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暗黒旅人
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暗黒旅人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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ホラー小説なのかな。 水 火 木 土。 水が腐るのでなく、その水はものを腐らせるのが早い。 つまり、微生物の繁殖が急速ということなのですね。 有機物の分解が早い。 レッドアイから始まる 『ヌグイ』 ぬくいの訛った言葉なのかな。 地の神を怒らせて、地震か火山の爆発を誘導する。 柱様。大きな丸木で、組み立てられた階段。 地滑りが起こりやすい。 地滑りが起こらないように、5歳の子供を人柱にする。 地下深くに、人々の欲望を吸収して 肥大する 悪臭漂う 大きなヒルのような存在。 人を飲み込んでいく。 それに対して 戦う 小説家 御岳。 老人より 『使命』 を授かる。 しかし、どんな使命なのかが よくわからない。 好きな人 わかれて セックスしなければ 成功する という 前提も 面白いな。 意外と 世俗的な老人である。 それを真に受けて 御岳は たたかい 浅葉由子は、サポートする。 樫村は、妹の仇とはいえ、ヒマな刑事である。 | ||||
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ミステリではなく、ジャンル的にはホラー&アクションです(カバーの裏書にもそう書いてあります)。 大沢作品独特の、テンポ良く読ませる、スリリングな展開は健在。 ただ、主人公が好きになれるかどうかは読む上で一つの鍵となる部分だと思います。 というのも、信念は固いのですが戦闘能力には長けているわけではないため 「使命」を帯びて戦うといった設定の割には、どことなく彼は頼りない印象を受けてしまうのです。 相手がつねに悪というわけではなく、中には悲哀を感じさせる面もあるのですが、 それを結局救えないという展開が多いのも、スッキリした読後感を与えにくいものになってます。 4つのエピソードから成る物語のどれもが、ラストシーンはかなりの急転直下、駆け足感で書かれており、 じっくりとしたエンディングが好みな人には少し物足りなく思われるかと。 「初期のころの大沢作品の雰囲気も好き」という人なら、案外抵抗なく受け入れられるのではないでしょうか。 ただ、「新宿鮫」シリーズから入られた方には少々違和感を感じられるかも知れません。 | ||||
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・大沢在昌さんらしい文章の流れの良さがあり、緊迫感のある空気を 感じながら一気に読める作品です。 ・銃をどんぱち打ったり、殴りあったりというハードボイルドシーンは それほどなくとも、大沢さんらしいと感じられる上手さがあると思います。 ・全てをリアリズムで構成しているわけではありませんが、不可思議な面を 不可思議なまま残してもリアルさを損なわない書き方ができていると思います。 ・大沢さんの最高傑作レベルということではないため星四つですが、大沢シリーズの ひとつとしてあっていい作品だと感じます。 | ||||
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ずっと昔に読んだ。途中で何度も本を破いてやろうかと思ったほど噴慨した記憶がある。プロットを立てていない構成は見え見えで、非常に行き当たりばったりな展開。冒頭の方で見知らぬ美女がいきなりすっぽんぽんになり主人公に抱いて、と迫るシーンは当時の作者の願望の表れそのもので、なんだか悲しい。そら、こんな小説売れんわな。でも以後、相当勉強されたんでしょう。今では売れっ子の作家になられ面目躍如の活躍ぶり。まさかこんな愚作を書いた人がここまで成長するとは。人生、やはり努力せにゃならんなあ・・・ | ||||
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