喉切り隊長
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初版刊行(参考)
種別
長編
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評判
喉切り隊長の評価:
7.00/10点 レビュー 1件。 C ランク
喉切り隊長の総合評価:
7.83/10点 レビュー 6件。
感想一覧
サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
Amazonレビュー
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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時代小説のガイドブックによると、史実に忠実に書かれた物は歴史小説で、史実を自由に扱った小説を時代小説とするそうで、そういう意味では本書は西洋時代小説に当たると思います。歴史に名の残る重要な人物が多数出てきますが、必ずしも史実に忠実に扱ってはいないように思われるので(憶測:違ったらすいません)
特に主役のキャラであるジョゼフ・フーシェは西洋の歴史好きには非常に著名で人気のある人物だそうで、伝記も多数あるという有名な人だったそうで、私は寡聞にしてあまり知らなかった事を恥ずかしく告白しておきます。確かに魅力的なキャラだと本書を読んで思いました。
そして何よりもカー先生がミステリ作家だったのがよく判る作品でした。帝政期のフランスの権謀術数劇をスパイ小説風にしたり、謎の殺人鬼の犯人を意外な人物に設定したり、ただの時代小説に終わらない、ミステリとしても充実した内容になっていて驚きました。人生の殆どをミステリに捧げ、戦争中も命懸けでミステリを書いていたという特異な作家の業が判る、優れたミステリでした。
西洋時代小説好きにもミステリ好きにも揃って楽しめる小説。是非ご一読を。