランクがカレンと出会った時、彼女の唯一の家族だった妹が殺され、カレンは孤独を抱えていました。が、両親の莫大な資産を相続し、心機一転、自身も画家ですが画廊も経営し始めたカレン、心の傷から立ち直りニューヨークのセレブ生活を満喫しているカレンに、フランクはだんだんと違和感を持つようになっています。そんな時、カレンの開いたホームパーティで知り合った有名デザイナーのイマリアが彼に依頼をしてきます。ハンナの殺人事件を調べてほしいと。長い間信頼できる彼女の右腕で優秀なお針子でもあったハンナ。けれどハンナが殺されて、彼女がどういう人間だったのか、どんなふうに生きてきたのか、家族はいるのか、何も知らないことにイマリアは気がつきます。フランクは調査を開始し、数少ない手がかりの中から、だんだんとハンナの複雑な人生が浮かび上がってきます。

殺された女性、謎の過去、彼女はどうして殺されなければならなかったのか?このあたりはクックの小説のいつものパターンだと言ってしまえばそうなのですが、これが毎回とても深く複雑な余韻を残します。この作品では、一昔前の荒れていたニューヨークの様子、移民、過酷な労働状況、蔑視されていたユダヤ人社会の様子が克明に描かれていて興味深いです。今回から登場する謎の情報屋ファルークも個性的でフランクのいい相棒になりそうです。名前からしてアラブ系でしょうか。様々な人種、出自の人々が入り混じるニューヨークらしい小説に仕上がっています。

そしてハンナの過去が明らかにされるのですが、そこへ至るまでの物語の吸引力が半端でなく、すべてがわかった時点でなんだか気が済んでしまい、その後にあばかれる殺人事件の真相が、なんだかとってつけたように感じられてしまったのが残念でした。手首を切り取られ持ち去られていたハンナの殺人事件、そういえばそれを解決しなきゃいけなかったんだった、とそちらをすっかり忘れていたことに自分で苦笑してしまいました。それほど、それまでの過程が興味深くひきつけられたとも言えるのですが、そういう意味では構成がイマイチだったかもしれません。

フランク・クレモンズのシリーズは3作で終わりで、もうそれ以上は書かれないようです。残すところあと一冊だけですが、読み終えてしまうのが惜しいような気がします。
過去を失くした女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 過去を失くした女 (文春文庫)より
4167527065
No.2
(4pt)

トマス クックを語るに欠かせぬ作品

トマス クックもののなかで一番好きな作品
ラストだけは、いただけないが、それまでの暗く、絶望的な、町の雰囲気と、かつての、生き生きとした闘争の時代の対比が、面白くまた、アメリカ裏面史が、楽しめる
虚飾のシンボルともいえるファッション業界の暗部が描かれる。残念なのは、ラストの暗部の暴露の内容にリアリティーがなかったことだ
過去を失くした女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 過去を失くした女 (文春文庫)より
4167527065
No.1
(4pt)

トマス クックを語るに欠かせぬ作品

トマス クックもののなかで一番好きな作品 ラストだけは、いただけないが、それまでの暗く、絶望的な、町の雰囲気と、かつての、生き生きとした闘争の時代の対比が、面白くまた、アメリカ裏面史が、楽しめる 虚飾のシンボルともいえるファッション業界の暗部が描かれる。 残念なのは、ラストの暗部の暴露の内容にリアリティーがなかったことだ
過去を失くした女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 過去を失くした女 (文春文庫)より
4167527065

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