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アルバトロス さんのレビュー一覧

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レビュー数8

全8件 1~8 1/1ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.8:
(4pt)

うっすい内容だけど、杉井さんだから許す(笑)

キリカシリーズ二作目ですが、『神メモ』シリーズに比べると、やはり内容の薄さが否めません。
が、ラノベですし、杉井さんですから、そのラノベらしいストーリー具合を楽しめればそれでいいかと思います。
生徒会探偵キリカ2 (講談社ラノベ文庫)
杉井光生徒会探偵キリカ2 についてのレビュー
No.7: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

贖罪の奏鳴曲の感想

弁護士、御子柴の回想シーンの一気に読ませるところは見事でしたが、いかんせん『さよならドビュッシー』や『おやすみラフマニノフ』などの衝撃には劣るものだったかな、と思います。
ただかなり読みやすかったのはプラスです。
贖罪の奏鳴曲 (講談社文庫)
中山七里贖罪の奏鳴曲 についてのレビュー
No.6:
(4pt)

石ノ目の感想

所謂`癒し`の乙一作品だったが、どうも単調に感じてしまう。物足りなかった。

石ノ目
乙一石ノ目 についてのレビュー
No.5:
(4pt)

書き方がテーマに合っていない

湊かなえさんといえば、「いやミス」のイメージが強いですが、前作『花の鎖』からはどちらかというと、『感動ミステリ』に移行しつつあるようです。
が、どうもこの手の作品に湊さんの書き方は合わない気がします。淡々と綴られる独白形式のような文章では、情感や郷愁といったものを醸し出させるのは難しいのではないでしょうか。
ですから、本作は導入部分以外ではどうも面白さを感じなかったです。
境遇
湊かなえ境遇 についてのレビュー
No.4:
(4pt)

プリズン・トリックの感想

アイデア・内容ともに良かったと思います。あっ、と言わせるトリックも見事でした。きっとこの作者さんは相当な実力があるのでは、と感じます。
しかし、最後が……。最後はあれでいいんでしょうか……。個人的にはあまり納得がいかないと言いますか、ポーンと放り投げられた感じですね。悪い意味の読後感の苦さでした
プリズン・トリック (講談社文庫)
遠藤武文プリズン・トリック についてのレビュー
No.3: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

番外編なので、過度な期待は禁物

私はこの作品を読む際、「王手飛車取り」と「2.0」の続きだと思って読みました。
ところが実はこれは番外編的な扱いだったようです。
ということで、「きっとまた素晴らしいトリックが仕掛けられているのだろうな」と過度な期待を抱いてしまった私は、見事に失望することになってしまいました。
とはいえ、番外編だと知った今はそれなりに楽しめる作品だと思いますので、あくまでそういう気持ちで読むと良いのではないかと思います。
密室殺人ゲーム・マニアックス (講談社文庫)
歌野晶午密室殺人ゲーム・マニアックス についてのレビュー
No.2:
(4pt)

直木賞おめでとうございます

ミステリーというよりは純文学作品でしたね。主人公の幼いながらも複雑で、危うく揺らぐ心境がとても重厚に描かれています。ただ純粋に面白かったか、と聞かれると、あまり好みではありませんでした。
月と蟹
道尾秀介月と蟹 についてのレビュー
No.1: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

歌野作品最大の問題作

私個人の考えでは、この作品は数ある歌野作品の中でも、最大の問題作であると思っています。
とにかく物語的な展開はまるでなく、終始同じ調子で進むので、読者はどうしていいか分からなくなります。
そしてその困惑したままの状態で読了となるため、読者は完全に突き放されたような気分になるのです。
ですから正直、この作品は評価どうこうより「こういうことが現実にあったら怖いだろうな」それでよいのではないでしょうか。そうしないと気持ちの割り切りができない気がします。
唯一言及すべき点としては、タイトル「世界の終わり、あるいは始まり」があまりに素晴らしいタイトルのつけかただなと感心させられたことでしょうか。「葉桜~」といい「ハッピーエンド~」といい、歌野さんはタイトルのつけかたがすごいです。神がかっていると思います。

世界の終わり、あるいは始まり (角川文庫)
歌野晶午世界の終わり、あるいは始まり についてのレビュー