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氣學師 さんのレビュー一覧
氣學師さんのページへレビュー数376件
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十角館の殺人が初出される半世紀以上前に、本格物の黄金時代を迎えていたアメリカにおいて登場したのが本作品。論理的なレーンの解決手法、結末の意外性、場面やキャラクターの強烈さ、科学的捜査や検証もあり、現代人が読んでも十分に読み応えある作品。まさに、八十年前の作品とは思えない、東西ミステリーの傑作として君臨する作品。
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長く社会派が全盛だった日本ミステリー界において、島田荘司の「占星術殺人事件」と並び本格推理作品のブームを巻き起こす大きな転機となった作品。日本の館物ミステリーの代表作品であり、これだけの欧米に負けてない精緻な本格ミステリーが過去にはあったかとファンを唸らせる作品だと思う。日本のミステリーファンは涙をながして喜んだだろう。
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アメリカ版の日常の謎解きミステリー作品集。本シリーズの中には、五巻目に密室ものを扱った「秘伝」など、本格物の作品もちりばめられていて、どこから読んでも楽しめる作品集だと思う。どぎつい殺人シーンなどはないので、安心して読める作品。探偵役は、これも執事のヘンリーという設定は、日本の作品にもあるが、こちらのほうが元祖です。この探偵役は、なかなか解答をもったいぶったりするところがあって、性格が悪いなあと思うのは私だけでしょうか?
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クリスティが脱帽したトリックは正直あまり大したことはないと思いましたが、カー作品のなかでは珍しく、論理的で緻密な解決方法を述べているところが気にいりました。オカルト趣味は抑えられ、密室物でないところも読みやすかったです。
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謎の依頼を受けて集結した五人の探偵たちを待ちうけていたのは、「犯罪被害者救済委員会」が企む「黒の挑戦」を通じたクローズドサークルにおける連続殺人事件の幕開けだった・・・。
ライトノベルですが、ファンタジーとミステリーロジックがうまく噛み合って、ゲーム感覚ですが本格ミステリーとしても楽しめる作品。作中に出てくる「犯罪被害者救済委員会」や「探偵図書館」そして、霧切響子の過去や謎めいた家族についても興味が惹かれ面白い内容です。 |
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ひとつの物を中心としたロジックの積み重ねが面白いですね。オーソドックスな題名で、舞台は学園物ですけど、本格に対する真摯な姿勢が伝わってきます。
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貴族探偵シリーズの記念すべき第ニ作です。いまでも、貴族探偵という人がどんな人なのか全くわからないミステリアスな探偵ですが、事件現場から拾い上げる手がかりのひとつひとつを組み立てながら犯人を指摘していく手法、ロジックの展開や切れは流石です。
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、「鍵のかかった部屋」 正直、ホラー作家だと思っていた貴志祐介さんが、このような精緻な密室トリックを小説にするとは意外でした。どの短編も密室好きなら楽しめる作品です。犯人あての要素が少ないのではと私自身思いましたが、作者本人が、BS11のベストセラーという番組で、「犯人あては作者の都合でどうにでもなるが、密室トリックは現実のものでより難しい次元のものを目指している。」という話をされていてなんとなく納得してしまいました。
「密室トリックは何年も前に思いついたものを書きとめ、その後ほかに思いついたものと合わさってようやく使えるものにしてからプロットを作り始める」という言葉にも作者の思いの強さを感じました。 |
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日本の至宝、有栖川先生の名作。カーの「白い僧院の殺人」鮎川哲也の「白い密室」を凌ぐ精緻な雪密室と足跡トリック。シンプルでメルヘンチックなスウェーデン館を舞台に、火村と有栖川のコンビが難事件に挑む。事件解決のロジックの明解さと鮮やかに拍手喝采せざるを得ない。あなたは読まずに死ねるか?
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菩提樹荘の殺人」を読了。若い頃の火村の活躍が描かれている作品。作品そのものも、凝ったトリックや複雑な伏線はなしの読みやすい作品。でもダイングメッセージやパズラーもしっかりあって楽しめました。
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十八の夏に続き感動して涙がでそうなくらいのハートフルな作品でした。清水先輩の「合理的な説明は小さな器のようなもの。そこからたくさんのものがこぼれおちる」という言葉に、こぼれおちる人の意思や感情をつなぎ、ロジックだけでない作者のミステリーの真髄を感じました。
あらためてミステリーの日常の謎における奥深さを感じさせ自分自身、ミステリーの在り方について考えさせられました。また特に、金沢ミステリー倶楽部例会の翌日の光原先生の講演のなかで先生自身が講義されていた伏線を張ったミステリーの作り方の講義は素晴らしく大変参考になりました。 |
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現代のライトノベルによるミステリーのベストセラー作品の第四作。いつも古書にまつわる謎に、主人公栞子さんの母親の謎など、人間関係の謎が複雑に絡み合い、謎が謎を呼び、独特のミステリアスな世界に引き込まれます。今回はとくに、江戸川乱歩作品の古書をテーマにしていて、まさにシリーズではいちばん本格作品です。とくにあの乱歩の名作「二銭銅貨」での暗号の謎を新しい解釈で解読していくあたりは、作者の奥深い蘊蓄に改めて感動させられます。
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マジックを使った授業により、生徒たちの心を掴んでいく先生と生徒たちの心温まるハートフルなミステリーです。ひとつひとつの授業でのマジック、謎ときの面白さ、それと何故先生が、一年だけマッジクをした授業をおこなったのか、それの解決につながっていくあたりが、さらに面白い謎ときになっていて、自分も騙されっぱなしでした。でも変な嫌味な騙され方ではなくて心地よさも感じました。本格のなかの本格といった感じの一冊だと思います。
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歴史上の謎や新解釈でアッといわせる鯨先生が、グリム童話を題材にして具体的に現在にある事件の謎を、女子大生桜川東子とバーのマスター厄年トリオが解決していく短編集です。アリバイ崩しの作品は独創的で秀逸なものもあり、禁じ手のような作品もありますが読みやすいし楽しめます。九作で終わらずもう少し続けてほしいですね。
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古典的クイーンの名作を、KMCのメンバーでもある北田さんの翻訳で読ませていただきました。中学の頃この本を創元文庫で買ってよんだのですが、訳が固くて大変読みにくいといった印象でした。作品自体も長くて挫折しそうになりました。今の新訳はよみやすく頭にすぐはいってきました。 自分の好きなジャンルであるダビンチの美術作品に絡む殺人事件で、活躍しているエラリーの若々しさが感じられる作品です。論理的で緻密な解決方法を述べているところはさすがクイーンですね。
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