本格ミステリ・クロニクル300(2001年)
本格ミステリ・クロニクル300
「三十六歌仙絵」を狙った連続強盗殺人事件が発生。不可解な事件の手がかりは意外にも日光東照宮にあった。
「躑躅の花は杜鵑が啼きながら吐いた血が滴って真紅に染まる」水面の紅は無数に群れ咲く躑躅の花びらだけではない―洛陽城内の庭園で、宮廷付き美人歌手の死体が池の畔で見つかった。
「堕天使、占星術、魔術、騙し絵、迷宮、愛死、弦楽」各部屋に悪魔的な意匠をちりばめた館で奏でられる殺人組曲。
平成元年、東京。編集者の萩原祐介はビルの屋上から投身、しばらく空中を浮遊してから墜落死した。
東シナ海に浮かぶ伊栗島に駐屯する自衛隊の基地で、訓練中に小銃が紛失した。
衝撃の辞令を受けて泣く泣く「季刊落語」編集部の一員となった間宮緑は、牧編集長の洞察力に感嘆しきり。
何十年に一度、開花するという竹の花。その撮影のために鳶山と猫田は、大隅半島の南端に近い竹茂村を訪れた。
紫骸城―かつて世界を恐怖で蹂躙した魔女が造り上げた呪詛満ちる地。
彼女がワイングラスの日本酒を呷ると、確実なはずのアリバイが崩れ出す―!渋谷区にある日本酒バー。
マニア相手のアイテム売人は左右の目玉を入れ替えられて殺され、蜘蛛館に住む令嬢は蜘蛛の形に見立てられて殺されていた。
大学卒業後、AV制作会社に就職した須山隆治は、撮影現場で高校時代の憧れの先輩・柏木美南と再会してしまう。
住宅地で起きた殺人事件。殺された男性はインターネットの掲示板上で「疑似家族」を作っていた。
解体され、ナンバリングされた挙句、跡形も無く消え去ってしまった3人の死体。不審な人影の追跡劇と、密室からの人間消失。
「赤いマントと青いマント、どっちがいい?」戦中の東京中の少年少女を恐懼せしめた怪人・赤マントは実在したのか?『肉付きの面』『歌い骸骨』『魔女の箒』―「奇し物」の蒐集家たちが完全会員制「第四赤口の会」に集う。
箱根、富士屋ホテルに飾られていた一枚の写真。そこには1919年夏に突如芦ノ湖に現れた帝政ロシアの軍艦が写っていた。
哲人ソクラテスとクリトンが、ある祝宴に招かれた翌朝。宴席にいた貴族の青年が、広場の中心で奇妙な死を遂げた。
「NIGHT PROWLER(夜、うろつく者)」と記された小さな紙片を、口の中に押し込まれ、次々と殺害される若い女。
欧州の城グラン・ギニョール城に招かれた名探偵ナイジェルソープ。客の間には緊張が漂い、嵐の夜を境に惨劇が続く。