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本好き! さんのレビュー一覧

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レビュー数145

全145件 121~140 7/8ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.25:
(9pt)

私に似た人の感想

著者いわく「乱反射」路線ということで、”小口テロ”を10人の登場人物の視点から描かれており、結末は著者ならではの驚き付きです。
テロなるものが日本でも普通に起こるようになった昨今、著者のメッセージも込められているような気がします。
登場人物の中では「ヘイトさん」のキャラが際立っていて、個人的には気に入っています。でも彼の行く末は...
「乱反射」路線とのことですが、ストーリー展開はどっこい、結末はこちらの方がいいですね。(まぁ、好き好きはあると思いますが。)
私に似た人
貫井徳郎私に似た人 についてのレビュー
No.24:
(9pt)

大江戸恐龍伝の感想

構想~完結実に20年、著者渾身の超大作。平賀源内が活躍する歴史ロマン小説。
龍の骨といわれるものを発見し、その謎を追って困難を越えながら真相に迫っていく壮大なストーリー。
第一巻はその序章ともいえます。
謎の龍骨にまつわる伝承や、漂流の末謎の生物に襲われる猟師たちの話など、この後どう展開していくのかが気になって仕方がなくなる第一巻です。源内のほか、鬼平こと長谷川平蔵や上田秋成、円山応挙なども登場。
全五巻、歴史ロマンあふれる展開が期待できます。

第二巻に入り、話が徐々に核心にせまってきます。龍掌の謎を探ろうとする源内の周りには火鼠の一味なる不穏な陰が。
また、それにまつわる「判じ物」を解読するシーンも楽しいところです。

ニルヤカナヤに向けて出航する第三巻では、立ち寄った琉球での神女(ノロ)たちとの対面など、謎の解明に向けて徐々にストーリー展開されてきます。この辺は「龍の掌」はちょっと置いておいて…との印象ですが。

第四巻ではいよいよニルヤカナヤに上陸、そこでこの物語のクライマックスといえる局面を迎えます。特に戦闘シーンは圧巻。そして龍が本格的に登場してきますが、まさに和製ジュラシックパークの様相!?源内さんは最大のピンチに!?

クライマックスを迎える第五巻は江戸の町を龍が暴れまわるさしずめ「江戸時代版ゴジラ」。
当初龍を見世物にしようとした源内の思惑は思わぬ方向へ向かうことに。
著者本人が映画化を希望しているように、ビジュアル面でも見ごたえある迫力満点の超大作です。
原作に忠実に映画化するなら、映像化に消極的な私でも満足のいく映画になるのではないでしょうか。
大江戸恐龍伝 第一巻
夢枕獏大江戸恐龍伝 についてのレビュー
No.23:
(9pt)

ようこそ、わが家への感想

久々にミステリ色の濃い作品。
電車の順番抜かしを注意したばっかりに嫌がらせを受けるようになる主人公。会社での架空取引の真相を暴く池井戸さんお得意のストーリー。この二つが融合してワクワク感満載となっています。
ミステリ色が濃い(殺人未遂も発生!?)こともあり、半沢シリーズとは少々趣の異なる一冊になっています。
池井戸さんの作品はどれも読みやすく、銀行や会社の経理事務の流れがわかりやすく描かれているところがイイですね。

ようこそ、わが家へ (小学館文庫)
池井戸潤ようこそ、わが家へ についてのレビュー
No.22:
(9pt)

ねじれた過去 京都思い出探偵ファイルの感想

京都を舞台に人の「思い出」を探す思い出探偵シリーズ第2弾。
ポイントは、依頼人の要望に応えるストーリーだけでなく、探偵側そのものの人間的な部分が描かれているところ。
探偵も人間だから、悩む。これがこのハートフルミステリの奥深いところ。
連作短編の作品のうち、役者志望だった探偵のうちの一人が、探偵事務所をやめ、念願かなって役者の道に進んでいくのですが、
行方不明になった役者仲間を探す章は本作本来の主題から少し外れているような印象が残ったのが残念です。
最後の「思い出をなくした男」の章は泣ける作品だと思います。



ねじれた過去 京都思い出探偵ファイル (PHP文芸文庫)
No.21: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

最後の証人の感想

冒頭から期待を持たせてくれる作品です。
法廷ミステリはどうしても法廷での検察側と弁護側のやりとりが大半を占めてしまうものですが、
本作は飽きさせず間延びさせず、面白く読み続けさせてくれます。
終盤のドンデン返しもある程度予測はつくとしても、キャラ設定は際立っているし。
一番考えさせられたのは、警察組織のウラの部分。
身内かわいさで身内をかばう体質は現実にもあるのは疑いないところで、警察がキライな理由の大きな部分です。
似たようなケースが現実に起こっているのはまちがいないのでは?という感想も持ちました。

最後の証人 (角川文庫)
柚月裕子最後の証人 についてのレビュー
No.20: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

日本の黒い霧~昭和の激動期を実感

昭和20年代、日本はGHQの統制化にあり、混乱状態から抜けられないでいた時代に起きた数々の事件の謎を清張さんが独自の観点から推理する。
有名な下山事件、松川事件に帝銀事件などは、事件の概要は良く知っていたが、そこにはGHQの影がうごめいていた。。。
聞いたことのある事件から、初めて耳にしたような事件まで、清張さんの名推理が展開され、戦後間もない頃の日本国内の混乱の様がよくわかった。真相はいかに、という感じですが、真犯人に突き当たりそうになったら急に警察が捜査を終えてしまうところなど、似たような事件は現代にもあるような。。。
本作に納められた事件については、当時も今もその推理について物議をかもしているようで、本作の影響力の大きさを知らされますが、特に伊藤律の章などは、伊藤の遺族から大きな間違いを指摘され、場合によっては発禁もありうるという記事を最近読んだことがあるくらいです。なんといっても、事実は小説より奇なり、歴史は生き物なんですね。
日本の黒い霧〈上〉 (文春文庫)
松本清張日本の黒い霧 についてのレビュー
No.19: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

臨床真理の感想

正統派の医療ミステリと思いきや、障害者を題材になんともいえないダークさというか、
ここまで書いて大丈夫か?というくらいエグイ小説です。(特に最終盤)
ストーリーは割合ミステリの王道を行っていて、キャラクターもそれぞれ持ち味を出してます。
司の特殊能力もミステリらしくでいいじゃないですか。
美帆や友人警察官もいいキャラです。

障害者の描き方云々が言われてますが、私はこのくらいエグくてもいいのでは?と思います。
さすがに終盤のシーンはそのエグさに「!?」が目の前をユラユラしながら読んでいましたが、
これまで読んだこのミス大賞作品野中でも、レベルは上位だと思います。(このミス大賞の受賞作には結構エグイ内容の作品が多いと思うのは私だけ!?)

評価の高い柚月氏の他の作品も楽しみです。
臨床真理 (角川文庫)
柚月裕子臨床真理 についてのレビュー
No.18: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

思い出探偵の感想

思い出の人・もの・ことを探すのが生業の思い出探偵。
終戦間もない頃の混乱期に出会った女性や、大事な落し物を届けてくれた名前も知らない人を探すことを生業とする思い出探偵。
”ハートフルミステリ”作家の著者ならではの心がホットになる作品です。
中にはサスペンス色の強い章もあり、できたら全て”ハートフル”であってほしいとも思いましたが、
どの章も「思い出」をテーマにしていることを思えば、少し変化球で攻めるところがあってもいいかなと。「思い出」とはいいものも悪いものもありますからね。
「思い出をなくした男」が続編とのことなので、早いうちに読んでみたいですね。

思い出探偵 (PHP文芸文庫)
鏑木蓮思い出探偵 についてのレビュー
No.17: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

写楽の正体見たり!?

謎の浮世絵師・東洲斎写楽の正体を著者ならではの視点で解明していく傑作長編。
その謎については諸説入り乱れているのですが、島田説はまさに目からウロコ!
これまで誰も目をつけなかったところ(意外と盲点?)に注目、謎解明のストーリーは
納得の一言です。

惜しむらくは、冒頭からしばらく読まされる”六本木回転ドア事故”。
なにか写楽の謎につながるのかと思って読んでいると肩透かしをくらったような感じです。
この事故は写楽とは直接関係ないので(こっちの方は解明まで行かないので)、
写楽の謎解明の部分が痛快だっただけに、よけいなサイドストーリーをつけてしまったな、という
印象が残り、残念な後味でした。
写楽 閉じた国の幻
島田荘司写楽 閉じた国の幻 についてのレビュー
No.16: 6人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ミステリ色が一層濃くなりました

これまでと物語の印象がかなり変わりました。
長編であることのほかにも、江戸川乱歩をテーマにして暗号解読なんかも出てきて、ミステリ色が濃い一冊となっています。
いつかは出てくるだろうな、と思っていたらやはり出てきた「乱歩」。
ストーリーもそれに合わせたでしょうね、ミステリの王道のような展開です。
栞子さんの”探偵ぶり”も堂に入ってます。
こうなると次回作はもっとミステリらしくなるんでしょうか。
そして栞子さんと大輔君の運命は!?
ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)
No.15: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

玄太郎じいさん大活躍!

「さよならドビュッシー」にちらっと出てくる玄太郎じいさんが主役となったいわゆるスピンオフ小説。
脳梗塞で倒れて車椅子生活となるも、その毒舌ぶりは健在で、その名探偵ぶりを存分に発揮してくれる短編集です。
「さよならドビュッシー前奏曲」とは文庫化にあたって改題されたもので、最終章以外は音楽的な要素は一切出てこないので、少々違和感を感じるが、最終章でやっと音楽的要素が現れ、しかも岬洋介が登場するのでまぁ、よしとしますか。
どの章もそのどんでん返しぶりに度肝を抜かれました。(ちょっと大げさかな?)ぜひ続編を期待します。

さよならドビュッシー 前奏曲(プレリュード)~要介護探偵の事件簿 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
No.14:
(9pt)

異色な乱歩賞作品

歴史的超大作「カラマーゾフの兄弟」の続編に勇猛果敢・大胆不敵にも挑戦し、江戸川乱歩賞受賞の快作です。ドストエフスキーの作品を日本人が完結(?)させたなんて考えるとなんとも壮大ですが、乱歩賞史上異色さでは群を抜いているでしょうね。
物語全体に”ロシア”感があふれているし、原典を読んでいない人にもわかるようご親切に概略が盛り込まれている点には好感。しかし、19世紀半ば頃の話にしては、その頃の雰囲気がイマイチ伝わってこなかった。
このスタイルでの受賞は著者だからこそで、選考委員も言ってるように、二番煎じは絶対やめましょうね。
カラマーゾフの妹 (講談社文庫)
高野史緒カラマーゾフの妹 についてのレビュー
No.13:
(9pt)
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堕ちていく様がまざまざと

「最悪」「邪魔」に続き、登場人物の徐々に堕ちていく様が、これまでにも増して色濃く描かれた作品です。それぞれ接点のなさそうな5人を襲う苦難が、読み進めるごとにエスカレートして、その後どうなるんだ?とページをめくるスピードを速めてくれます。
5人が経験するどれもが実際に起こりうる、すでに似たような事が起きているであろうと思われる妙にリアリティのあるもので、それが恐ろしくもあり、面白くもあるのですが、中でも特に女子高生を監禁するゲームオタクの引きこもり男は非常に怖いと思いました。女性の監禁事件を起こしたヤツは実際にいるし、彼がおかれている状況、周囲への態度は現実の世界ではシャレにならないほど恐ろしいものです。
結末は期待したほどではなかったので、少々拍子抜けでしたが、それでも前2作と比較して遜色ないデキだと思います。
無理
奥田英朗無理 についてのレビュー
No.12: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

意外に傑作(?)かも

著者の作品では「さよならドビュッシー」や「おやすみラフマニノフ」のイメージが強いので、法廷ミステリと聞いて、数ある法廷モノにまたなんで?などと思いながら読みましたが、意外にストーリーがしっかりしていて、面白かったです。
冒頭部分はよくあるパターンの印象でも、少年院のエピソード(ピアノ演奏を聴いているシーンはさすが中山七里!と思いました)、後半の法廷でのシーンは圧巻でした。(実際の裁判であんなことが可能なのか?)結末も悪くないと思いましたね。
また登場人物それぞれが個性豊かで(少年院の章は特に)著者はクラシックミステリだけではないことを改めて認識しました。
贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)
中山七里贖罪の奏鳴曲 についてのレビュー
No.11: 9人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

アートミステリー

美術、特に絵画に関してはてんで絵心も興味もないのですが、あえて読んでみました。
アンリ・ルソーは名前を聞いたことがあるかな?という程度で、いわば真っ白な状態で読み始めましたが、
やはり話題になるだけのことはある。
こういったジャンルに疎い私でも納得のストーリーでした。
作中作といえるルソーに関する「物語」も効果的で、これぞ美術ミステリ、アートミステリといった
作品です。
楽園のカンヴァス (新潮文庫)
原田マハ楽園のカンヴァス についてのレビュー
No.10:
(9pt)

クライトンよ永遠に

クライトン氏の死後、PC内から見つかったという原稿。
それだけでどんなものか早く読んでみたいとそそられていましたが、期待を裏切らない冒険ミステリーでした。タイトルから某ヒット映画を彷彿とさせますが、クライトン流の痛快小説、却ってこっちの方が面白いのでは?と思わせるほどページをめくる手が進みました。
”私掠人”という海賊とは少し違う職を初めて聞きましたが、ハンターや彼と行動を共にするキャラクターたちはどこか「桃太郎」を思い起こさせてくれます。(いい感想だと自画自賛しましたが、巻末の解説にそっくりそのまま書かれていましたね...)後半はあっという間に読み進めましたが、楽しい読書時間を過ごせました。

パイレーツ―掠奪海域 (ハヤカワ・ノヴェルズ)
No.9: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

企業小説と野球小説の融合

著者ならではの企業小説と野球小説の融合が実現しました。どちらか片方だけなら今までにも多数あったでしょうが、これがひとつになると新しい世界が開けます。かつては名門と言われた会社の野球部の斜陽と会社の統合を持ちかけられる上層部の苦悩。それがうまくマッチして痛快な作品となっています。
確かにストーリー的にはパターンが決まっているのだけれど、それを払拭させるものを著者の作品には感じます。企業小説ファンはもちろん、野球ファンにもオススメの一冊でしょう。
ルーズヴェルト・ゲーム (講談社文庫)
池井戸潤ルーズヴェルト・ゲーム についてのレビュー
No.8: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

オリンピックイヤーですね

昭和39年。東京オリンピックに沸く日本。オリンピックを無事開催させることに心血を注ぐ警察と、その警察に一泡ふかせるべく、開催を妨害しようとする学生。その闘いがみごとに描かれています。
この作品のいいところは、当時の世相・文化などがさりげなく織り込まれてまるでノンフィクションとおもってしまうようなリアリティーがあること。当時流行ったモノや人気のあった有名人などが実名で出てくるとドキュメンタリーのような様相も伺えます。また、華やかな舞台の裏側で支えている下請け労働者の悲哀・格差社会の問題点も浮き彫りにされています。
時系列で物語が進むのですが、その日付が章ごとに前後していて読み進めるのにやや注意深さを要するのと、最後の場面は警察側だけではなく、島崎側からの視線でも描いてほしかった気がします。
いずれにせよ、オリンピックイヤーの最初を飾るのに最適な小説でした。

余談ながら。次回の東京オリンピックの誘致がちょくちょく取り上げられますが、この小説にもチラッと出てくるように、開催の間隔は100年に一度位でちょうどいいと思います。
オリンピックの身代金
奥田英朗オリンピックの身代金 についてのレビュー
No.7: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

相変わらずウマイと思うけど

一見何の関係もないようないくつかのエピソードを意外なところに接点を持ってくるという著者の
得意技が光る一品だとは思います。
数々のエピソードは誰もが経験したことがあるであろう些細なモラル違反。
それが運悪く繋がってしまい、一人の子供を死なせてしまう。
物語の持って生き方はウマイと思います。ただ、今回は前段のエピソードが少々長いかなと。
半分ちょっと読んだところで、やっと「事件」が起きます。
後半部分は逆に駆け足になっている印象。
上下巻の2分冊になっていてもよかったかな?とも思いました。
しかし世の中、ちょっとしたモラルの違反がとんでもない事件・事故を引き起こすこともあるんだよ、
と警鐘を鳴らしてくれているメッセージ性の高い作品であることは確かです。
こういう私も犬のフンをそのままにしてたこと、ありますm(_ _)m
乱反射 (朝日文庫)
貫井徳郎乱反射 についてのレビュー
No.6:
(9pt)

どちらか選ぶならこっち

「呪い」をテーマにした作品ということで、どろどろした内容を期待したが、案外軽妙でさっぱりしたものでした。
全体的に軽妙さを感じさせるのはおそらく会話の部分が多く、登場人物に薀蓄を語らせすぎ(?)なところが原因か。でも全体的な流れでみると、よく練られてるし、民俗・習俗のおどろおどろしい伝統が奥深く描かれていると思います。それでいて読後感はさっぱりしていて好印象でした。
乱歩賞同時受賞の「完盗オンサイト」と比して内容も深いし、どちらを推すかと問われればこちらを取るでしょう。次回作も期待できそうです。

よろずのことに気をつけよ
川瀬七緒よろずのことに気をつけよ についてのレビュー