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死者の鼓動
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死者の鼓動の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.08pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全12件 1~12 1/1ページ
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まあ、最後は落ち着くところに落ち着いた感じ。しかし、途中での登場人物の推理には首肯し兼ねるものが多々有り、強引さを感じる。パラサイトイブと似た雰囲気を感じるも薬学部と製薬会社と著者のバックグランドが同じ。犬山とつくばの説明が具体的だが、それも著者説明で明らかになる。 | ||||
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テーマとしては、面白いはずなのにどうしてこんなにつまらないのか?思うに、心臓移植等医学的記述は、詳細なのに、人物の内面については、薄っぺらいからだと思う。さらに、結末は、いただけない。最低でも、殺人教唆に問われかねない行為なのにあれでいいの?少なくとも逮捕されるか、自首するかして、司法判断に委ねる方向に持っていくべきだと思うけど・・・退屈な2時間ドラマみたいな作品だ。 | ||||
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心臓移植をテーマにした医療ミステリーである。ドナー、レシピエント、医師、臓器移植のコーディネーター、それぞれの家族が悩み、苦しみ、そして臓器移植が行われる。 自分の娘のためにドナーからの心臓を摘出し、それをレシピエントである娘の身体に移植する、そんなことが行われるとは思わないが、ドナーの脳死を願う医師とその妻。 ドナーはレシピエントと同い年の「親友」だから、もし私が死んだら心臓の移植に同意するドナーカードに署名している。 本来は、ドナーが現れるとどのレシピエントに臓器を移植するかは、臓器移植センターが決定する。その役割を果たすのがコーディネーターである。 臓器移植を受けて一命をとりとめたはずの少女は、やがて誰の心臓が移植されたのかを知ってしまい、彼女は苦しみ、そして自殺を図る。 ドナーとなる少女は事故だったのだが、「人為的に」脳死状態にさせられてしまう。誰がそうさせたのか、実行したのは誰かをめぐって最後まで読者を引っ張っていく。 | ||||
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この作家の作品は何冊も読んだが、最新のモノが良すぎて、少し物足りなかった。 | ||||
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最後のページまで、夢中で読んでしまいました。 脳死、臓器提供、臓器移植、言葉では言い尽くせない事象、人ごととは思えませんでした。 自分がもし、洋子の母の立場だったらどうするだろう?いくら考えても答えが出ません。 臓器提供は、21世紀、誰もが関心を持ち、真剣に考えるべき問題だと思います。 | ||||
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とても考えさせられる。そして起こり得る。ページをめくる手が止まらない。展開はある程度読めるのだけれど、当事者でなければ到底わかり得ない「痛み」が衝いて廻る。心臓移植と人間の在り方を根底から問いかける内容は、とてもよく調べてあり読みやすい。オススメします。 | ||||
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ありえない前提だけど、それがもし起ったら人間はどのようになってしまうのか?というモチーフは嫌われ松子の一生に通じる面白さがある。「もしドナーとレシピエントが親友だったら?」というのは、臓器移植の本質を考えるには興味深い問い掛けだ。全般的に医療の描写のレベルが高く、リアリティもある。最近、医療小説、医療ミステリーが流行っているが、この本が刊行されたのが1999年。先見性も感じる。がしかし、臓器移植の問題を提起するのに「ミステリーの要素」は必要なのだろうか?病人以外に二人も殺す必要はないんじゃないだろうか?死因が最後に明かされるというミステリーの構造もやり過ぎの感がある。その割には、洋子の死の黒幕なんて、登場人物が少ないので結構早い段階で気付かないでもない。筆者の筆力も手伝って、「読ませるモノ」を感じるのであるが、「ミステリーの要素」には必要性を感じない。 | ||||
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重みのあるヒューマンな構成に詳細に渡る医学知識、これこそ本物と呼べる医療ミステリーです。 人物描写の深みもさることながら、迫真の描写が視覚に訴えてきて思わず息をのむほどです。 人々の欲やエゴのぶつかり合いと垣間見える心情、最後まで一気に読ませる力。 何もかもが本物だと感じました。圧倒されました。 | ||||
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脳死・臓器移植が軸になり、人間関係や推理などが織り混ざった作品です。医師である故に大切な娘の移植とはからずもドナーになってしまった娘の親友の脳死認定、移植先や私情などの狭間で揺れ動く気持ち。そこに携わる部下の出世欲、ドナー協会の人等の人間模様。キレイ言などでは片付けられない命の際での心の様が、読み手に深く響きます。きっとますます増える問題でしょう。山田氏の作品は時代の問題と人間愛や教訓を説教くさくなく伝え、大きな感動を与えてくれ、次から次へ読み進みたくなります。 | ||||
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脳死による臓器移植がテーマ。かなり昔に出版されたものですが古さを感じず、今読んでも新鮮に感じました。医学用語や手術描写などは詳しすぎて少し読みにくいかもしれませんが、取材などが十分にされている証拠だと思います。臓器移植を待つということは、他人の脳死を望むということなのでしょうか?ドナー、レシピエント、医療従事者それぞれの立場での葛藤が丁寧に描かれています。ミステリー要素も含まれていてエンターテイメント性を持ちつつ問題提起しているところはさすがです。 | ||||
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心臓移植に関する物語です。物語が一直線に進んでいき、とっても読みやすかったです。あっという間に宗樹ワールドに引きずりこまれました。フジテレビでやっていた「救命病棟24時」が好きな人はオススメ!ミステリー要素も少しですが、入っていて誰が犯人(?)なんだと、楽しめる部分もありました。脳死と移植について考えるきっかけをあたえてくれました。薬物用語や、手術中の描画などが書かれているので、そういったものが弱い人は、向かないかもしれません。この物語に出てくる「内海」先生は、救命救急24時の「進藤」先生と「佐倉」先生を足して2で割った感じがしました。物語の人物を24時に出てくる人たちとダブらせて読んだので、感情移入しやすかったのかも。読み終わったあと、こたえの出ない問いかけのような感情が残りますが、決して嫌な感情ではなく、よく考えてみようという「前向き」な考えを持たせてくれました。 | ||||
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心臓移植をテーマに、人間の命、エゴ、親子、夫婦関係をからませ重い問題を一気に読ませるストーリー性がありドキュメンタリーを読んでいるのではないかと錯覚させる、迫力ある医療現場の描写もあきさせない。 | ||||
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