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アルバトロス さんのレビュー一覧
アルバトロスさんのページへ書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点6.72pt |
レビュー数119件
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読む前に「どうしてこんなに厚いのか」とページ数に圧倒されましたが、とても読みやすく、そんなに辛さは感じませんでした。
読んでいる途中には「それでもこれだけのページ数は不要だったのでは?」と改めて感じましたが、最後まで読み通し、納得しました。これはこの長さであるからこそ成立する作品なのだと思います。 ミステリ的な面では、完全にやられました。さすが辻村さん。脱帽です。 |
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おなじみハルチカシリーズの4作目となった今作は、相変わらずの読みやすさとともに、短編すべてが飽きることなく読める、最高の1冊でした。
個人的には、表題作『千年ジュリエット』がミステリ的には最も秀逸で、ハルチカシリーズ史上最高の短編だったと思います。 そのほかにもバカミスあり、意表をつくトリックありと、ミステリ好きの人も、そうでない人にも自信をもって薦められる本でした。 |
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キリカシリーズ二作目ですが、『神メモ』シリーズに比べると、やはり内容の薄さが否めません。
が、ラノベですし、杉井さんですから、そのラノベらしいストーリー具合を楽しめればそれでいいかと思います。 |
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久々の衝撃を受ける小説でした。
一気に引き込まれ、一気に読んでしまう。その筆力に感服です。 ただ、決して心地よい作品ではないので、確実に好みが分かれます。 そこで一つの基準として、湊かなえさんの『告白』が適するのではないかと思います。 『告白』を面白いと感じた方は、是非この小説を読むことを薦めます。 逆にムリだった方は、この小説もやめたほうがいいと思います。 |
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なんだろう。
辻村深月さんは『どこか追い込まれた人間』を書かせたら日本随一ではないかと思う。 |
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麻耶さんの作品はいくつか読んでいましたが、メルカトルシリーズは今回が初めてでした。
短編集なので、いつものよりは麻耶さんの「読者への黒い疑問」を突き付けられる展開が緩和されるかと思っていましたが、甘かったです(笑) 今作もやはり問題作といえます。探偵であるメルカトルはなかなか強烈なキャラクター性があり、冷めた調子でとんでもないことを語りだすので、読者の側からすると「た、確かにそうですね……」と相槌を打ちながらどこかもやもやした心を抱えつつ読み進むことになります。 でも、結局は納得してしまうんです。最終的には「そうですね」と納得します。 それがどんな理不尽だろうと、そこに反論の余地はありません。そしていつの間にか読み終わり、独特な読後感が残ります。 やはり麻耶さんはすごいです。平凡な作品など一つもない。 |
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このシリーズに慣れきってきたからなのか、今回の話の展開は少し退屈なように思えました。トリックなどもほとんどなかったですし。
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内容は前作の続きで、稲葉くんがアパートに戻ってきた場面から始まります。
そこで今回もやっぱり一騒動起きるわけなんですが、前回とは違い、今回はその騒動が一貫して語られます。彼の親友、長谷くんも絡んで、「あ、そういう方向性に行くんだ」と少し意外な展開。 今後も楽しみな一冊です。そしてやっぱり読みやすい。一時間と少しで読み終わりました(笑) |
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弁護士、御子柴の回想シーンの一気に読ませるところは見事でしたが、いかんせん『さよならドビュッシー』や『おやすみラフマニノフ』などの衝撃には劣るものだったかな、と思います。
ただかなり読みやすかったのはプラスです。 |
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読んだのは一年以上前なのですが、アニメ化されるということでレビューを。
内容は今の米澤作品を見ている方なら「ずいぶんと薄い内容だな」と感じると思います。 一つ一つの謎が軽く、ミステリとしてはかなり物足りないです。ですから「初心者向けタグ」は正しいと思います。 『氷菓』→『春期限定』→『夏期限定』→『折れた竜骨』という流れで読むといいかもしれません(笑) |
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エログロがない飴村行なんて、そんなの飴村行じゃない!!
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所謂`癒し`の乙一作品だったが、どうも単調に感じてしまう。物足りなかった。
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いわゆる"黒"朱川さんの作品です。
あらすじに『鬱作品』とある通り、読んでいて暗ーい気持ちになります。しかし朱川ファンとしてはこの作風の雰囲気もたまらないのです。 怖くて、ぞくぞくして、そしてニヤリと笑ってしまう。「ああ、こんな作品もいいな」と。 なので、こういうのが無理な人は絶対に読まないでください。 心が荒んでいる人はぜひ。 |
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設定と表紙に惹かれ、読んだのですが、失敗でした。
全体的に平坦で起伏のない展開な気がして、読んでいて「ワクワク感」みたいなものがまるで感じられませんでした。 |
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
ネタバレを表示する
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『本ミス』で4位と上位であったこともあって、期待して読みました。
「虚構」という言葉がタイトルにもある通り、この物語は「虚構をいかに真実に見せるか」というところが最大の見せ場であったように思います。ただ、その終盤の見せ場が、個人的には少し退屈な展開だったかなと感じました。ただしこれは物語の展開上仕方のない部分もあるので、一慨にそう断定するのは良くないのですが。 文体はノベルスのわりに読みやすいほうだと思います。設定もラノベチックなところがあり、そこの部分が私が一番気に入ったところです。 物語の展開で魅せるというよりは、理屈・言葉遊びで魅せるといったところでしょうか。そういう意味では、『丸太町ルヴォワール(円居挽 著)』に近しいものがあったかな、と思います。 |
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あまり内容に言及するのも芸がないので、ただ一言。
今回もやっぱり騙されました! |
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今売っているものはどうかわかりませんが、私の購入時にはなかなか刺激的な言葉が書かれた帯が付いていました。
それによって間違った方向に期待してしまった私としては、この本の真髄とも言える部分を台無しにされてしまった気がしてなりません。 ということで低めの評価となりましたが、随所に歌野作品らしさはあったと思います。 |
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私が朱川さんのファンになったきっかけの本です。
『昭和くささ』って言うと表現が悪いのかもしれませんが、そういった古き良き時代のにおいが作品全体から醸し出されていて、それだけでなんともほっこりした気分になります。 内容は朱川さんらしく、人間の深い感情、様々な人情をいやみなく描いた素晴らしい作品です。 ミステリー要素は少ないですが、読書好きなら、絶対に一読しておくべきだと強く言いたい一冊です。 |
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八雲の少年期の知られざる過去について、ということでとても興味深く読みました。
今の八雲からは想像できないようなところもあって、しっかりしたバックボーンがあるんだな、と驚かされました。 八雲シリーズが好きな方は、読んで損はないと思います。 |
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タイトルに惹かれ、図書館で何気なく手に取った一冊です。
普段は出だしの何ページかで借りるかどうかを決めるのですが、この本はその場で一気読みしてしまいました。それくらい読者を引き込む力を持った作品だと思います。 内容もとてもすっきりしていて、小難しい表現などもなく、スイスイと読んで『面白い』と思える、と同時に温かい気持ちになれる優しい作品です。 気軽に読める一冊です! |
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