■スポンサードリンク


アルバトロス さんのレビュー一覧

アルバトロスさんのページへ

レビュー数48

全48件 21~40 2/3ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.28: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

駆け引きが面白い

講談社BOXからの出版、出だしがラノベ調ということもあって敬遠されがちな作品かと思いますが、内容はとても楽しめるものでした。
特にあることを巡る論理的な駆け引きが、登場人物たちの間で行われるのですが、そこは見応え十分でしたね(頭の悪い私にはついていけないところも多々ありましたが……)

丸太町ルヴォワール (講談社文庫)
円居挽丸太町ルヴォワール についてのレビュー
No.27:
(7pt)

『黒朱川』さんの本領発揮

5人の女性が主人公の短編集です。
作者が朱川湊人さんということで「きっと温かい気持ちになれるほっこり系の話だろうな〜」と思う方が多いでしょうが、この作品は違います。いわゆる「黒い朱川作品」に入る、なんとも読後感の悪い話です。
ですから人によっては受け入れ難い方もいるかもしれませんが、私個人からすると、この怪しく、切なげで、暗い、人間の心に巣食う「何か」が書かれた本作はとても好みです。
ということで、一読の価値は十分あると思います。そしてもし、気に入られた場合、朱川さんの『水銀虫』もオススメします。同じ系統なので。
赤々煉恋 (創元推理文庫)
朱川湊人赤々煉恋 についてのレビュー

No.26:

螢 (幻冬舎文庫)

麻耶雄嵩

No.26: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

一筋縄ではいかない麻耶雄嵩クォリティーを見た

やーやられましたね。
館モノのミステリーだったので、自分で犯人の予想を立てつつ読み進めたのですが、正直言って見事にかかってしまいました。そして読了後に「んー、やっぱり麻耶雄嵩だなぁ」と唸ってしまいました。
読んで損はない、オススメの一冊です。
螢 (幻冬舎文庫)
麻耶雄嵩 についてのレビュー
No.25: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

初野作品の原点

私は初野作品は他にもいくつか読んでいますが、それらの多くがこの作品から派生しているのではないかと感じます。具体的に言うのはネタバレなので避けますが、出だしの奇想天外さなんかは「あー。初野作品だ」と思わず笑みがこぼれました。
内容は正直うやむやな所もありましたが、「命」をテーマにしていると思いますから、その重さのわりには比較的楽しく、読みやすい作品だったと感じました。
水の時計 (角川文庫)
初野晴水の時計 についてのレビュー
No.24: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

幽霊だけど、人間の話

作中でも語られていましたが、幽霊を「得体のしれない恐ろしい物体」と捉えず、「元は人間だったもの」として捉えている話であるため、よくある、呪いがどうこうという作品ではなく、幽霊を通じた人間物語というていをなした作品だと思います。
ミステリーとしては細々とはしていませんが、読みやすいため、読後感もよいです。
心霊探偵八雲1 完全版 赤い瞳は知っている (講談社文庫)
神永学心霊探偵八雲 赤い瞳は知っている についてのレビュー
No.23: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

どこかすがすがしい、伊良部の傍若無人さ

とても読みやすく、楽しく読ませていただきました。
特に伊良部の傍若無人には、呆れると同時になんだかすがすがしさを覚えてしまいます。
ミステリーではありませんが、実に軽快な面白い作品だと思います。
空中ブランコ (文春文庫)
奥田英朗空中ブランコ についてのレビュー
No.22:
(7pt)

帯を見てほしくない

何も知らない状態で読んでほしい短編集です。読み終わった後、その素晴らしさが実感できると思います。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)
米澤穂信儚い羊たちの祝宴 についてのレビュー
No.21:
(8pt)

光媒の花の感想

とても質の高い短編集で、一作一作大切に読みました。
光媒の花
道尾秀介光媒の花 についてのレビュー
No.20:
(7pt)

シャドウの感想

何作読んでも騙される道尾作品。見事です。ラストも非常に印象的でした。
シャドウ (創元推理文庫)
道尾秀介シャドウ についてのレビュー
No.19: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ラットマンの感想

とても素晴らしい作品でした。道尾さんといえば終盤であっと驚かせてくれるミステリー作家ですが、今回は特にそれが強かったように思えます。私は音楽に興味が薄いので、そこの部分でよくわからないところはありましたが、そんなこと関係なく読める作品だと思います。
ラットマン (光文社文庫)
道尾秀介ラットマン についてのレビュー
No.18: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

カラスの親指―by rule of CROW's thumbの感想

ミステリーの醍醐味的な仕掛けもさることながら、物語自体も非常にスピーディーで面白く、さすが道尾さんだなと感じさせてくれる良作でした。
最近文庫化されたようですし、たくさんの方に読んでほしい作品です。
カラスの親指 by rule of CROW’s thumb (講談社文庫)
道尾秀介カラスの親指 by rule of CROW's thumb についてのレビュー
No.17: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

賛否両論、当然。

内容が内容だけに、賛否両論出るのは当然のことだ、と頷ける作品でした。
しかし本作は名作・傑作であるのではないでしょうか。様々な感想を持たれる、ということはインパクトのある、後に語り継がれる作品であったといえるのではないかと思います。
一読しておく価値は十分にあるはずです。
向日葵の咲かない夏 (新潮文庫)
道尾秀介向日葵の咲かない夏 についてのレビュー
No.16: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

花の鎖の感想

作者の第二ステージ、ということでどういった内容になるのか非常に楽しみでした。
その肩書きに違わず、いままでの湊作品に見られた「イヤミス」要素はありませんでしたね。全体的にホッコリする話であったと思います、が、どうせいい話にするなら最後のほうで一度「イヤミス」の臭いをさせるのはやめたほうがよかった、と思います。それによって若干、物語の良さが台無しになっていると感じました。
とりあえず、次回作に期待します。
花の鎖 (文春文庫)
湊かなえ花の鎖 についてのレビュー
No.15:
(7pt)

贖罪の感想

一人称の短編集で、だんだんと明かされていく真実。前作「告白」とほとんど同じような構成でした。それでも十分に面白く、ミステリー的な要素もふんだんにあって、個人的にはとても好みの小説であったように思います。もちろん読みやすさは健在でした。
贖罪 (双葉文庫)
湊かなえ贖罪 についてのレビュー
No.14: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

使命と魂のリミットの感想

医療関係の記述は相当調べられたのだな、と感服しました。
ラストへ向かってのスピード感も良かったです。
使命と魂のリミット (角川文庫)
東野圭吾使命と魂のリミット についてのレビュー
No.13: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

赤い指の感想

現実にありそうで恐ろしい
赤い指 (講談社文庫)
東野圭吾赤い指 についてのレビュー
No.12: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

殺人の門の感想

「殺意」というものの根幹を問う傑作だと思います。読んでて楽しい作品ではありませんが、素晴らしい作品であると思います。
殺人の門 (角川文庫)
東野圭吾殺人の門 についてのレビュー
No.11: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

加害者遺族の視点に立った稀有な小説

文章でこんなに心を揺さぶられるのか、と驚きました。
とにかく私はこの主人公に感情移入してしまって、なんて理不尽なんだろうと感じながらも、どうしようもないもどかしさ、苦しさみたいなものを胸に抱えながら読んでいました。
絶対に一読すべき作品であると思います。


ちなみにミステリではないと思います。

手紙 (文春文庫)
東野圭吾手紙 についてのレビュー
No.10: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

どちらかが彼女を殺したの感想

読者への挑戦状を叩きつけられたみたいで、新鮮でした。しかし難しくてすぐに解説を見ることに……。
なるほどな、と納得です
どちらかが彼女を殺した (講談社文庫)
東野圭吾どちらかが彼女を殺した についてのレビュー
No.9:
(7pt)

容疑者Xの献身の感想

タイトルの意味が、読了後に心に沁みました。
容疑者Xの献身 (文春文庫)
東野圭吾容疑者Xの献身 についてのレビュー