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フレディ さんのレビュー一覧
フレディさんのページへレビュー数142件
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’古典部シリーズ’では珍しい外伝的な短篇集です。
短編とはいえ、1話1話はしっかりとしていて、入学からこれまでの話を時系列に散りばめられており、シリーズの隙間を埋めるものとしてファンにはたまらない1冊ではないでしょうか。 |
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’古典部シリーズ’の第2弾です。個人的にはシリーズの中で一番気に入っています。
撮影した映画が未完のまま中断し、古典部に映画の結末を調査するように依頼が来ます。 ミステリー自体はすごくシンプルですが、映画自体の内容も自主映画っぽさがうまく出ていて何気に面白かったです。 |
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若干マンガちっくな学園ミステリーの古典部シリーズですが、なぜか読み進めていくとはまってしまいます。
ミステリー自体も大掛かりなものはなく、特にこの’氷菓’はシリーズの中で一番地味かもしれませんが、ページ数も薄くサクっと読めてしまうので、気づくと夢中になって読み終わってしまいます。 主人公はまったくやる気がない’省エネ人間’ですので、読者もまずはお気軽に読むことをおすすめします。(決して期待して読まないように) |
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我孫子先生の作品は、「かまいたちの夜」ゲーム→「殺戮に至る病」の順で入ったためか、その他の作品が今一ピンと来なかったのですが、久々に面白く読ませていただきました。
妻を殺された謎を探るため、とある主教団体に挑んでいくお話ですが、その団体の巧さにはびっくりです。ただ、オチとラストには個人的には???(ここでこのパターン?)と思ってしまいました。 |
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ただの空き巣のつもりが、ひょんなことから強盗殺人を行なってしまった男、そんな兄をもつ弟の背負った人生の物語が悲しくも切なく描かれています。
その後の人生が急落し、何をやっても兄の存在のため社会からはじかれてき、必死に自分自身を押さえ込みながら自分の生き方を模索する部分が重く、読者にも考えさせられる小説です。 とにかく重いです。。。 |
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冒頭野球の試合シーンから始まったため、珍しく野球の青春小説家かと思いましたが、その後は殺人事件もあり、「魔球」の謎を追うという、どっぷりとしたミステリーでした。
初期作品の同級生や放課後と同じで、作者の瑞々しさがよく出ており、なぜか懐かしい気持ちになりながら読んでいました。現在の作品のようなエンターテイメント性は少し薄く、少しパンチ力にもかけますが、たまにはこんな純粋な作品を読むのもいいかなと思います。 |
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池井戸潤氏のデビュー作です。
銀行を舞台にしたところはおなじみですが、半沢直樹シリーズや下町ロケット等と比べてミステリー色の強い作品です。金融業界あり、殺人事件あり、格闘シーンありと趣向を凝らしていますが、もう一つパンチがない感じがします。いつものスカっとする感じも、やや弱いですね。 とはいえ、大変読みやすく、わかりやすい丁寧な文章のため、一気に読んでしまいました。 |
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「邪馬台国はどこですか」シリーズの続編です。
今回は前回の続きの流れで「世界史のミステリー」を仮説を立てて推理していきます。 歴史に無知な私は少し信じ込んでしまいました。 |
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あまり期待していなかったのですが、とても面白かったです。
探偵小説で、途中若干???と言うところがありましたが、最後にまんまと騙されました。 (そっ、そういうことか。。。という感じです) |
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文庫本で上下巻の大作ですが、前半と後半で異なる小説を読んでいる感じがします。
前半は蓮実に多くの難題が降りかかり、持ち前の頭脳で一つ一つを巧みに切り抜けていく、ストーリーにも厚みがあり、濃厚な感じです。一方、後半はこれまでの仕掛けてきたことが一気に爆発し、スリリングな展開に最後まで息をつかせません。後半は一気に読み終わります。 超重厚なエンターテイメント的な作品で、読んでいてまったく飽きさせませんでした。 (個人的には、蓮見は伊藤英明というより、坂口憲二のイメージでした) |
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名探偵の掟の続編かと思っていたら、まったくの別物でした。(主人公の名前は同じか)
ふと不思議な世界に迷い込み、気づいたら名探偵になっていた。そしてこの世界の秘密と事件を解決する話ですが、前作を期待していただけに今一でした。 |
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今作のテーマは、江戸川乱歩に関わる本についての長編です。
1~3と比べ、江戸川乱歩の本に関するエピソードが濃く、じっくりと丁寧に書かれています。これまでの伏線と今後の展開への伏線も貼られており、次回作が待ち遠しくなるなります。 相変わらず、読者の興味を惹きつける文章・表現はさすがです。 |
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なんとなく筒井作品を読みたく手に取りました。
ラゴスの生涯をかけた旅の話で、日本版ロードオブザリング風な作品です。 (いやいや、どちらかというと風の谷のナウシカのユパ様がイメージに近いかもしれません。) 古い小説なので文章や表現など若干読みづらいですが、薄い本なのでサクっと読めてしまいます。 ただ、ラゴスがなぜ旅をしていたのか最後までピンときませんでした。 |
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海外作品のような作風で、これまでの高野作品とは若干異なる感じかと思います。
読んだ感想はというと、政治的な部分はなしにしても、個人的にあまり引き込まれず、ただただ長いと感じてしまいました。どちらかというと映像化向けの作品と思います。 高野ファンとしては大変楽しみにしていた作品だっただけに大変残念です。 |
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腕貫シリーズ第2弾で、今回は通常の出張業務ではなく、業務時間後のお話です。
短編形式は変わりませんが、業務時間後の謎の腕貫探偵の素顔が少しだけ垣間見れ、第1弾でファンになった方は必見です。 個々のストーリーは独特の読者を引き込む内容ではありますが、第1弾ほどの感動や面白さはなかったように感じます。 |
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タイムパラドックスで、自分が存在せず、死んだはずの姉が生きていた世界に迷い込み、自分が存在した世界と姉が存在した世界の違いを感じながら、その差の秘密を探ろうとするお話です。
自分が主人公に感情移入しすぎると、最後にショックを受け、トラウマになってしまいそう。 |
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主人公が人の言葉を操る能力に目覚め、これから日本を動かしていこうとする政治家と対決しようとするお話です。(前半が兄貴、後半が弟の2話形態となっています)
伊坂作品には珍しいSF作品かと思って読んでいましたが、独特の会話の駆け引きは健在ですが、ぞれぞれの能力をうまく使うわけでもなく、全くの消化不良でした。。。 |
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10年以上前に読みましたが改訂版で再読です。
以前読んだ際はとても読みずらかったのですが、改訂版は大幅に書き直されており、大変読みやすかったです。(これから館シリーズを読まれる方は改訂版がオススメです) 十角館のような衝撃はあまりありませんが、シリーズ独特の雰囲気や島田のさえ具合は健在で、楽しく読ませていただきました。 |
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腕貫シリーズ3作目ですが、腕貫探偵はあまり出てこず、オムニバスのような作品です。
カトリック系の女学院を舞台とした学校関係者の人間関係の設定があまり好きになれず、むりして腕貫シリーズにしなくてもよかったのではと疑問です。 |
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有栖川作品の最高傑作と名高い作品でしたので、大変楽しみにしていたのでしたが、感想としては「とにかく長かった」です。
最近の作品ではないのでエンターテイメント性はあまりありませんでしたが、メインである3回にわたる読者への挑戦状を作るために、さまざまなヒントを散りばめてあり、そこまでの話がとにかく長い。 あまりメリハリも大逆転もなく淡々と事件が起こり、淡々とした推理が続き、サイドストーリーのアリスとマリアの関係も煮え切らず、正直消化不良な作品でした。 (月光ゲームが面白かっただけに少々残念でした) |
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