■スポンサードリンク


ジャム さんのレビュー一覧

ジャムさんのページへ

レビュー数349

全349件 281~300 15/18ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.69:
(8pt)

六月はイニシャルトークDE連続誘拐の感想

霧舎学園シリーズ第3弾!図書室で琴葉、棚彦らが誘拐されちゃった?その頃、もう一人の名探偵保はのの子と無人島に閉じ込められていて・・・。今のところシリーズ最高傑作だと思います!誘拐モノに新境地を加えた1作で、既存の誘拐モノを逆手に取った「霧舎流誘拐劇」には思わず舌を巻きました!また、本自体にも仕掛けが施してあるなど凝りに凝っており、このシリーズは1作ごとに確実に上手くなっている印象がありますね!
六月はイニシャルトークDE連続誘拐 私立霧舎学園ミステリ白書 (講談社ノベルス)
No.68: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

てるてるあしたの感想

ささらさや」の姉妹作。両親の夜逃げで一人佐々良に放り出された少女、照代。前作でも登場した3婆の一人、久代の家に居候させてもらうことになった照代が慣れない環境や周囲の人々に反発しならがらも成長していく姿を描く心温まる話。前作に比べるとミステリ色は薄めだけれど、どこにでもいる一人の少女が久代の厳しくも温かい心に触れていくうちに少しずつ成長していく姿に感動!加納さんの優しい物語はミステリとかそういうの抜きにしても、やっぱり大好きです。
てるてるあした (幻冬舎文庫)
加納朋子てるてるあした についてのレビュー
No.67:
(7pt)

三人目の幽霊の感想

ベテラン編集長牧大路と新人編集者間宮緑の名コンビが活躍する「落語シリーズ」第1短編集!共に二人の落語家の対立を軸とし、「落語」+「本格ミステリ」が見事に融合した表題作「三人目の幽霊」と「患う時計」、そして、「解説噺」で裏の裏の真相が明らかになる「崩壊する喫茶店」など名短編揃い!これを読めば、あなたも「落語」の魅力に取り憑かれること請け合い!
三人目の幽霊 (創元推理文庫)
大倉崇裕三人目の幽霊 についてのレビュー
No.66:
(7pt)

そして誰もいなくなるの感想

今邑版「そして誰もいなくなった」!名門女子高で上演された「そして誰もいなくなった」の劇の最中で女子生徒が作品になぞらえられるかのように殺された!そして、一人また一人と・・・。クリスティの名作を女子高生たちの壊れやすい心理と「裁かれざる者」に着目してオマージュした傑作!なるほど、「裁かれざる者」とはこういうことかと考えさせられました。
そして誰もいなくなる (中公文庫)
今邑彩そして誰もいなくなる についてのレビュー
No.65: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

安達ヶ原の鬼密室の感想

物語は4パートに分かれており、ひらがなと挿絵が満載のこうへいくんの話に始まり、アメリカに留学した日本人少女ナオミが巻き込まれる無差別切り裂き魔事件とタイトルとあらすじとは一見無関係のような話が続き、中盤になってようやく戦中に兵吾少年が枡形の屋敷で不可解な事件が続発する本編「安達ケ原の鬼密室」が幕を開けます!そして、50年後探偵が過去に関わった事件をもとにそのトリックを暴くというもので、4事件の接続の仕方が大胆で良かったです!ただ、この大がかりな物理トリックはもっと早くに読んでればもっと驚けたのになあ(笑)
安達ヶ原の鬼密室 (祥伝社文庫)
歌野晶午安達ヶ原の鬼密室 についてのレビュー
No.64: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

扉は閉ざされたままの感想

扉の前で展開する倒如モノミステリーの新たな傑作!スリリングな駆け引きで、一気に読めた。
扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫)
石持浅海扉は閉ざされたまま についてのレビュー
No.63:
(7pt)

地球平面委員会の感想

謎のサークル「地球平面委員会」の正体には、90年代に青春を捧げたものの一人として最後に明かされた時は「ああ!そういうことか!」と納得。てか、なんで気付けなかったんだろう(笑)浦賀さんの作品の中では結構ミステリ度が高く、一気読みできた。
地球平面委員会 (幻冬舎文庫)
浦賀和宏地球平面委員会 についてのレビュー
No.62: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

時計館の殺人の感想

時計で埋め尽くされた館の殺人!核を成すこの館ならではの大トリックも良かったです!
時計館の殺人<新装改訂版>(上) (講談社文庫)
綾辻行人時計館の殺人 についてのレビュー
No.61: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理の感想

浜村渚シリーズ初長編は、数学が苦手な自分でも名前だけはなんとなく知っていた「フェルマーの定理」にちなんだ「増留間島」の「ホテルド・フェルマー」で起こった謎の女性転落死の謎と前オーナーが残した隠し遺産の謎の二重奏!特に隠し遺産にまつわるホテルの数学的に美しいトリックには瞠目しました!こういう数の美しさをみせられると、数学って面白いなあって思います!青柳さんにはこれからも美しく楽しい数学ミステリを書いていって欲しいですね!
浜村渚の計算ノート 3と1/2さつめ ふえるま島の最終定理 (講談社文庫)
No.60: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

女王国の城の感想

文庫版(上)UFO飛来を信じる新興宗教団体「人類教会」の総本山に向かったまま行方知らずとなった英都大学推理研究会部長江神二郎。彼の身を案じた後輩のアリスらお馴染み推理研の愉快な仲間たちが到着するとそこで聞かされたのは、11年前の不可解な密室殺人事件だった!そして、若き女王が君臨する教団の城に彼らが招かれるとそこでも不可解な殺人事件が!それにしても、相変わらず織田&望月の凸凹コンビはいいなあ(笑)さて、下巻で事件がどのような解決を迎えるか?
文庫版(下)これぞ有栖川流本格ミステリの結晶!「双頭の悪魔」に次ぐ徹底したフーダニット(犯人当て)と純粋論理の積み重ねで紡がれていく真相には、有栖川さんの本格=ロジックの情熱が胸に迫ってくるようでした!また、推理研Vs.教団の必死の攻防や決死の逃走劇という冒険活劇要素もこの作品をより一層盛り上げてくれました!江神部長、アリス、マリア、望月、織田の5人からなる英都大学推理研に今回も盛大なる拍手を!(笑)

女王国の城 上 (創元推理文庫)
有栖川有栖女王国の城 についてのレビュー
No.59:
(7pt)

被害者は誰?の感想

美貌で毒舌の名探偵吉祥院慶彦が挑むのはある時は被害者探しの謎にあるときは目撃者探しの謎、さらに後輩の桂島刑事には自作の「犯人当て小説」ならぬ「探偵当て小説」をふっかける! あくまで本格魂は忘れず、その裏に人間の喜劇悲劇を織り交ぜるストーリーテラーぶりに舌を巻くこと請け合いです!というか吉祥院が麻耶さんの小説に登場する銘探偵メルカトルに桂島が同じくその助手の美袋に見えてしょうがなかった(笑)3作目の自作のミステリ小説を助手にふっかけるというのは特に(笑)
被害者は誰? (講談社文庫)
貫井徳郎被害者は誰? についてのレビュー
No.58:
(7pt)

さよならの次にくる <新学期編>の感想

前篇の伏線が見事に回収されていく様が心地良かった。キャラも葉山君、柳瀬さん、伊神さんは勿論、新たに登場した希ちゃんがシリーズの幅を広げてくれたように思う。これからにも期待!
さよならの次にくる<新学期編> (創元推理文庫)
似鳥鶏さよならの次にくる <新学期編> についてのレビュー
No.57:
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

さよならの次にくる <卒業式編>の感想

似鳥流日常系青春ミステリ第2弾!米澤さんとは違った意味で軽くサクサク読めるし、第1作と同じくちょっとほろ苦い青春模様も良かった。伊神先輩が卒業してしまったので、新学期編の探偵役は葉山君なのかな?断章の意味が最後まで明かされず終いで未消化気味なので、後篇が早く読みたい(笑)
さよならの次にくる <卒業式編> (創元推理文庫)
似鳥鶏さよならの次にくる <卒業式編> についてのレビュー
No.56: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

アイルランドの薔薇の感想

石持浅海の長編デビュー作!アイルランドの宿屋で起こる連続殺人に日本人研究者が挑む!推理小説としての謎解きの楽しみを存分に味わえた傑作!
アイルランドの薔薇 (カッパ・ノベルス―カッパ・ワン)
石持浅海アイルランドの薔薇 についてのレビュー
No.55: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

0の殺人の感想

個人的に速水3兄弟シリーズで一番好き。この短さで、この衝撃は他にない。
0の殺人 (講談社文庫)
我孫子武丸0の殺人 についてのレビュー
No.54:
(8pt)

死者の学園祭の感想

初赤川作品は深田恭子さん主演で映画化された長編第1作。青春あり推理ありスリルあり、と大満足の内容、個人的に赤川さんの文体が一番読みやすく、普段読むのが遅い私でもほぼ一気読みでした!

死者の学園祭―赤川次郎ミステリーコレクション〈1〉
赤川次郎死者の学園祭 についてのレビュー
No.53:
(7pt)

浜村渚の計算ノート 3さつめ 浜村渚の水色コンパスの感想

数学少女浜村渚シリーズ第3弾!今回は前2作よりも問題が高度になっていて、元から数学的思考ではない自分にはまだ完全には理解できていないものもあるんですが相変わらず個性的なキャラたち、次々と流れるような展開もあり、またもハイスピードで読了!特にパラドックス理論をRPG風に読者に挑戦してくる「クレタ島・嘘つき迷宮」、館ものの物理トリックを数学的な図形で創ってみせた『「プラトン立体城」殺人事件』が本格ミステリファンとしては面白く読めた(笑)このシリーズを読んでるともっと数学を理解したくなりますね!
浜村渚の計算ノート 3さつめ 水色コンパスと恋する幾何学 (講談社文庫)
No.52: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

氷菓の感想

いまやミステリ界になくてはならない存在にまでなった米澤さんの記念すべきデビュー作にして、古典部シリーズ第1作。トリックのネタの意味が分からなくて、辞書で調べた自分の語学力って一体(笑)古典部シリーズも小市民シリーズと同じく気楽にサクサク読める「日常の謎」を扱っていて好感を持てたので、これから読んでいきたいと思います!
氷菓 (角川スニーカー文庫)
米澤穂信氷菓 についてのレビュー
No.51:
(8pt)

三つ首塔の感想

八つ墓村を超える大量殺人!推理より恋とスリルに満ちた作品。八つ墓村を愉しめた読者なら、気に入るはず。もちろん、かくいう自分も気に入りました!
三つ首塔 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史三つ首塔 についてのレビュー

No.50:

痾 (講談社文庫)

麻耶雄嵩

No.50:
(7pt)

痾の感想

「夏と冬の奏鳴曲」の続編。記憶を失った烏有の葛藤と、メルカトルのとんでも探偵ぶりが際立つ快作!
痾 (講談社文庫)
麻耶雄嵩 についてのレビュー