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約束の地
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約束の地の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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スペンサーシリーズでエドガー賞長編賞受賞作品。 家出した妻を探して欲しいという男の依頼を受けたスペンサー。妻はすぐに見つかるが、狂信的ウーマンリブの活動家と一緒に生活していて、依頼した夫のほうは悪名高い金貸し業者から借金を追われる身。スペンサーはこの二人をトラブルから救おうと決意する…というお話。 レイモンドチャンドラーのハードボイルドを受け継いでいるだけあって、自分の世界からブレることがなく、冷静かつシニカルで人を食ったジョークで、事を進めていく。チャンドラーと比べると、ロバート・B・パーカーは快楽主義的なところが見られ、特に料理についての描写は読んでいてこちらが唾を飲み込みそうになります。 加えてスペンサーは雇われ探偵でありながら、自分がこうあるべきと決めた結論で解決するところがこのシリーズの最もユニークなところではないかと思いました。 独自の作品世界で首尾一貫しているところがエドガー賞受賞となったのでしょうが、好みの問題で、私にはいささか理屈っぽ過ぎました。特に男女間のセリフのやり取りが、やたらに内省的すぎてワザとらしい。 あと、訳者の菊池光さんですが多分ロバート・B・パーカーの世界が大好きなんでしょうが、日本語があまり分かりやすくないです。それにしては突然「ガア」とか変な感嘆詞のセリフがあったりします。独自のカタカナを使われて「へロー」「テエブル」とか、確かに英語の発音だとそれに近いのでしょうが、一応日本語に訳しているわけですしあまり訳者の独自色を出さなくても…と思いました。 | ||||
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スペンサーは、不動産会社を経営するハービー・シェパードから失踪してしまった妻(パメラ・シェパード)を探し出すように依頼される。スペンサーは、パメラをじきに探し出すが、簡単には帰ることができないとわかる。そうこうしているうちに、二人は、大変な殺人事件に巻き込まれていく・・・ 本作品のタイトルには、2つの意味が込められています。ひとつは、舞台となるボストン近くの観光地であるケープ・コッドで、楽園のような住みやすい土地として例えられていて、もう一つは、ハービーが関連する会社の名前ですが、これが、事件につながる重要な意味を持つので、詳しくは、読んで確かめてください。スペンサーの仲間にホークという黒人が頻繁に登場するが、この頃の作品のホークは、危険な人物で、結構、緊張感がみなぎっています。それでも仲間なので、スペンサーを助けてはくれるのだけど、悪の親玉、キング・パワーズとの対決シーンでも、ギャング映画さながらの血なま臭さをプンプンさせるのに一役買っています。 ところで、後半部分で恋人のスーザンがスペンサーにプロポーズされるシーンがあります。さて、二人は、どうなるのでしょうか?それは、読んでのお楽しみです。ロバート・B・パーカーだから、使われている単語も簡単、ページ数も218と1cmくらいの薄さでスーツのポケットにも入って、通勤時にもってこいのペーパーバックです。アー、私もケープ・コッドに行きたいッス。 | ||||
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(自分の英語力は棚に上げ…<汗>) 題名が素敵だったので、 ちょっと期待してしまっただけに あんまり面白いと感じませんでした…。 長年連れ添った夫婦は、色々あるんだなという 印象以外は深く残りませんでした。 英語力を上げて時間があれば、 また読み直します。 | ||||
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失踪した妻探しを頼まれたスペンサーが夫の抱えるトラブルや夫婦間の葛藤を解決するために悪戦苦闘する話。 組織犯罪者を甘い罠で易々と引っかけて逮捕させ、そのフォローをしないなど、ストーリー展開が甘いと思います。半分以上は夫婦間の葛藤の話で、読んでいてあまり面白いとは思いませんでした。 | ||||
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