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指し手の顔 脳男2
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指し手の顔 脳男2の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全35件 21~35 2/2ページ
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謎の美女イブの正体、脳男の過去、そして、事件の全貌が明かされる怒涛の展開…シリーズ第一作からの設定を壊さずに面白い仕掛けを物語に仕込んだものだ。この作品は日本のサイコパス、連続殺人犯を扱った小説の中でも上位に入るのではないだろうか。深刻なテーマでも、何故か少し軽く感じるのだが、それは登場人物の名前が残虐性をオブラートに包んでいるからか。 さらには鷺谷真梨子と脳男のさらなる対決を予感させるラスト。続編の予感。出来ればスッキリ決着を付けてもらいたかった。 | ||||
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愛宕市で発生した奇妙で凄惨な事件。精神科医の鷲谷真梨子と刑事の茶屋が事件の謎を追う。相変わらずのストーリー展開と不思議な名前の登場人物がストーリー全体に奇妙な雰囲気を与えている。なかなか脳男が登場しないのでヤキモキするが…一体… 『脳男』を読んだのは10年前のこと。ストーリーは面白かったのだが、判然としない結末だったので続編に手を出していなかった。『脳男』の映画化がきっかけで本屋に続編が山積みだったので手に取ってみた。読んでみるとあの『脳男』の独特の雰囲気が蘇って来た。 | ||||
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残虐な描写もありましたが、 非常に面白かったです。 続きが気になって3日ほどで読み終えました 鈴木一郎も今回もダークヒーローらしく楽しめました。 でも最後なぜ真梨子が鈴木一郎を敵とみなしたのか… 何度考えても納得できない… | ||||
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主人公のヒーロー的な活躍を期待すると肩透かしを喰らう。 精神疾患者が起こす事件という、深いテーマがあるので 読み物として面白いが、やはり主人公が痛快に活躍する 場面を読みたかった。そもそも主人公が鈴木一郎ではない? 脳男もそうだが、珍しい苗字が出てくるのが印象に残る。 猿給黎って… | ||||
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主人公の出番が少な過ぎる! 上巻とはいえ、鈴木一郎の活躍を期待すると拍子抜けする。 読物としては、低い評価ではないが…。 下巻での主人公の活躍に期待。 | ||||
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期待はずれ、前作が面白かったので続編と聞いて楽しみでしたが 残念です。 | ||||
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期待はずれ、前作が面白かったので続編と聞いて楽しみでしたが 残念です。 続くような終わりでしたので、次回作に期待です。 | ||||
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他のレビューでもあるように確かに長いなと思うことは多々あります。 しかし、本作は精神病医学について細かく触れてあり、そこは今作の面白さの一つだと思う。 フロイトから始まる精神医学から、アメリカでの変遷、さらに日本の現状など、読んでいて先進病医学について学ぶことができ、勉強になる。 鈴木一郎は確かに出てくるのが遅いし、市井で野放しにされている犯罪者を狙っているのではという考えも、この事件にしか関与していないという部分から少し現実離れしてしまっている感があるのは否めない。 おそらく更なる続編がいづれ出るだろうが、脳男を超える作品になることを期待したい。 | ||||
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非常に脳男がおもしろかったので、その続きであるこの作品を期待をもって購入しました。 率直な自分の評価は脳男を☆4とすると、これは☆2ほどに思います。 (☆4は読み終わった後、もう一度一部のシーンだけでも読み返したいと思う作品 (☆2は読み終わった後、もう二度と開かないだろう作品 理由は、まず主人公とも言うべき『鈴木一郎』の活躍、暗躍の描写が他の登場人物同士の話題程度のことであってもかなり少なく感じるので、それを期待していた私はがっかりしました。 次に文庫本でも上下約900ページ弱に及びますが、話の厚み(本の厚み?)をあげるため描写が詳しく書かれすぎていてストーリーが進まず、気持ちが萎えさせられて読み切るのに体力が要りました。(そういった部分は途中から完全に流し読みで飛ばしましたが・・・) さらにネタバレになるので詳しく記載はできませんが、性描写が一部(数ページ程度であっさりしたもの)記載されている部分もあり、そういった描写がこの作品に出てくることを全く予想していなかったので少し不快に感じました。(読み切った後だと、ストーリー上あってもおかしくないかな・・・?) 他にも細かいところが多々ありますが、ネタバレをしない範囲では以上が主な私にとっての評価を下げている要因です。 しかし、悪いところばかりでなく、最後まで読み切ると鈴木一郎の行動の意味がそこで初めてわかり『なるほど・・・』と思わされました。その点がこの作品を読み切った上での唯一の救いだったと思います。 | ||||
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脳男の続きが知りたくて購入。他の方がおっしゃるように冗長かなとも思える部分は確かにあります。例えば上巻下巻のうち半分は鈴木一郎が出て来ないとか。だけどそれでも私には見たい理由が他にもありました。著者が人間の感情をどう描くのかという点。脳男では、警察に自身が追われる立場にありながらも犯罪者を裁くような人間離れした主人公が次に何を求めたのか、それを知りたかった。この本で私的には医学的な細かい観点は必要とはしておらず、期待は特にその一本に絞られました。残念なことに敵対する犯罪者対主人公の図式になってしまい、鈴木一郎の意識や自覚などは第三者に意図させられたような格好となっていましたが、最終的には、人間の持つ道徳観とは何か、精神の価値とは何かなどとも色々と考えさせられたわけです。贅沢を言わせていただけるなら、夢を見るようになった鈴木一郎の感情の片鱗だけでも見てみたかったのですが…。結果、評価が半々に分かれた理由となりましたが、もしかするとまだ続きそうな予感めいた終わり方でしたので、鈴木一郎のその後が気になる方は念のため読んでおかれることをお勧めしておきます。相変わらず鈴木一郎は人間離れしていて凄いですよ。 | ||||
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「脳男」は面白かった。だから、長いこと続編を待った。待ったから期待も大きくなってしまったせいもあるだろう。でも、本作品には、がっかりだ。上・下巻にする必要性がまったくない。徒に冗長なだけ。非現実的な設定なのだから、軽快にすすめなければそれは嘘くさいだけの物語になってしまうのに。第一、「脳男」こそが面白いのに、あんまり出てこないのもつまらない。ヒロインも、どんどん鬱陶しい女になっている。残念な作品だった。 | ||||
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この作品の土台になるのは、前作の事件と脳男「鈴木一郎」のキャラクター(という か特殊能力)だと思うのだが、ともに今作品で概略の解説すら無い為作品世界に入り込み づらい。この2つを知っていてこそ「鈴木一郎」や茶屋、鷲谷真梨子の行動にリアリティ が感じられるのに。 敵方の設定は素晴らしいが、その設定も作中で充分発揮できているとは言い難くもったいない。 それでも物語としてはそれなりに読ませるのはすごいと思う。 ただ、上・下2冊のボリュームにした為に、全体的に水増しされているような気がした。 この内容なら、1冊の分量にまとめた方が締まるだろう。 | ||||
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脳男の続編とのことだったので購入。 得てして続編やシリーズモノは、失望することが多いが、コレは一気に読めた。 前作から7年も経っているというのに、色あせず、技巧も凝っており、ミステリ・猟奇殺人・精神病・刑事の裏側などが好きな方は嵌る作品。 脳男を読んでからの方が、鈴木一郎の人となりがわかり、すんなり世界に入り込めるので、未読の場合は脳男を読了後にコチラを手にとっていただきたい。 | ||||
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「脳男」でのキャラクター鷲谷真梨子から始まる「脳男2」 寒河江治が起こす不可解な殺人事件と、彼らしき人物が回想する監禁らしき状況。 入院歴のある人間を拉致し錯乱状態を人為的に創りだしてると思われる謎の美女。 警察内部、精神科医の現状をもからめながら、読者には謎が強くなってくる所で上巻が終わる。 「脳男」未読でも、このミステリーの罠にはまり夢中で読めます。 | ||||
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刑事の墓場や、事故係行稲昇太の多感、などちょっとイマイチな作品が続いた著者であるが、乱歩賞受賞作の続編である本作は面白く読めた。犯人探し的な要素にはそんなに捻りはなかったが、事件の起こる描写や、精神的な病理を抱えた者を操って犯罪を起こさしめる手口(帯解説にも明示されているので敢えて書きました・・・)等は興味深く読めた。上下2巻の力作であるが、一気に読了できた。続編にも期待したい。 | ||||
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