凍りのくじら
評判
凍りのくじらの評価:
3.71/5点 レビュー 166件。 B ランク
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全315件 241〜260 13/16ページ
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凍りのくじらの評価:
3.71/5点 レビュー 166件。 B ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
藤子Fのドラえもんをモチーフに連作短篇の形を取る長編であるらしいが、そのモチーフとなる秘密道具をことごとく文系女子のヤらしさの慰み物になっている。
人間観察に長け、写真家の尊敬できる父は失踪・天然の母は入院中・元カレはストーカー・恋愛相手ではないが頼れる年上の男がいて、とこれは裏返しのお姫様ものであり、設定だけは凄いが、ヒロインはクズのような女である。
つくづく島本理生のエラさが判った。
ここで扱われるドラえもんは、文系少女のネタである宮沢賢治や太宰治の現代版でしかない。
つまりタダの鏡である。
鏡なら、ただでさえアイテムと話数の多いドラえもんなら自分の都合をやたら反映できる(その認識が無い点では歌人の加藤千恵に遠く及ばない)。
なによりこのヒロインからは責任の二文字を感じない。
それはこの女に主体がないからで、主体がないから責任が取れるワケはなく、誰がティーンエイジャーの人生訓なんか聞きたがるかってぇの!
主体がないから、セックスしても子供が出来るとかは考えない。
元カレ・若尾の自己欺瞞や見得をやたら云うが、この女はこの若尾の子供を孕んだらどうするつもりだったのだろうか?
どうしてそういう意識を書かずに、元カレに世界の悪を代表させてみせたり、オタク視点で見る藤子Fを見下して自分の感性だけを信じることができるのか?
全てがヒロインの都合のいいように進み、それには主体が無いから責任が取れない、とは、月並みな言葉で本当に申し訳ないが、この小説には一切他者がいないのだ。
メフィスト賞作家ということで、ここいらは例の自意識と見るべきなのだろうが、すると家族を想い消えた父も、元カレのストーキング行為も自意識の産物であり、ここでヒロインと作者は自意識にランクをつけるという差別をしている。
こういう女は死ぬべきである!
人生は言葉遊びでもないし、セックスはヒロインのための仕様でもない。
なにより私は他人を貶めて、自分を高く見せる手法を意識しないわり方にゲロを吐きそうになるが、こういう女はこういう感性というか生理的嫌悪を持っていない。
というか持てるハズがない。
それはそうだ。
こんな小説を自省もせずに370頁書けるのはその証でしかない。
なんかこの作者は人間として、とても大切なものが欠落している。
それなのに、小説賞に応募し、コンスタントに作品を発表する、その神経を疑う。
私だって、年下の女性をここ迄批判したくない。
だがこれだけ不愉快にしてくれたのなら、その理由は明記すべきと信じた。
希望とか理想とはどういう意味なのか?その言葉を使う人の理由は何か?などをこの作者は一度真剣に考えるべきである。
男遍歴や疎外への処世術など関係なく、一度真剣に考えるべきである。