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Hidezo さんのレビュー一覧

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レビュー数238

全238件 181~200 10/12ページ

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No.58: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

クローズド・ノートの感想

結末は予測できたし、ミステリーというより恋愛小説だったけど、いい話でした。
人が死ぬ話ばかりじゃなくて、こんなのもイイネ!
心が洗われる。
クローズド・ノート (角川文庫)
雫井脩介クローズド・ノート についてのレビュー
No.57:
(8pt)

首折り男のための協奏曲の感想

首折り男の話と、他の作品にも出てくる「黒澤」の話を含めた短篇集。
作風はいつもの伊坂幸太郎ですが、少しトリッキーといいうか、変化球的な話もチラホラ。
「黒澤」に愛着がある人にはお勧めですが、個人的には、「首折り男」を絡めた2編の方が面白かったです。

首折り男のための協奏曲
伊坂幸太郎首折り男のための協奏曲 についてのレビュー
No.56:
(9pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

雪の断章の感想

ミステリー感はほとんどなく、孤児である飛鳥の成長を描いた作品。
登場人物の話口調なども、まるで世界文学を思わせるような雰囲気に仕立てあげられている。
長かったけど、毎週楽しみにしていた世界名作劇場(古い!)を見ているかのような気持ちで読むことが出来ました。
これは、文学作品です。
雪の断章 (創元推理文庫)
佐々木丸美雪の断章 についてのレビュー
No.55:
(8pt)

SOSの猿の感想

ひきこもりと株の損失、交通事故に虐待、そして孫悟空。
これらにどんな関わりがあって、どんな結末を迎えるのか、全く予想できなかった。
こういう突拍子もないものを、うまくつなげて話をまとめるのは作者ならでは。
内容的には、なんだこれ?と思う人もいるかもしれません。
SOSの猿
伊坂幸太郎SOSの猿 についてのレビュー
No.54:
(8pt)

ブレイクは五種類のフレーバーで 珈琲店タレーランの事件簿 4の感想

本格ミステリーを求める人には物足りないのでしょうけど、短編スピンオフ作品として楽しめました。
特に、美星バリスタの過去を垣間見ることが出来る『純喫茶タレーランの庭で』は、
自分が何に支えられて今があるのかを、思い出させてくれる作品でしょう。
珈琲店タレーランの事件簿 4 ブレイクは五種類のフレーバーで (宝島社文庫)
No.53:
(7pt)

みんな邪魔の感想

オタクも市民権を得た今日このごろですが、
オタクから抜け出せないおばちゃんたちの怖さというか、気味悪さというか、
読んでいて気持ち悪かったです。
連続殺人をめぐるミステリーとしては面白かったのですが、生理的にちょっと・・・

みんな邪魔 (幻冬舎文庫)
真梨幸子みんな邪魔(更年期少女) についてのレビュー
No.52:
(6pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

葉桜の季節に君を想うということの感想

夢中で読みましたが、いろんな人物、そして現在や過去の話が入り混じり、理解するのが大変でした。
騙すためによく考えられている、と感心した反面、最後に明らかになる思わぬ設定に、それはないだろう…とも。
そんな訳で、6点。
葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)
No.51:
(7pt)

異人館画廊 贋作師とまぼろしの絵の感想

前作を気に入ったので買いました。
今回も、絵画と図像学の話に期待していたのですが、
千景と透磨の話が割り込みすぎて、肝心の事件の事が薄っぺらく感じました。
でも、隠されている過去の事が暗にほのめかされたいたりして、続きが気になります。

異人館画廊 贋作師とまぼろしの絵 (集英社オレンジ文庫)
谷瑞恵異人館画廊 贋作師とまぼろしの絵 についてのレビュー
No.50:
(9pt)

異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女の感想

漫画のギャラリーフェイクみたいな感じ。
図像学を絡めた絵画の謎という斬新な内容は楽しめました。

異人館画廊 盗まれた絵と謎を読む少女  (コバルト文庫)
No.49:
(7pt)

絶望ノートの感想

同一クラスで起きる死亡事故に殺人、自殺。
誰がどんなふうに関わっていたのか、日記形式で読み進めるうちに真実が分かってきます。
なかなか凝った趣向だと感心ながらも、全く爽快感がないし、話の内容に面白みもない。
こんな感じの作風なのかな?
絶望ノート (幻冬舎文庫)
歌野晶午絶望ノート についてのレビュー
No.48:
(7pt)

硝子の葦の感想

大人のサスペンスって感じの作品です。
虐待された大人がいて、虐待されている子供がいて、
こういった歪んだ世界で生きている人たちの、利害関係がもたらす事件の真相。
面白かったけど、なかなかページが進まなかったのは、作品の重苦しい雰囲気のせいかな。

硝子の葦 (新潮文庫)
桜木紫乃硝子の葦 についてのレビュー
No.47: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

マリアビートルの感想

完璧です。
ドミノ倒しみたいに、パタパタと進んでいきます。
ドミノは途中で分岐して、それぞれがパタパタ進みます。
離れたり交差したり、見ていて飽きません。
今回も、いろんなタイプの殺し屋が登場しますが、それぞれ個性があって根底に人間味を感じます。
僕のお気に入りは檸檬。
「機関車トーマス」が大好きな殺し屋で、事ある毎に「機関車トーマス」のエピソードを語ります。
それが、妙に説得力があって面白い。
今回も着地点は全く見えませんでしたが、満足の結末でした。
マリアビートル (角川文庫)
伊坂幸太郎マリアビートル についてのレビュー
No.46: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

グラスホッパーの感想

マリアビートルと続けて読もうと思い、年末年始のために温存しておきました。
「殺し屋もの」ってことで構えていたのですが、全然ドロドロしていない。
それぞれ個性あるキャラクターに愛着も出てきます。
とにかく、いろんなことが起きて着地点が全く予想できません。(作者も探り探りだったのだろうか?)
マリアビートルへ続く序章として、読んでおきたい作品。

グラスホッパー
伊坂幸太郎グラスホッパー についてのレビュー
No.45:
(9pt)

ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめの感想

太宰治にまつわるエピソードがたくさん。
そして、太宰の「晩年」が狙われた真相と、栞子さんの家系に関する新たな真実。
これは、読むしか無い。
ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)
No.44: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

往復書簡の感想

湊かなえの定番で、読んでいて安定感があります。
これといった驚きはありませんが、情報を小出し小出しにして読者を引きつける手法は流石です。
普通に面白かった。

往復書簡
湊かなえ往復書簡 についてのレビュー
No.43: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

むかし僕が死んだ家の感想

タイトルを見て買いました。
少年の日記から過去の出来事が少しずつ明らかになってくる展開は面白かったし、判明した事実もゾクッとするところがありました。
ただ、文章が簡単なのがわかりやすい反面、物足りなくも感じるのです。
むかし僕が死んだ家 (講談社文庫)
東野圭吾むかし僕が死んだ家 についてのレビュー
No.42:
(8pt)

果てしなき渇きの感想

スリリングで圧倒されました。
残酷な描写が多いので、ダメな人も多いかもしれません。
とにかく深い闇ばかりなので、注意して読んで下さい。

果てしなき渇き (宝島社文庫)
深町秋生果てしなき渇き についてのレビュー
No.41:
(5pt)

水の中のふたつの月の感想

3人の少女の秘密を、物語の進行とともに明らかにしていくという構成。
よくあるパターンでそれはいいのですが、全然話に引き込まれなくて、秘密が明らかになってもなんの驚きもない。
読者の予想を裏切ろうとした感はあったけど、「世にも奇妙な物語」を見ている感じで終了。
水の中のふたつの月 (文春文庫)
乃南アサ水の中のふたつの月 についてのレビュー
No.40: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

小暮写眞館の感想

みんなが自分を責めながら、お互いに気を使い生きている辛さ。
感動作です。
ただ、不思議写真(心霊?)の謎解きが長くて間延びしたかな?
小暮写眞館 (100周年書き下ろし)
宮部みゆき小暮写眞館 についてのレビュー
No.39: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

カラスの親指 by rule of CROW's thumbの感想

確かに評価が高いだけあって面白かった。
でも、騙されないように読め!なんて無理。
カギが巧妙に隠されているというより、ほぼ埋もれてるのだから。
他の作品もそうだけど、真相の説明が教科書の解答みたいで、僕はちょっとダメ。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)
道尾秀介カラスの親指 by rule of CROW's thumb についてのレビュー