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ハサミ男



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【この小説が収録されている参考書籍】
ハサミ男 (講談社ノベルス)
ハサミ男 (講談社文庫)

ハサミ男の評価: 3.81/5点 レビュー 383件。 Sランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.81pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全255件 161~180 9/13ページ
No.95:
(5pt)

作品名が印象的すぎ

XTCのSCISSER MANからこの発想はまず出てこない。とんでもない嗜好を持っているようだ。作品名が印象的すぎて、まさかこのような展開になるとは思いもしなかった。ハサミがデビッド・ボウイのイニシャルみたいな意味があったとは。大いに笑ってしまった。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
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No.94:
(5pt)
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読後感のいい叙述ミステリ

犯人は猟奇殺人鬼であり、殺人シーンも出てきますが、描写はそこまでグロくなく、とても読みやすいです。
事件を捜査する刑事さん達もみんな感じが良いキャラでついほのぼのしてしまいます。
ラストはもちろんあっと驚きます。一風変わったミステリです。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.93:
(4pt)
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「男」がポイント

大変面白い小説だった。舞台が良く行く所だったので余計興味が尽きなかった。作者が最近亡くなっているのを知って残念に思った。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.92:
(5pt)

「ハサミ男」

間違いなく名作。
本作は、世間で騒がれる連続少女殺人犯「ハサミ男」の視点と捜査本部の人間の視点が交互に描かれる。
読みやすくウィットな文体でぐいぐい引き込まれ、最後には衝撃の結末にがつんとやられた。
もう一度言おう、間違いなく名作。
まだ読んでない人は得をしている。
これから本作を読めるのだから。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.91:
(4pt)
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愉快なシリアル・キラー

叙述トリック+無動機殺人なんですが
ハサミ男目線での叙述パートがとても愉快
ありがちなキ〇ガイではなく
おいしい物に目がなくて
仕事は出来るんだけど出世欲はゼロ
気難しい友人という感じ

語り口調も軽妙で深刻さを感じさせず
スラスラと物語に引き込まれてしまった
更に無動機殺人物でありながら
心理学を小馬鹿にした文章も小気味が良い

ミスリードからの叙述トリックなんですが
真相を知ってからの二周目よりも
一周目のほうが面白かったので☆マイナス1
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4061820885
No.90:
(5pt)

「ハサミ男」かぁ…。

きれいに騙されました。刑事さん達のキャラも良く、小説としても面白かった。
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No.89:
(5pt)

最後にあれっ?となる

書店員さんにオススメしてもらって購入♪
さくさく読めるので、さくさく読んでいたら
最後にあれ?っとスッカリ騙されました。
文句なしにおもしろかったです☆
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.88:
(4pt)
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シンプルでストレートな叙述トリック

叙述トリックの作品はいくつか読んで騙されましたが、やっぱりこの作品でもやられました。
読み返してみるとはっきりとしたヒントがあったのに見落としてしまってました。
肝心の物語は少々雑な部分もありますが、次のページをめくりたくなるような面白さがありました。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
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No.87:
(5pt)

一気読みです

もっと早くに読めばよかった。
何度読んでもいつ読んでも古さを感じません。
トリックが分かっても嵌ってしまう作者の技量が素晴らしい。
トリック、構成、セリフ回し、どれをとっても頭の中でヴィジュアライズし易く一気読みです。
故人とのこととても残念です。
他の作品も読んでいきたいです。
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No.86:
(5pt)

楽しかった。

楽しかった。

小説であることを生かした傑作。

妙なお説教もない。

活字が優れたエンターテイメントであることを具現化している。

殊能さん、他界されたとは実に惜しいです。
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No.85:
(5pt)

必ず二度読んでしまう…というか読まないと勿体ない

恥ずかしながら今まで未読でしたが、作者の急逝でようやく読んだ次第です。で、読んだ感想を一言でいえば「なんで今までこれ読まずにいたの?」です。小説の価値はもちろんアイディアや表現の素晴らしさ、世界観とかキャラクターとかいろいろあると思いますが、私は何と言ってもどれだけ早くその世界に読者を誘い、最後の一行まで取り込み続けるかだと思っています。全ての人がそうではないでしょうが読書は辛い現実から解き放たれ心を自由に飛翔させる事であり、小説はその大事な水先案内人です。そういう面でこの作品は最初の1ページから作中に入り込み、最後の最後までけして逃さない強烈な力があり、まさに名作といえる作品だと思います。

一見猟奇殺人をテーマにしているようですが、読んでみるとほぼ無いに等しい状態です。結果として人は猟奇的に殺されているもののその瞬間そのものの生々しい描写はなく、逆に終わった後の静寂さや虚無感でその直前を読者に想像させる作りになっています。この「読者に想像させる」という点が非常に緻密に作りこまれており、作者は「嘘は言っていないが、正しく伝わるようにも言ってない」という文章を巧みに紡ぎ、読者がどんどんミスリードされるように構築しています。なので、終盤明かされる事実によってそれまでの世界が音を立てて崩壊する様は、小説という「文字だけで世界の全てを構築する媒体」の特性を最大限に活かしており、見事としか言い様がありません。まさに映像化不可能な作品(でも映像化されたんですよね?たしか…)といえます。

そのため、その事実が判明した瞬間に頭の中は「え?え?え?」になってしまい、ページを戻って気になるところを探す為にあちこち読み返す事になり、結局「これだったらもう、面倒だから最初から読むか」となってしまうという恐るべき作品。しかも文章のリズム感というか間が素晴らしいので、一度読んでいるにも関わらず普通に楽しみながら読めてしまうのですから作者の力量はとんでもないレベルだと思います。

この作品の楽しみ方として一回目はとにかく勢い重視でどんどん読み進め、作者の罠に自分から飛び込むくらいのつもりが良いと思います。あの衝撃は生涯でたった一度しか味わえませんので、細かいとこは無視してとにかくショックを最大限に楽しみ最後まで読まないと勿体ないです。そして、今度はその事実を噛みしめながらもう一度じっくり読みなおす。そうすると、作者のミスリードの巧みさにニヤリとさせられながら、脇を固めるキャラクターの意外なほど魅力的なところとか、ハサミ男の抱える闇や絶望感といったところが味わえると思います。

とにかく文章そのものに味があるので、一度読み終えた後なら別に順を追って読まなくても構いません。ポケットやカバンの中に忍ばせておいて、適当に開いた場所から読んでも楽しめる作品だと思います。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.84:
(4pt)
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おもしろかった!

いわゆる叙述ミステリーですね。著者のミスリードにまんまと騙されました。ラストの意外性はそれほどでしたが、全般的に読みやすく、話の展開もおもしろかったです。
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No.83:
(5pt)

面白いです

せっかく面白い作品に出会ったのに、お亡くなりになったとは、誠に残念です
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No.82:
(4pt)
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叙述トリックとサイコスリラー

作者の殊能将之さんは先日亡くなられました。
私が本書を読み始めてすぐの出来事でした。
ご冥福をお祈りします。

叙述トリックとサイコスリラーの作品です。
叙述物が好きな人にはいい作品だと思います。
賛否両論がある事は、叙述としては成功している証拠でもあります。
私は騙されました。

サイコスリラーとしては個人的には物足りなさを感じました。
ペダンチックな記述も意識的にしているのでしょうが、
必ずしも有効に作用しているように思いませんでした。
シリアルキラーの心理描写も中途半端な印象でした。

叙述トリック物としてお薦めします。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
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No.81:
(5pt)

おすすめです!

口コミの評価通り、面白かったです。
最後まで飽きないし、文章も読みやすかった。おすすめです!
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.80:
(5pt)
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素晴らしい叙述トリック

殊能将之のデビュー作にして代表作であるミステリー小説。第13回メフィスト賞受賞作。
アガサ・クリスティの諸作もかくやと言うほどの素晴らしい叙述トリックで有名。

女子高生を殺害し凶器としてハサミを残していく猟奇的殺人犯「ハサミ男」にまつわる物語。
警察、犯人、容疑者、被害者、マスコミと焦点がくるくる変わっていく中で二重三重に重ね張られた伏線を見過ごしてしまい、ほとんどの読者があっと驚かされてしまう。

啓蒙的なテーマや訴えかけるメッセージがあるわけではなく、決して心に残るストーリーではない。読み口も軽くスラスラと読める。だがその叙述トリックによる大どんでん返しを楽しみたい方にはうってつけの作品だろう(どんでん返しすぎてアンフェアだという意見もあるが…)。
単純だが推理小説らしい推理小説。あまり深いことを考えずに読んでいただきたい。

蛇足だが2013年2月に著者が亡くなったそう。最後まで謎めいた作家だったが、もう新作が読めないのは非常に残念。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.79:
(4pt)

ハサミ男

思いっきり騙された。

ここまで思いっきりだと、心地よかったです。
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4061820885
No.78:
(5pt)

おもしろい

どんでん返しで有名な作品と知っていて読んだのでいろいろ勘繰りましたが、見事に騙されました。
どんでん返しが来るまでも普通にどんどん読み進められるおもしろさでした。
読みやすいです。

これは映画化されていているようですが、このおもしろさは映画では絶対表現できないような気がします。
迷ってるならこちらを読んでほしいです。
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No.77:
(5pt)

私たち一人ひとりの中の

はさみ男

はさみ男の正体は 私たちがみんな はさみ男になりうることを示唆している

実際に犯行に移すかどうかは問題ではないのだ

心の中の暗部と共鳴する

猟奇犯罪者がそそっかしい素人探偵

真犯人が発覚した理由のばかばかしさ

ミートパイなどのディテールのこだわり

恐ろしい事件なのになぜか笑えて

最後は 恋愛まで

傷は癒されないまま残ることのほうが多いということだ
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885
No.76:
(5pt)

気持ち悪くて魅力的な主人公

幸か不幸かぼくの周りには連続殺人犯がいないので(ぼくは気づいていないだけかもしれないけど)連続殺人犯が何を考え、普段何に喜びを見いだしているのかは知らない。

この作品に登場する「ハサミ男」は仕事の繁忙期には疲れ、レストランで出される食べ物にこだわりを持ち、周囲の人をばかにしたり同情したりしながら生きている。
ユーモアの感覚も持っていて、ほどよく手を抜きながら人生を過ごしている。
よくは知らないけど、現実世界の連続殺人犯もこんなふうに生きているのだろう。

ただただ殺すことしか頭にない殺戮マシーンのような殺人鬼が出てくるが、この小説の主人公はひとりの人間だ。
決して殺戮マシーンではない。
ぼくたちが、禁煙したつもりでもタバコに手を出してしまうように、甘いものを我慢できなくてレアチーズケーキに手を出してしまうように、ときどき少女に手を(そしてハサミを)出してしまうだけの人間である。

こういう人間くさい殺人犯を見事に描き出した時点でこの作品は成功している。

トリックについては他の人が書いているので割愛。
グロテスクなのは嫌いで嫌いで1行でも1文字でも読みたくない!という人以外は(素直に読めば)騙されて楽しめることだろう。
ハサミ男 (講談社ノベルス)Amazon書評・レビュー:ハサミ男 (講談社ノベルス)より
4061820885

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