凍りのくじら

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評判

凍りのくじらの評価:

3.71/5点 レビュー 166件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.71pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全315件 221〜240 12/16ページ
No.95
(1pt)

それはないだろう

芯がない、というとあまりに乱暴かもしれませんが、結局何が言いたかったのかよくわかりませんでした。

まずタイトルの「凍りのくじら」は一要素の域を出ず、タイトルにするならもっと印象づけるような掘り下げが欲しかったです。

重要なキーワードである藤子・F・不二雄のエピソードやドラえもんの話も、トリビアとしては面白かったですが、それを語る主人公が影響を受けている様子が見受けられず、後半はただ単にうんちくを披露しているだけに感じました。
ドラえもんの秘密道具を使った例えや話もはっきり言って「うまいこと言ったでしょ感」が拭えませんでした。

また、少し〇〇でどこか冷めていて周りの人間を冷静に馬鹿にしている主人公。
はじめはその視点と語り口の生々しさが面白く嬉々として読んでいたのですが、話が進むにつれて
「えっ?なんでその行動?選択?」みたいなことが増えていきます。
一応内面の理由付けがされている場面もあるのですが、衝動でごまかしているような場面もあり、なんだかイマイチ主人公に共感出来ませんでした。

生い立ちや今直面している不幸な状況の背景なども、よくあると言えばよくある(もちろんフィクションの世界ですが)話だし。
最後のトリックもよくある作りで、小説を比較的読む方なら後半の途中でわかってしまうとおもいます。

なんだろう。
なにかこう全体的に中途半端でパンチがなく、だからといってしみじみと感動するわけでもなく、
いろんな要素をとりあえずちりばめて、一応落とし所を見つけて着地させました、みたいな印象を受けました。
出だしが面白かっただけに残念です。

酷評になってしまいましたが、さらにどうしても一つだけ納得できなかったことがあります。

こんなにドラえもん好きな描写されていて、漫画も映画版もチェックしている主人公が
「テキオー灯」の名前を思い出せないとかありえません。

この描写が一番がっかりしました。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.94
(3pt)

うーん、若いかも

発展途上の女の子の物語ですが、彼女なりの悲しい過去は
あります。でもそれはどこにでもあるような程度。

そんな彼女の成り立ちがちょっと弱いかな、浅いかなと感
じました。そこが浅くて弱く感じるのでその後の話に説得
力がないのです。

それなりにきちんとしているのに、一方でわけのわからん
元彼を引きずっている。若さはそういう混沌としたものを
行きつ戻りつしながら過ぎていくものかもしれないけれど、
そこに一貫性がなく、中途半端だし、あまり共感できない。

周囲に起こることをただ受け入れながら、客観的に少しな
んとかと評しつつ、だらだらと過ごす。ここも間延びした
感があったなあ。

そしてラスト近くで自らの行動の無責任さの結果に気づき、
やっとアクションを起こす。

そうか彼だったんだ、なるほどとは思うが、それじゃあ彼
の力がないと自立できなかったのかと...
若さゆえの未熟さを抱えた女の子の成長する姿を描いたの
かもしれないが、その源泉、考え方に今ひとつ納得感がえ
られなかった。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.93
(3pt)

うーん、若いかも

発展途上の女の子の物語ですが、彼女なりの悲しい過去は
あります。でもそれはどこにでもあるような程度。

そんな彼女の成り立ちがちょっと弱いかな、浅いかなと感
じました。そこが浅くて弱く感じるのでその後の話に説得
力がないのです。

それなりにきちんとしているのに、一方でわけのわからん
元彼を引きずっている。若さはそういう混沌としたものを
行きつ戻りつしながら過ぎていくものかもしれないけれど、
そこに一貫性がなく、中途半端だし、あまり共感できない。

周囲に起こることをただ受け入れながら、客観的に少しな
んとかと評しつつ、だらだらと過ごす。ここも間延びした
感があったなあ。

そしてラスト近くで自らの行動の無責任さの結果に気づき、
やっとアクションを起こす。

そうか彼だったんだ、なるほどとは思うが、それじゃあ彼
の力がないと自立できなかったのかと...
若さゆえの未熟さを抱えた女の子の成長する姿を描いたの
かもしれないが、その源泉、考え方に今ひとつ納得感がえ
られなかった。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.92
(1pt)

ネタバレになりますが…最後が残念

感動するところはもちろんありました。

でも、旧姓とはいえ自分の親と同姓同名って名前聞いてすぐに気付くよね??ってつっこみたくなりました。

『冷たい校舎の時は止まる』でも名前のトラップがあり、またこのパターンかと思いました。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.91
(1pt)

ネタバレになりますが…最後が残念

感動するところはもちろんありました。

でも、旧姓とはいえ自分の親と同姓同名って名前聞いてすぐに気付くよね??ってつっこみたくなりました。

『冷たい校舎の時は止まる』でも名前のトラップがあり、またこのパターンかと思いました。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.90
(2pt)

悪い意味で裏切られた

最後近くまで「まあこんなもんか」と読んでたけど、ラストの種明かし(?)は生理的に受け入れられませんでした。
ぼくらみんな、非科学的なことは起こらない、という仮説を前提にしてコミュニケーションしてるじゃないですか、それが真理かは別として。
ありえないことをあるとしたいのなら、ファンタジーです、SFです、と明示するのが読者への礼儀でしょう。
作品は作者だけのものではないはず。読み進める読者の脳裏には、作者の提示する世界への信頼感をベースとした物語が描き出されます。
それを唐突に一方的にぶち壊して「どう?どう?びっくりした?こんなのもアリって気づかなかったでしょ?」と押し付けてくる無神経さに辟易させられます。
作者は、ミステリーにおいては作者と読者との信頼関係はいらないと思っているんでしょうか?
失礼な人だな、と思います。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.89
(2pt)

悪い意味で裏切られた

最後近くまで「まあこんなもんか」と読んでたけど、ラストの種明かし(?)は生理的に受け入れられませんでした。
ぼくらみんな、非科学的なことは起こらない、という仮説を前提にしてコミュニケーションしてるじゃないですか、それが真理かは別として。
ありえないことをあるとしたいのなら、ファンタジーです、SFです、と明示するのが読者への礼儀でしょう。
作品は作者だけのものではないはず。読み進める読者の脳裏には、作者の提示する世界への信頼感をベースとした物語が描き出されます。
それを唐突に一方的にぶち壊して「どう?どう?びっくりした?こんなのもアリって気づかなかったでしょ?」と押し付けてくる無神経さに辟易させられます。
作者は、ミステリーにおいては作者と読者との信頼関係はいらないと思っているんでしょうか?
失礼な人だな、と思います。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.88
(1pt)

煽り文句だけ立派で中身の無い作品

平積みされていてあらすじが面白そうなので買いました。
ドラえもんを引っ張ってきていると書いてあったので
どう絡んでくるのかなと期待していました。
前半はよくある話でラノベからエロを抜いた感じです。
最後にドラえもんのSF(すこしふしぎ)が出てくるのですが
話がまとまらないから無理やり使ったという感じが否めないです。
ドラえもんを語るのもアレですが、ドラえもんは不思議な話しですけど
納得できるものです。ですがこれはただ単に理不尽です。
秩序がなくそれが許されるなら何でもありじゃないかと思いました。
夢オチのようなものです。

作者は千葉大教育学部卒らしくて
私は千葉大工学部を目指していたので
この程度なのかとかなりショックでした。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.87
(1pt)

煽り文句だけ立派で中身の無い作品

平積みされていてあらすじが面白そうなので買いました。
ドラえもんを引っ張ってきていると書いてあったので
どう絡んでくるのかなと期待していました。
前半はよくある話でラノベからエロを抜いた感じです。
最後にドラえもんのSF(すこしふしぎ)が出てくるのですが
話がまとまらないから無理やり使ったという感じが否めないです。
ドラえもんを語るのもアレですが、ドラえもんは不思議な話しですけど
納得できるものです。ですがこれはただ単に理不尽です。
秩序がなくそれが許されるなら何でもありじゃないかと思いました。
夢オチのようなものです。

作者は千葉大教育学部卒らしくて
私は千葉大工学部を目指していたので
この程度なのかとかなりショックでした。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.86
(1pt)

読むのがシンドイ

レビューみて評価高かったので購入しました。
主人公の女子高生の目線でかかれており、
面白い人もいるとは思いますが中年親父の僕に
とっては面白さがわからなく読むのが苦痛です。
女子高生の気持ちもわからなくもないですけど。
ドラえもんの道具がこういう使われ方だとは思い
ませんでした。
なんとか半分ぐらい読んだのですがシンドイです。
女性向きかなと。
「ツナグ」はなかなか面白かったですけど。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.85
(1pt)

読むのがシンドイ

レビューみて評価高かったので購入しました。
主人公の女子高生の目線でかかれており、
面白い人もいるとは思いますが中年親父の僕に
とっては面白さがわからなく読むのが苦痛です。
女子高生の気持ちもわからなくもないですけど。
ドラえもんの道具がこういう使われ方だとは思い
ませんでした。
なんとか半分ぐらい読んだのですがシンドイです。
女性向きかなと。
「ツナグ」はなかなか面白かったですけど。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.84
(3pt)

表紙につられて購入

綺麗な本です。が、眠くなってしまう・・
わたしだけなのかもしれませんが。
何となく退屈に。
眠れない夜に読んでいました(笑)
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.83
(3pt)

表紙につられて購入

綺麗な本です。が、眠くなってしまう・・
わたしだけなのかもしれませんが。
何となく退屈に。
眠れない夜に読んでいました(笑)
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.82
(1pt)

藤子先生なら短編で描ききる内容

自分が男だからかもしれないけれど、せりふの合間に延々と綴られる主人公の
客観風の主観描写にまるで共感できず、500ページのうちの大半を占める
それをほとんど読み飛ばしてもストーリーを追うことができることに最初の
30ページほどで気づいてからは、ほぼせりふだけを読んで3時間ほどで
読み終えました。他人を分類して内心ほくそ笑みながらもそれをうまく表に出せない
不器用な自分に欲求不満を感じている、そんなどこにでもいそうな引っ込み思案な
ブンガク人間をターゲットにしつつも、それらを全部とっぱらってもドラマ化できるよう
計算して書いたんじゃないの?なんて思ってしまうのは、途中斜め読みしていた主観
描写からにじむ主人公の性格の悪さが伝染してしまったのかも知れません。笑
ドラえもんもまるで必要性を感じませんでした。誰もが知っていて
嫌いな人はいないものを、小説の仕掛けとして利用しているだけでは?
というふうに思ってしまいました。恐らく同じようなストーリーを藤子先生なら
短編で描ききるのでは?
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.81
(1pt)

藤子先生なら短編で描ききる内容

自分が男だからかもしれないけれど、せりふの合間に延々と綴られる主人公の
客観風の主観描写にまるで共感できず、500ページのうちの大半を占める
それをほとんど読み飛ばしてもストーリーを追うことができることに最初の
30ページほどで気づいてからは、ほぼせりふだけを読んで3時間ほどで
読み終えました。他人を分類して内心ほくそ笑みながらもそれをうまく表に出せない
不器用な自分に欲求不満を感じている、そんなどこにでもいそうな引っ込み思案な
ブンガク人間をターゲットにしつつも、それらを全部とっぱらってもドラマ化できるよう
計算して書いたんじゃないの?なんて思ってしまうのは、途中斜め読みしていた主観
描写からにじむ主人公の性格の悪さが伝染してしまったのかも知れません。笑
ドラえもんもまるで必要性を感じませんでした。誰もが知っていて
嫌いな人はいないものを、小説の仕掛けとして利用しているだけでは?
というふうに思ってしまいました。恐らく同じようなストーリーを藤子先生なら
短編で描ききるのでは?
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.80
(1pt)

中身がない

本屋で作者の特集が組まれていたので、何冊か冒頭の文章を読みこれを選びました。
正直感想は、読んでいて苛々してしまったという感じです。
高校生にありがちな客観視しているつもりの"主観的な理屈"を延々と見せつけられても気分はよくないですね。
物語の成りゆきや登場人物の色付けも、ありきたりになってしまってます。
新しい感じがしないんです。読んだことあるような感じ。
文中に出てくる"司法試験を目指す"という言葉もおかしいです。司法試験はパスする事で法曹になる資格を得るものであって弁護士だけに限定されてませんよ。
全体的にありがちな表現が多く退屈でさらに主人公の特徴をうっとおしい位に色濃く出しすぎて世界観を乱してしまっている。
酷評になってしまいましたが、作者様が新たな作品作りに期待です。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.79
(1pt)

中身がない

本屋で作者の特集が組まれていたので、何冊か冒頭の文章を読みこれを選びました。
正直感想は、読んでいて苛々してしまったという感じです。
高校生にありがちな客観視しているつもりの"主観的な理屈"を延々と見せつけられても気分はよくないですね。
物語の成りゆきや登場人物の色付けも、ありきたりになってしまってます。
新しい感じがしないんです。読んだことあるような感じ。
文中に出てくる"司法試験を目指す"という言葉もおかしいです。司法試験はパスする事で法曹になる資格を得るものであって弁護士だけに限定されてませんよ。
全体的にありがちな表現が多く退屈でさらに主人公の特徴をうっとおしい位に色濃く出しすぎて世界観を乱してしまっている。
酷評になってしまいましたが、作者様が新たな作品作りに期待です。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.78
(3pt)

直木賞受賞作家

最近、この本の著者が直木賞を受賞されたそうですね。確か新聞に載っていたのですが、やはりドラえもんがお好
きなようです。

 始めは表紙になんとなく魅力を感じて読み始めました。中身については、ストーリーは面白く、ドラえもんの道具
を使った表現を使う小説もなかなか無いので、斬新さを感じました。
 しかし、この中の若尾という人物が登場してから、読み進むにつれて読むのがとても苦しく辛くなりました。ただ
小説の中の人物なのになぜこんな気分になったのか…それは、このキャラクターがすごく現実的に描かれていたから
だと思います。私自身もこういう人間を知っています。もちろん同じ名前で全く同じ性格…というわけではありませ
が、現実に若尾と同じ人間は存在しています。常に自分を正義だと信じ、正当化して、きれいごとを言い、他人を馬
鹿にする。そして、他人に何か指摘されると、何も反省もしないいままに、「確かに、俺は〜だ。」と一見分かった
ような口を聞く癖に、本当に彼が言いたいことは「だが俺は〜」とまた自分を正当化しだす人物。(ちょっと分かり
にくい表現ですいません。)KYというと少しズレているかもしれませんが、相手の言いたいこととズレた所で反論
してくる人、この小説にあるような人実際にあったことがあったので、読んでいる間にもとても感情移入してしまい
ました。こういった人物や心情描写については本当に現実的に上手く書いていたので、すごいと思いました。

 なんとなく、深くて重い作品であったと思うので、他の作品でもっとドラえもんをもっとやさしく、明るいイメー
ジで登場させてくれればと思い、評価を3にしました。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.77
(3pt)

直木賞受賞作家

最近、この本の著者が直木賞を受賞されたそうですね。確か新聞に載っていたのですが、やはりドラえもんがお好
きなようです。

 始めは表紙になんとなく魅力を感じて読み始めました。中身については、ストーリーは面白く、ドラえもんの道具
を使った表現を使う小説もなかなか無いので、斬新さを感じました。
 しかし、この中の若尾という人物が登場してから、読み進むにつれて読むのがとても苦しく辛くなりました。ただ
小説の中の人物なのになぜこんな気分になったのか…それは、このキャラクターがすごく現実的に描かれていたから
だと思います。私自身もこういう人間を知っています。もちろん同じ名前で全く同じ性格…というわけではありませ
が、現実に若尾と同じ人間は存在しています。常に自分を正義だと信じ、正当化して、きれいごとを言い、他人を馬
鹿にする。そして、他人に何か指摘されると、何も反省もしないいままに、「確かに、俺は〜だ。」と一見分かった
ような口を聞く癖に、本当に彼が言いたいことは「だが俺は〜」とまた自分を正当化しだす人物。(ちょっと分かり
にくい表現ですいません。)KYというと少しズレているかもしれませんが、相手の言いたいこととズレた所で反論
してくる人、この小説にあるような人実際にあったことがあったので、読んでいる間にもとても感情移入してしまい
ました。こういった人物や心情描写については本当に現実的に上手く書いていたので、すごいと思いました。

 なんとなく、深くて重い作品であったと思うので、他の作品でもっとドラえもんをもっとやさしく、明るいイメー
ジで登場させてくれればと思い、評価を3にしました。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.76
(1pt)

最大公約数的な文学らしさ

こんなに不愉快な小説を読んだのは久しぶりである。
藤子Fのドラえもんをモチーフに連作短篇の形を取る長編であるらしいが、そのモチーフとなる秘密道具をことごとく文系女子のヤらしさの慰み物になっている。
人間観察に長け、写真家の尊敬できる父は失踪・天然の母は入院中・元カレはストーカー・恋愛相手ではないが頼れる年上の男がいて、とこれは裏返しのお姫様ものであり、設定だけは凄いが、ヒロインはクズのような女である。
つくづく島本理生のエラさが判った。

ここで扱われるドラえもんは、文系少女のネタである宮沢賢治や太宰治の現代版でしかない。
つまりタダの鏡である。
鏡なら、ただでさえアイテムと話数の多いドラえもんなら自分の都合をやたら反映できる(その認識が無い点では歌人の加藤千恵に遠く及ばない)。
なによりこのヒロインからは責任の二文字を感じない。
それはこの女に主体がないからで、主体がないから責任が取れるワケはなく、誰がティーンエイジャーの人生訓なんか聞きたがるかってぇの!
主体がないから、セックスしても子供が出来るとかは考えない。
元カレ・若尾の自己欺瞞や見得をやたら云うが、この女はこの若尾の子供を孕んだらどうするつもりだったのだろうか?
どうしてそういう意識を書かずに、元カレに世界の悪を代表させてみせたり、オタク視点で見る藤子Fを見下して自分の感性だけを信じることができるのか?
全てがヒロインの都合のいいように進み、それには主体が無いから責任が取れない、とは、月並みな言葉で本当に申し訳ないが、この小説には一切他者がいないのだ。
メフィスト賞作家ということで、ここいらは例の自意識と見るべきなのだろうが、すると家族を想い消えた父も、元カレのストーキング行為も自意識の産物であり、ここでヒロインと作者は自意識にランクをつけるという差別をしている。
こういう女は死ぬべきである!

人生は言葉遊びでもないし、セックスはヒロインのための仕様でもない。
なにより私は他人を貶めて、自分を高く見せる手法を意識しないわり方にゲロを吐きそうになるが、こういう女はこういう感性というか生理的嫌悪を持っていない。
というか持てるハズがない。
それはそうだ。
こんな小説を自省もせずに370頁書けるのはその証でしかない。
なんかこの作者は人間として、とても大切なものが欠落している。
それなのに、小説賞に応募し、コンスタントに作品を発表する、その神経を疑う。
私だって、年下の女性をここ迄批判したくない。
だがこれだけ不愉快にしてくれたのなら、その理由は明記すべきと信じた。

希望とか理想とはどういう意味なのか?その言葉を使う人の理由は何か?などをこの作者は一度真剣に考えるべきである。
男遍歴や疎外への処世術など関係なく、一度真剣に考えるべきである。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005