レディ・ジョーカー

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種別
長編
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あらすじ

2010年02月28日 レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)

空虚な日常、目を凝らせど見えぬ未来。五人の男は競馬場へと吹き寄せられた。未曾有の犯罪の前奏曲が響く―。その夜、合田警部補は日之出ビール社長・城山の誘拐を知る。彼の一報により、警視庁という名の冷たい機械が動き始めた。事件に昏い興奮を覚えた新聞記者たち。巨大企業は闇に浸食されているのだ。ジャンルを超え屹立する、唯一無二の長篇小説。毎日出版文化賞受賞作。(「BOOK」データベースより)

評判

レディ・ジョーカーの評価:

7.80/10点 レビュー 5件。 A ランク

書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点7.80pt

レディ・ジョーカーの総合評価:

8.93/10点 レビュー 132件。

感想一覧

サイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(7pt)

レディ・ジョーカーの感想

なかなかのボリューム感。上下巻の約900ページであるが、活字はかなり小さい。
これから読もうと思われる方は、覚悟して読み始めて欲しい。

900ページの構成は、1947年の「怪文書」で始まるプロローグ。
その後は、1990年の「第1章(男たち)」。1994年「第2章(前夜)」。1995年春「第3章(事件)」。1995年夏「第4章(恐喝)」。1995年秋(第5章(崩壊)」。終章のエピローグと続く。
この各章のタイトルを見るだけで、ある程度のストーリーは予想できるであろう。確かにその通りの展開なのである。
だから特段驚くような結末が待っているわけでもなく、ワクワク・ドキドキするようなスリルを味わえるわけでもない。少々、退屈というと、それは確かに退屈な小説とも言える。
とは言え、当方にとって「怪文書」から始まる「第1章(男たち)」は、非常に興味深く面白かった。この部分は秀逸であり、以後の展開を期待させます。
ただ実際はそれ以降がやや冗長過ぎで、少々ダレます。とにかく徹底してリアルに拘るのはいいんだけど、くど過ぎる。特に恐喝されたビール会社は、扱いが長過ぎでリアル過剰です。
反して、恐喝する側の「男たち」の心理描写が、中盤から後半にかけて乏しかったのが残念。
また終盤にかけての警察の扱いは、もはや警察小説としての範疇の枠外ですね。
どちらかというと、この小説は、1つの恐喝事件を軸にしたその事件に関わる人物たちの群像劇と思います。そういうスタンスで読むと、この小説は深いです。
ストーリーを展開を期待すると、低評価。群像劇として個々の心理を楽しむならば、高評価でしょう。
当方、最後まで読んで、この小説、警察小説・社会派小説の仮面を被った主人公の純愛小説という印象で読み終えました。
そういう意味では、逆に面白く斬新に感じ、この評価となりました。

マッチマッチ
L6YVSIUN
No.1
(8pt)

レディ・ジョーカーの感想

出だしから、同和、在日、身障者と背景は重い。よくこんな設定にしたな、と少しくじけそうになりますが、ここを乗り越えると後はぐいぐい引きこまれます。犯人、被害者、新聞記者、警察と複雑に絡む視点をスムーズに読ませる構成力はすごい。特に後半の緊張感はかなりの凄みがあり、感動のラストシーンも素晴らしいです。犯人達の今後をもっと知りたくなりました。個人的には、株取引の部分が、自分の知識不足で良く分からなかった点と、合田の心理描写にずっと共感出来ず、いらいらした所がマイナスでした。ただ私の好みは別として、未読の方にはぜひおすすめします。各方面から高評価なのもきっと納得出来るでしょう。

なおひろ
R1UV05YV

Amazonレビュー

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

No.127
(5pt)

タイトルにも作者のセンスが光っていると

上中下の3巻仕立ての長編ですが読み返して楽しんでます。犯罪は許されることではないですがそこに至る人間模様の描写が素晴らしいと思います。
レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)より
4101347166
No.126
(5pt)

ひりつく感情の洪水

高村薫は何重人格???

こんな多彩な人物の心理描写できるなんてすごい!

事件なんかどうでもよくなる。
レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)より
4101347166
No.125
(1pt)

最初の長い手紙で、著者は何を読者に言いたかったのか?

wowowのドラマがそこそこ面白かったので購入したが、ストーリーの展開を追うにしては長すぎるし、著者のメッセージを読み解くには、所詮事件はパクリだし。もうちょっと高村先生には期待していたのですが。マークスの山をこれから買って読んで、小説としてつまらなかったら二度と高村作品は買わないでしょう。
レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)より
4101347166
No.124
(5pt)

吸引装置

(上中下巻通してのレビューです)
政治家・右翼・暴力団・総会屋・裏金融が一体化した吸引装置。吸い上げられるのは企業と一般市民。吸引装置と上の方でつながっている警察組織。吸引装置の腐臭に蠅のようにたかり消されるブン屋。髙村薫得意の組織と個人と狂気をたっぷりと味わえます。
レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: レディ・ジョーカー〈上〉 (新潮文庫)より
4101347166
No.123
(5pt)
【ネタバレあり!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

読み応えあり

じっくりと丁寧に描かれる人間模様の描写に圧倒されます。大人たちが右往左往するのを横目にレディーだけが泰然として生きていったという結末なのでしょうか。最後まで読み、あらためて「レディージョーカー」というタイトルをつけたことに感心しました。
レディ・ジョーカー〈下〉 Amazon書評・レビュー: レディ・ジョーカー〈下〉より
4620105805

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