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フレディ さんのレビュー一覧

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レビュー数142

全142件 61~80 4/8ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
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No.82: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

重力ピエロの感想

タイトルからも想像できますが、かなり重いテーマの作品です。
重いテーマを伊坂さんならではの軽快なトーンで書き上げていますが、やはり最後まで疑問が残る作品でした。
重力ピエロ (新潮文庫)
伊坂幸太郎重力ピエロ についてのレビュー
No.81: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

看守眼の感想

横山秀夫の短編集です。
それぞれに関連はなく、1編ずつ別々のストーリーとして楽しむのがいいと思います。
特段目立つ作品はありませんが、横山作品はどれも一定レベル以上なので安心ですね。

看守眼 (新潮文庫)
横山秀夫看守眼 についてのレビュー
No.80: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

月光ゲーム Yの悲劇'88の感想

著者のデビュー作で、荒削りな部分もありますが大変楽しめました。
クローズドサークルものでは珍しい”火山”での設定で、登山で集まったいくつかのグループが仲良くなり、キャンプ中は恋に喧嘩に殺人事件にと大忙しなお話です。
個人的には、まだ若い主人公有栖川の恋のゆくえが大変気になりながら読んでいました。(笑)

月光ゲーム―Yの悲劇’88 (創元推理文庫)
有栖川有栖月光ゲーム Yの悲劇'88 についてのレビュー
No.79: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ハサミ男の感想

気づく人と気づかない人で面白さが違うと思いますが、私は気づかない人だったので大変楽しめました。「殺戮に至る病」的な作品かと思っていましたが、そこまではグロテスクではありませんが、ダークな部分は好き嫌いが分かれるかもしれません。
推理小説好きにとっては、いつか読んでおくべき本の一つではないでしょうか。
ハサミ男 (講談社文庫)
殊能将之ハサミ男 についてのレビュー
No.78: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

11文字の殺人の感想

2時間ドラマを見たあとに間違えて買ってしまいました。
ドラマもいまいちでしたが、小説も同レベルです。(名作の多い東野作品の中で、読まなくてもいいかなリストの中の一つです)
11文字の殺人 新装版 (光文社文庫)
東野圭吾11文字の殺人 についてのレビュー
No.77: 9人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

13階段の感想

高野和明のデビュー作です。
あと書きの宮部みゆきのコメントにもありますが、恐ろしい新人が現れたというのがまさに読んだあとの実感でした。
ストーリーはある死刑囚について死刑執行までに無実をはらそうとする主人公の話ですが、死刑執行が刻一刻と迫る緊張感や後半の迫り来るスリル感の表現がすばらしく、ページをめくる手が止められないほどの展開に緊張感を覚えたました。著者の筆力が素晴らしい!
とにかく、「絶対に読んでおくべき本」の一つでしょう。
13階段 (講談社文庫)
高野和明13階段 についてのレビュー
No.76: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

星降り山荘の殺人の感想

とにかくラストのどんでん返しは素晴らしいです。
こんなにヒントが散りばめられていたのに、まったく気づきませんでした。。。
本題のストーリーとトリックはというと、そこは、まぁ普通でした。個人的には1発ネタの小説かなと思います。
新装版 星降り山荘の殺人 (講談社文庫)
倉知淳星降り山荘の殺人 についてのレビュー
No.75: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ビブリア古書堂の事件手帖 栞子さんと奇妙な客人たちの感想

「これは面白い!」これがこの小説を読んだ時の第一印象です。
マンガを読んでいるような軽いタッチの文章で書かれていますが、大変読みやすく、一つ一つの本にまつわるエピソードも奥が深く勉強になると共に大変楽しめました。
登場人物たちも個性あふれる人物が多く、本にまつわる話という難しいテーマを盛り上げており、ミステリーとしての要素も深く味わいがあります。著者の練りに練った話の展開に、こだわりと能力の高さを感じました。1巻以降続けて読むことをおすすめします。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
No.74:
(5pt)

儚い羊たちの祝宴の感想

ダークな短編小説です。
この小説は好き嫌いが大きく分かれると思います。私は著者の小説が好きでたくさん読みましたが、この小説はあまり好きではありません。あまりにも暗すぎる。。。
儚い羊たちの祝宴 (新潮文庫)
米澤穂信儚い羊たちの祝宴 についてのレビュー
No.73:
(4pt)

密室の鍵貸しますの感想

著者のデビュー作ですが、終始軽いトーンで進んで行き、正直中身は何もありません。
最後の動機のところも「なんだかなぁ~」当感じです。
密室の鍵貸します (光文社文庫)
東川篤哉密室の鍵貸します についてのレビュー
No.72: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

十角館の殺人の感想

綾辻行人の館シリーズ最高傑作ですが、まさに「ありえない。。。」と感じさせるほどの超アクロバット的なミステリーです。
ここまでプロットを綿密に練り組まれている作品は他に類がなく、伏線など完璧な作品として仕上がっています。ただ、人の名前が海外のミステリー作家の名前で呼ばれており、よく知らない人は読んでいる途中で誰が誰だか分かりずらくなるのではないかと思います。
小説でしか味わえない名作中の名作ですね。
十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人十角館の殺人 についてのレビュー
No.71: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

邪馬台国はどこですか?の感想

殺人事件は起こりませんが、実に楽しめるミステリィーです。
「邪馬台国はどこにあったのか?」等の歴史上の謎を、歴史の有識者達がバーで激論をかわしあう形式で進みますが、本当に歴史の真実はこうだったのではと思ってしまうほどの説得力や夢がある回答にたどり着きます。歴史に詳しくないと騙されてしまいそうです。。。
まさに都市伝説的な作品です。

邪馬台国はどこですか? (創元推理文庫)
鯨統一郎邪馬台国はどこですか? についてのレビュー
No.70: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ロートレック荘事件の感想

筒井康隆が書くミステリーの決定版!!
独特の世界観でミステリアスな雰囲気を持つ作品です。
この小説にはある一つの仕掛けがありますが、そのためにかなり文章が読みずらく、「これあの巨匠が書いたのか?」と思ってしまうほど違和感のある文章で書かれています。
練にねられたプロットが実に巧妙に練りこまれており、2度読むとスッキリしますので、短いページ数なので我慢して読むことをおすすめします。
ロートレック荘事件 (新潮文庫)
筒井康隆ロートレック荘事件 についてのレビュー
No.69: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

オーデュボンの祈りの感想

伊坂幸太郎のデビュー作ですが、作者の才能を感じる作品です。
ファンタジーな世界につかりながらも独特のテンポの良い台詞回しで、読んでいて飽きさせませんでした。かかしがしゃべったりと独特の雰囲気のため、入っていけない人はダメかもしれませんが、悪役のどぎつさも全開しており、最後にスカっとすよう話をまとめてる手腕はさすが!!
オーデュボンの祈り (新潮文庫)
伊坂幸太郎オーデュボンの祈り についてのレビュー
No.68: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

ウインクで乾杯の感想

一昔前の典型的な2時間サスペンスドラマな作品です。(タイトルも時代を感じます)
レトロな感じを味わいと時にはぜひ。

ウインクで乾杯 (ノン・ポシェット)
東野圭吾ウインクで乾杯(香子の夢) についてのレビュー
No.67: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

黒い家の感想

まさに「はめられる恐怖!」と「追われる恐怖!」です。
序盤は生命保険業界の裏側がよく書かれており、ワイドショーに出てくるようなリアルな部分に怖さを感じました。終盤の追われる恐怖は、まさに昔やったゲーム「クロックタワー2」のシザーマンを思い出し、夢に出てきそうなぐらい恐ろしいです。。。
これほど黒い小説はないのではないかと。
黒い家 (角川ホラー文庫)
貴志祐介黒い家 についてのレビュー
No.66:
(6pt)

春期限定いちごタルト事件の感想

古典部シリーズが好きでしたので続けて小市民シリーズを読んでみましたが、古典部のような楽しさは感じられず、やや推理に重点をおいており別物な感じでした。。。主人公二人がちょっと暗いかな。。。(まぁ小市民ですから)

春期限定いちごタルト事件 (創元推理文庫)
米澤穂信春期限定いちごタルト事件 についてのレビュー
No.65:
(7pt)

幸福な生活の感想

ショートショートの1話完結で、ラスト1行の衝撃のオンパレードです。
意図的にラスト1行をページをめくった後ろにしてあり、作者の作品に対するこだわりが出ています。さて、内容はというと、ページ数が少ないので展開が早く奥行もやや薄いですが、いわゆる「世にも奇妙な物語」の1発ネタという感じです。個人的には大変楽しめました。
1話1話はちょっとした時間で読めるので、電車の中など空き時間にオススメです。

幸福な生活
百田尚樹幸福な生活 についてのレビュー
No.64: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

ビブリア古書堂の事件手帖5 栞子さんと繋がりの時の感想

二人の恋の行方が気になり、発売を楽しみに待っていました。
手塚治虫の「ブラックジャック」をテーマとした話があり、中学生の頃なけなしの小遣いをつぎ込んで手塚漫画を買いあさっていた時代を思い出しました。手塚が単行本を発行するたびにストーリーを直していく話はまさに天才のこだわりをうまく表現しており、大変楽しかったです。

▼以下、ネタバレ感想
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ビブリア古書堂の事件手帖 (5) ~栞子さんと繋がりの時~ (メディアワークス文庫)
No.63: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

隻眼の少女の感想

親子2代に渡る壮大な謎解きは面白かったですが、登場人物や動機にまったく感情移入ができませんでした。この本はストリーを楽しむのではなく、トリック当てのロジックのみを楽しむものだと思いますので、好き嫌いが分かれる小説だと思います。
隻眼の少女
麻耶雄嵩隻眼の少女 についてのレビュー