凍りのくじら

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評判

凍りのくじらの評価:

3.71/5点 レビュー 166件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.71pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全315件 201〜220 11/16ページ
No.115
(1pt)

駄作です。独り言は聞きたくありません。

ツナグを読んで、びっくりしたので、すぐにこの作品を手に取りました。

 結果、大失敗でした。
 基本、プロットはいいところもあったと思います。
 エピローグから感じる予感に、結果、母の死。そして父親の姿が実に美しく、
理帆子さんの姿に重なってゆく。
 それだけでよかったと思います。

 そこまでの大いなる独り言。つまらないつまらない自慢と、恋愛話と、狂気。
これらのすべての前置きが全部無駄。なおかつツマラナイ。
 時折、藤子F不二夫先生の名作が出てくるのですが、また、各章のタイトルに
使われているのですが、何の意味もありません。海底奇岩城は、本当に名作なの
ですが、この作品に使われると、はっきり汚された感じがします。
 残念です。

 このお話、150ページ位で、スッキリさせたら良かったのに。
 10点。
 恩田さんの当たり外れを思い起こさせた作品です。つまらない。
 かなり怒ってます。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.114
(1pt)

様々な<頭の悪さ>が渦巻く救い様がない駄作

本作は書店でフト手にしたものだが、非常に深く後悔した。作中で、<頭の悪い>、という差別語風の形容が頻出するのだが、その形容を拝借すると、<頭の悪い>作家が、<頭の悪い>に仲間に囲まれた<頭の悪い>ヒロインを題材に、一人よがりの訳の分らない物語を書いてしまったという印象の救い様がない作品。

藤子(F)氏、特に「ドラえもん」中の各種の道具をモチーフとして、「流氷に閉ざされて死んで行くクジラ」をメタファーに、閉塞感の漂う現代社会の中で生きる人間(の成長?)を描いているらしいのだが、物語の構成手法、登場人物のキャラクター設定共にお粗末で読むに耐えない。小学生の頃から本を読みこんでいるヒロイン(=作者)が自身の事を<頭が良い>と思い込んだ上に<頭の悪い>仲間を蔑視し、「現実世界に現実感を覚えないと達観している」という設定はまさに噴飯物。女子高生の未熟な人生観、他愛のない友人関係やグズグズとした恋愛ゴッコ(結果としてのストーカー騒動)を読まされる読者の身にもなって欲しいと強く思った。

全編が幼児レベルの思惟(という程のものでは当然ないが)で貫かれた唖然とする程の駄作。元々、時間潰しのために手に取ったのだが、本当の時間潰しになってしまった。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.113
(1pt)

様々な<頭の悪さ>が渦巻く救い様がない駄作

本作は書店でフト手にしたものだが、非常に深く後悔した。作中で、<頭の悪い>、という差別語風の形容が頻出するのだが、その形容を拝借すると、<頭の悪い>作家が、<頭の悪い>に仲間に囲まれた<頭の悪い>ヒロインを題材に、一人よがりの訳の分らない物語を書いてしまったという印象の救い様がない作品。

藤子(F)氏、特に「ドラえもん」中の各種の道具をモチーフとして、「流氷に閉ざされて死んで行くクジラ」をメタファーに、閉塞感の漂う現代社会の中で生きる人間(の成長?)を描いているらしいのだが、物語の構成手法、登場人物のキャラクター設定共にお粗末で読むに耐えない。小学生の頃から本を読みこんでいるヒロイン(=作者)が自身の事を<頭が良い>と思い込んだ上に<頭の悪い>仲間を蔑視し、「現実世界に現実感を覚えないと達観している」という設定はまさに噴飯物。女子高生の未熟な人生観、他愛のない友人関係やグズグズとした恋愛ゴッコ(結果としてのストーカー騒動)を読まされる読者の身にもなって欲しいと強く思った。

全編が幼児レベルの思惟(という程のものでは当然ないが)で貫かれた唖然とする程の駄作。元々、時間潰しのために手に取ったのだが、本当の時間潰しになってしまった。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.112
(4pt)

最後は感動しました。

他のレビューにもある通り、主人公に共感できるかどうかでだいぶ感想は変わると思います。

私は最初主人公に全く共感できず、人をバカにしてるような性格に腹立たしくなってしまいました。なので途中で読むのをやめようかと思いましたが、主人公以外の登場人物で何人か気になる人がいたので(主人公の母親や失踪した父親など)、読み進めることにしました。

すると少しずつですが主人公に変化が見えてきてそのまま最後まで一気に読みました。
最後は鳥肌がたって涙が溢れる展開になりました。これは予想外でした。

最初は中高校生向けかなと思いましたが、もう学生でない私でも結構心にぐっとくる場面やセリフがありました。読み始めたならぜひ最後まで読んでほしいなと思います。

私は1回読んで心に残らない本はすぐに売ってしまうのですが、この本は大切にしていて何回か読み返しています。

ただ、「この本のテーマは?」「伝えたかったことは?」と聞かれたらうまく答えられないです。。なので星-1です!
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.111
(4pt)

最後は感動しました。

他のレビューにもある通り、主人公に共感できるかどうかでだいぶ感想は変わると思います。

私は最初主人公に全く共感できず、人をバカにしてるような性格に腹立たしくなってしまいました。なので途中で読むのをやめようかと思いましたが、主人公以外の登場人物で何人か気になる人がいたので(主人公の母親や失踪した父親など)、読み進めることにしました。

すると少しずつですが主人公に変化が見えてきてそのまま最後まで一気に読みました。
最後は鳥肌がたって涙が溢れる展開になりました。これは予想外でした。

最初は中高校生向けかなと思いましたが、もう学生でない私でも結構心にぐっとくる場面やセリフがありました。読み始めたならぜひ最後まで読んでほしいなと思います。

私は1回読んで心に残らない本はすぐに売ってしまうのですが、この本は大切にしていて何回か読み返しています。

ただ、「この本のテーマは?」「伝えたかったことは?」と聞かれたらうまく答えられないです。。なので星-1です!
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.110
(4pt)

感動しました

あまり評価がよくないようですが、わたしはとても心に残っている作品です。
なぜだろうと考えてもあまりぴんときません。しかしひとつ言えるのは、辻村さんには繊細でありながら確かな文章力があるということです。最後の落ちや登場人物、特に主人公は、言われているとおり人を選ぶとは思います。が、はまるひとははまります。わたしはチープには感じませんでした。感動しました。
つまり、わたしがなにを言いたいかというと、Amazonの評価をぱっとみて鵜呑みにしないで、まず自分で読んでみてほしいです。読んで損はしません。そういう人もいるかもなという意味で自分の心を強くできる作品だと思います。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.109
(4pt)

感動しました

あまり評価がよくないようですが、わたしはとても心に残っている作品です。
なぜだろうと考えてもあまりぴんときません。しかしひとつ言えるのは、辻村さんには繊細でありながら確かな文章力があるということです。最後の落ちや登場人物、特に主人公は、言われているとおり人を選ぶとは思います。が、はまるひとははまります。わたしはチープには感じませんでした。感動しました。
つまり、わたしがなにを言いたいかというと、Amazonの評価をぱっとみて鵜呑みにしないで、まず自分で読んでみてほしいです。読んで損はしません。そういう人もいるかもなという意味で自分の心を強くできる作品だと思います。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.108
(4pt)

少し・ファンタジー

この小説をジャンルとして区別するなら「少し・ファンタジー」という言葉が当てはまるような気がします。

失踪したお父さんと病気で入院中のお母さん。主人公の孤高で孤独な感情がうまく表現されていると感じました。が、非現実的な世界でもあると思います。

勉強もそこそこできて、自分を慕ってくれる友だちもいて、表面上は仲良しに見えるけど、どこかで友達や家族を見下している。でも、本心では自分の居場所を見つけて心の底から笑いあいたいと思っている。これって思春期の女子なら誰もが通る道かも?って思ってしまった。実際、私がそうだったので。

ただ、この子は何がしたいんだろう??ってちょっと理解ができないシーンも多々ありました。やっぱり非現実的で「少し・ファンタジー」という言葉が当てはまると思います。

個人的にはもう少しお父さんやお母さんのエピソードを深く描いて欲しかったかな。あと、主人公の「ドラえもん」と「個性」の結びつきが弱く感じたので、「ドラえもん」が主人公の「個性」を作るきっかけとなったのであれば、そこの絆だったり結びつきをしっかり描いて欲しかったと思います。

でも、最後の方の主人公のお母さんの場面では思わず涙しちゃいまいた。お母さんのお父さんや主人公に対する気持ちのすべてがここに現れていたと思います。

ちなみに、若尾についてですが、私の身近に若尾のような人間がいるので、今後ちょっと付き合い方を改めなければ。。。。と考えされられました^^;
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.107
(4pt)

少し・ファンタジー

この小説をジャンルとして区別するなら「少し・ファンタジー」という言葉が当てはまるような気がします。

失踪したお父さんと病気で入院中のお母さん。主人公の孤高で孤独な感情がうまく表現されていると感じました。が、非現実的な世界でもあると思います。

勉強もそこそこできて、自分を慕ってくれる友だちもいて、表面上は仲良しに見えるけど、どこかで友達や家族を見下している。でも、本心では自分の居場所を見つけて心の底から笑いあいたいと思っている。これって思春期の女子なら誰もが通る道かも?って思ってしまった。実際、私がそうだったので。

ただ、この子は何がしたいんだろう??ってちょっと理解ができないシーンも多々ありました。やっぱり非現実的で「少し・ファンタジー」という言葉が当てはまると思います。

個人的にはもう少しお父さんやお母さんのエピソードを深く描いて欲しかったかな。あと、主人公の「ドラえもん」と「個性」の結びつきが弱く感じたので、「ドラえもん」が主人公の「個性」を作るきっかけとなったのであれば、そこの絆だったり結びつきをしっかり描いて欲しかったと思います。

でも、最後の方の主人公のお母さんの場面では思わず涙しちゃいまいた。お母さんのお父さんや主人公に対する気持ちのすべてがここに現れていたと思います。

ちなみに、若尾についてですが、私の身近に若尾のような人間がいるので、今後ちょっと付き合い方を改めなければ。。。。と考えされられました^^;
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.106
(4pt)

一人の人格を忠実に作り上げています

心理描写がとても優れている。「少し・不在」(だったかな?)な主人公の物語。私はとても引きこまれた。前半は主人公の感情、思考がきっちり書き込まれ、後半はテレビドラマチックでとてもスピード感、緊張感がある展開。私はとても好きです。是非読んで頂きたい。好みはあるかもしれないが、読む価値はあると思います。

ただ、とても良い小説だと思いますが、他のレビューで作者自身への誹謗中傷があるのが残念です。
読む人に不快感を与える文章があるとしたら、それはレビューを書いている方も一緒だと思うのですが・・・。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.105
(4pt)

一人の人格を忠実に作り上げています

心理描写がとても優れている。「少し・不在」(だったかな?)な主人公の物語。私はとても引きこまれた。前半は主人公の感情、思考がきっちり書き込まれ、後半はテレビドラマチックでとてもスピード感、緊張感がある展開。私はとても好きです。是非読んで頂きたい。好みはあるかもしれないが、読む価値はあると思います。

ただ、とても良い小説だと思いますが、他のレビューで作者自身への誹謗中傷があるのが残念です。
読む人に不快感を与える文章があるとしたら、それはレビューを書いている方も一緒だと思うのですが・・・。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.104
(5pt)

これは素晴らしい

確かに皆様が仰る通り、万人受けって言う感じでも無さそうですね。
主人公に感情移入出来なかったらそこまでだし。

でも深く読むと何か暖かいものを感じ取ることが出来ると思います。
ミステリーというよりSF..
それもいいのでは無いかと思います。

誰にでも進められる本っていう訳ではないけれど、
共感出来る人、暖かさを感じ取った人にとっては、宝物の本になると思います。
こんなに素晴らしい本をありがとうございました。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.103
(5pt)

これは素晴らしい

確かに皆様が仰る通り、万人受けって言う感じでも無さそうですね。
主人公に感情移入出来なかったらそこまでだし。

でも深く読むと何か暖かいものを感じ取ることが出来ると思います。
ミステリーというよりSF..
それもいいのでは無いかと思います。

誰にでも進められる本っていう訳ではないけれど、
共感出来る人、暖かさを感じ取った人にとっては、宝物の本になると思います。
こんなに素晴らしい本をありがとうございました。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.102
(4pt)

少し不思議な物語

何をするにも冷静沈着。知能指数も高い女子高生、理帆子の周りで起こる少し不思議な物語。

日本人にはお馴染みであろうドラえもんの道具が状況を表す比喩として使われている。主人公を危機から救うアイテムもそれである。

この作品のジャンルは?と問われれば、ヒューマンSFミステリーでしっくりくるのではなかろうか。

途中からだが、私は主人公と一体となって物語に入り込んでいた。
死に逝く母親が編集した写真集に涙し、ストーカーが起こした事件に憤りを覚え、『テキオー灯』の光を浴びて力を得た。

色んな形の心が描かれた作品。一読されてみては如何。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.101
(4pt)

少し不思議な物語

何をするにも冷静沈着。知能指数も高い女子高生、理帆子の周りで起こる少し不思議な物語。

日本人にはお馴染みであろうドラえもんの道具が状況を表す比喩として使われている。主人公を危機から救うアイテムもそれである。

この作品のジャンルは?と問われれば、ヒューマンSFミステリーでしっくりくるのではなかろうか。

途中からだが、私は主人公と一体となって物語に入り込んでいた。
死に逝く母親が編集した写真集に涙し、ストーカーが起こした事件に憤りを覚え、『テキオー灯』の光を浴びて力を得た。

色んな形の心が描かれた作品。一読されてみては如何。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.100
(4pt)

やられたー

終盤は涙粒がボロボロ出るシーンがありました。辻村作品、5作目ですが、登場人物が一部重なっている点が、ファン心をくすぐります。母親とのシーンと、元彼とのシーンのつながりがあまりないので、最後は強引さも感じたものの、面白かったです。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.99
(4pt)

やられたー

終盤は涙粒がボロボロ出るシーンがありました。辻村作品、5作目ですが、登場人物が一部重なっている点が、ファン心をくすぐります。母親とのシーンと、元彼とのシーンのつながりがあまりないので、最後は強引さも感じたものの、面白かったです。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.98
(4pt)

誰も若尾のことは悪く言えないんじゃないか

裏面のあらすじにもある、「不思議な警告」というのがよく解らなかったし、少しダラダラとした展開が長いと終盤までは思っていた。
 だから星は3個か2個にしようと思っていた、けれど終盤からラストまでがなかなかよかったので、4個にした。

 印象にのこったのは、主人公・理帆子の成長というのもあるけれど、それ以上に元彼・若尾のほうが強い。

 読んだ人で、若尾のことを悪く思わないという人はたぶんいないと思う。
 自分も嫌悪感を持って見ていた。
 しかし、よく考えてみると、自分にも少しあてはまる部分があることに気付いた。
 
 特に、行動よりも先に失敗した時の言い訳を考えているところなんかは、読んでいて反省させられた。
 たぶん、そんな人は結構多いのではないかと思う。

 どこかのドラマで「悪の心を持たない人間はいない」という意味のセリフを聞いたことがあるが、若尾を見ていて思ったのは、「若尾を100%非難することができる人間なんていない」ということだ。

 これは何も彼の行動を許せ、と言っているわけではない。
 彼が犯した過ちを自分にあてはめて、反省をした方がいいんじゃないか、ということだ。

 学園物のドラマが好きな人にはお勧めしたい。
 きっと、何かつかむことができるだろう。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005
No.97
(4pt)

誰も若尾のことは悪く言えないんじゃないか

裏面のあらすじにもある、「不思議な警告」というのがよく解らなかったし、少しダラダラとした展開が長いと終盤までは思っていた。
 だから星は3個か2個にしようと思っていた、けれど終盤からラストまでがなかなかよかったので、4個にした。

 印象にのこったのは、主人公・理帆子の成長というのもあるけれど、それ以上に元彼・若尾のほうが強い。

 読んだ人で、若尾のことを悪く思わないという人はたぶんいないと思う。
 自分も嫌悪感を持って見ていた。
 しかし、よく考えてみると、自分にも少しあてはまる部分があることに気付いた。
 
 特に、行動よりも先に失敗した時の言い訳を考えているところなんかは、読んでいて反省させられた。
 たぶん、そんな人は結構多いのではないかと思う。

 どこかのドラマで「悪の心を持たない人間はいない」という意味のセリフを聞いたことがあるが、若尾を見ていて思ったのは、「若尾を100%非難することができる人間なんていない」ということだ。

 これは何も彼の行動を許せ、と言っているわけではない。
 彼が犯した過ちを自分にあてはめて、反省をした方がいいんじゃないか、ということだ。

 学園物のドラマが好きな人にはお勧めしたい。
 きっと、何かつかむことができるだろう。
凍りのくじら (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社ノベルス)より
4061824589
No.96
(1pt)

それはないだろう

芯がない、というとあまりに乱暴かもしれませんが、結局何が言いたかったのかよくわかりませんでした。

まずタイトルの「凍りのくじら」は一要素の域を出ず、タイトルにするならもっと印象づけるような掘り下げが欲しかったです。

重要なキーワードである藤子・F・不二雄のエピソードやドラえもんの話も、トリビアとしては面白かったですが、それを語る主人公が影響を受けている様子が見受けられず、後半はただ単にうんちくを披露しているだけに感じました。
ドラえもんの秘密道具を使った例えや話もはっきり言って「うまいこと言ったでしょ感」が拭えませんでした。

また、少し〇〇でどこか冷めていて周りの人間を冷静に馬鹿にしている主人公。
はじめはその視点と語り口の生々しさが面白く嬉々として読んでいたのですが、話が進むにつれて
「えっ?なんでその行動?選択?」みたいなことが増えていきます。
一応内面の理由付けがされている場面もあるのですが、衝動でごまかしているような場面もあり、なんだかイマイチ主人公に共感出来ませんでした。

生い立ちや今直面している不幸な状況の背景なども、よくあると言えばよくある(もちろんフィクションの世界ですが)話だし。
最後のトリックもよくある作りで、小説を比較的読む方なら後半の途中でわかってしまうとおもいます。

なんだろう。
なにかこう全体的に中途半端でパンチがなく、だからといってしみじみと感動するわけでもなく、
いろんな要素をとりあえずちりばめて、一応落とし所を見つけて着地させました、みたいな印象を受けました。
出だしが面白かっただけに残念です。

酷評になってしまいましたが、さらにどうしても一つだけ納得できなかったことがあります。

こんなにドラえもん好きな描写されていて、漫画も映画版もチェックしている主人公が
「テキオー灯」の名前を思い出せないとかありえません。

この描写が一番がっかりしました。
凍りのくじら (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 凍りのくじら (講談社文庫)より
4062762005