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マッチマッチ さんのレビュー一覧
マッチマッチさんのページへレビュー数78件
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この著者は初読みです。
サイト内評価が高いので、手にしました。 とんでもなく分厚いですね。読み始めても、なかなかストーリーの全貌が見えて来ない。300ページ程読み進めて、やっとバラバラだった事件に、関連した手掛かりが見えて来る。 そういう面では、とにかく話がしつこいと言うか、くどいです。そして、その執拗な書き込みこそが、本書の醍醐味なんでしょうね。いわゆる、癖になりそうな味付けです。 タイトルや表紙の絵から連想するようなホラー感や恐怖感は一切感じられません。 それどころか、探偵役の京極堂と関口を含めたそのお仲間達との会話は、一種の喜劇のような面白さで、思わず含み笑ってしまうほどです。 ▼以下、ネタバレ感想 |
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宗教色がかなり濃い作品です。著者が真面目に宗教に対峙して書き込んでいることが伺え、また、作品の後半には新興宗教の題材も記載し、そういう面では一種の社会派小説の側面もあるかもしれない。
といっても、ガチガチにクソ真面目で、面白くも何ともないということは一切無く、当方も一気に読み終わったように娯楽色も十分にあり、楽しむことが出来た。 ラスト近辺における主人公実藤と謎の作家水名川泉との激烈な対峙。ここで多くの宗教用語が飛び交うが、知識の無い方にはやや難解である。しかし、深い意味は分からなくてもスイスイ読み進めることが出来、これこそ著者の筆力の確かさであろう。 ただし、題材のせいもあるのか、読後感は余り良くない。何か夢の無い結末であった。 しかしながらこの小説を俗物的な見方で読み、出版社の編集者が良い作品を求めて偏執的に葛藤する姿をギャグにした業界小説と見なせば、笑い話で済ませることができそうと思うが、著者には失礼かな(笑) ▼以下、ネタバレ感想 |
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結構、ページ数は多いですが、読み易いです。
北方領土の小さな離島に潜入捜査に入った日本人刑事が、殺された日本人社員の犯人に辿り着く過程を、その離島での複雑な利権関係を交えつつ丁寧に描かれています。 さほどハラハラ・ドキドキの展開があるわけでもなく、また驚くような結末が隠されているわけでもないですが、飽きずに最後まで読み進めさせる辺りは、さすが著者の手慣れた力量でしょう。 せっかちに結論を急ぐ小説より、こういうじっくり書き込まれた小説の方が、私には合っているかも、、、ですね。 惜しむべきは、あと一歩驚くべき展開が待ち構えていたら、もう少しポイントを加算できたと思う。 ところで読んでいる途中、パキージンという登場人物が出てくるたびに、プーチン大統領の横顔が浮かんできたが、果たして著者はそれを意識して創作されたんだろうか(笑) |
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アクション、ミステリー、サスペンス何でもありのエンタメ小説ですね。
読み始めは警察小説かなと思って読んでいましたが、主人公の逃亡に関する記述も多く、一種の冒険小説にような部分もありました。 そういう面では、結構テンポがよく小気味いいです。 本書の骨格となるミステリー部分も、しっかり書かれてあり、上滑りはしていません。読者に考えさせます。 とりあえずラストも、キチンと悪を始末して終わらせているので、めでたしめでたしというところでしょうか。 レベルが高いB級エンタメ小説でした。 |
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焦点は彼。
高齢化社会と介護に関わる格差問題を真っ向から問う本格的な社会派小説、なんだけど「彼」と「彼の目的」を主旋律にしたミステリー小説である。 単純に思い込んで読んでいたため、後半驚いてしまった。 そして、そういう展開は、結構面白く楽しめた。 ただ最後は少し宗教観が強く出すぎ、ちょっと興ざめ。もう少しミステリー感を押し出して欲しかった。 でも、登場人物はさほど多くなく読み易い。 PS:読んでいて「津久井やまゆり園」の事件が頭に何度も浮かんできた。この日本を震撼させた植松聖被告は、この小説を読んだことがあったのかもしれない。 |
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スッキリした短編集。
加賀恭一郎シリーズの一冊でした。 短編集というのを好まない当方ですが、無理なく読み終えることが出来ました。良品が揃っておりますね。 この方の作品は、基本的に読み易く、かつ大外れは無い。 今後も、過去に手にしていない物を読んでみたいです。 |
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全盲の主人公が実際にこれだけの行動がとれるのか、疑問が残ったが、最後はしっかりまとめられていたように感じる。都合よすぎる気もするが、、、
しかしながら、展開が最後まで読めなかったのは、素直に高評価。 |
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読みやすく、かつ面白い。
ただし、爽快感とかインパクト感はやや弱い。 「空飛ぶタイヤ」の完成度に比べると、追い詰めるべきものはもっと追い詰めて頂きたかった。 その方が、読後感はよりスッキリする。検察の捜査描写、一松組の社長を含めた登場人物の描写、恋人との関係も含めて、やや中途半端に終わった感じ。 でも、淀みなく最後まで読み進めれたのは、さすがに筆者。 星2つというところでしょうか。 |
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