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あるキング
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あるキングの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.02pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全64件 41~60 3/4ページ
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伊坂さんが、こんなに野球に詳しいはずはなかっただろう。 選手の繊細な動きや、クロスプレーの描写(相当取材したのだろうか) からは、スポーツの爽やかさが描かれている。 一方で、ホラー映画(オーメンとか)にも出てきそうな おどろおどろしい登場人物とストーリー展開がある。 その対極的ふたつの存在に、どうしても違和感を感じてしまい、 「なんかちがうよな。」という読後感でした。 | ||||
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「天才が同時代、同空間に存在する時、周りの人間に何をもたらすのか?」を描こうとしたのはわかりますが、話の筋が「よく練られている」からはほど遠いように思いました。 まず、途中で数度登場する「黒服の女達」や「獣」が出てくる意味合いが全くわかりませんでした。 そして、主人公:山田王求の年齢ごとに章構成がされていて、章ごとに語り部を色々と変えるのは趣向を凝らしたのかもしれませんが、この作品の場合、かえって落ち着きがない印象がありました。 また、王求の幼少期の「事故で済まされた一件」のエピソードは、果たして必要だったのかとも思いました。あのエピソードがなく、単に「逆境の中、それでも野球選手として生きてきた少年」であれば、もっと心が添ったのかもしれません。 そして、「十二歳」の章の最後に、もっと後で王求と出会う、ある少女のエピソードが入っているのですが、「この後のストーリーで関わる事になる」といった後に引くような書かれ方をしていないため、後にその少女が成長し登場した時点で、このエピソードがあったことすら忘れてしまっていました。 また、王求自身が打率六割、七割はあたり前と言う、現実にありえないレベルの「天才」であるからか、周囲を取り巻く人々も、例えば王求の両親のように、息子や好きな球団のためなら、社会性に反したことも平気でやる人達や、TVで事件を知った程度で面識もないのに、王求に「恨み」の感情までもつセールスマンなど、「現実にいたら相当怖いです」という類の人達ばかり。「極端な天才だからこそ、周囲に極端な情熱、嫉妬をもたらす」ということを描きたかったのでしょうが、私はかなり気分が滅入りました。 非常にキツイ文面になってしまい申し訳ございませんが、これが率直な感想です。 | ||||
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「天才が同時代、同空間に存在する時、周りの人間に何をもたらすのか?」を描こうとしたのはわかりますが、話の筋が「よく練られている」からはほど遠いように思いました。 まず、途中で数度登場する「黒服の女達」や「獣」が出てくる意味合いが全くわかりませんでした。 そして、主人公:山田王求の年齢ごとに章構成がされていて、章ごとに語り部を色々と変えるのは趣向を凝らしたのかもしれませんが、この作品の場合、かえって落ち着きがない印象がありました。 また、王求の幼少期の「事故で済まされた一件」のエピソードは、果たして必要だったのかとも思いました。あのエピソードがなく、単に「逆境の中、それでも野球選手として生きてきた少年」であれば、もっと心が添ったのかもしれません。 そして、「十二歳」の章の最後に、もっと後で王求と出会う、ある少女のエピソードが入っているのですが、「この後のストーリーで関わる事になる」といった後に引くような書かれ方をしていないため、後にその少女が成長し登場した時点で、このエピソードがあったことすら忘れてしまっていました。 また、王求自身が打率六割、七割はあたり前と言う、現実にありえないレベルの「天才」であるからか、周囲を取り巻く人々も、例えば王求の両親のように、息子や好きな球団のためなら、社会性に反したことも平気でやる人達や、TVで事件を知った程度で面識もないのに、王求に「恨み」の感情までもつセールスマンなど、「現実にいたら相当怖いです」という類の人達ばかり。「極端な天才だからこそ、周囲に極端な情熱、嫉妬をもたらす」ということを描きたかったのでしょうが、私はかなり気分が滅入りました。 非常にキツイ文面になってしまい申し訳ございませんが、これが率直な感想です。 | ||||
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何か未完成という感じのまま出された感じが強い。 文庫本が出るときは内容がよくなっていると良いな…と思う。 | ||||
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ページ数などが予め決められていたのかもしれないが、それにしてもページ数が少ない。 これだけで「王求」の役割は全て果たせたのか?と疑問に想う。 もっと沢山の偉業が、エピソードが出来たのでは?と想う。 | ||||
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今まででている作品とは全く違うジャンル。 ゴールデンスランバーのような爽快感を求めてはいけない。 | ||||
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今まででている作品とは全く違うジャンル。 ゴールデンスランバーのような爽快感を求めてはいけない。 | ||||
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主人公は「終末のフール」に出てくるキックボクサーを想起する。淡々と、周囲に左右されず。伊坂作品の中でも好きな人物設定です。ストーリーには才能の枯渇を感じます。他の人が書いたのなら☆☆☆☆☆。 | ||||
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主人公は「終末のフール」に出てくるキックボクサーを想起する。淡々と、周囲に左右されず。伊坂作品の中でも好きな人物設定です。ストーリーには才能の枯渇を感じます。他の人が書いたのなら☆☆☆☆☆。 | ||||
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正直、伊坂幸太郎のファンである。 大好きな小説も沢山あり。 読後の評価も自然と甘くなるのはしょうがない。 そして敢えて言うが 本作は駄作である。 新しいものに挑戦して失敗した、と言うよりは 思いつきに駆られて書いてみたものの収拾がつかなくなった、 というところではないか。 つまり 失敗作なのである。 大幅加筆訂正も無駄だった。 ファンとして残念ではあるが。 ページをめくるのが止められない、という事もない。 彼の小説には珍しいが どのページを読んでいても ふと そこで本を置く事が出来る。 読後感も悪い。 しかも実は かなり悪い。 あー 今日も面白い本を読めたな と言う感慨は無い。 本を手に取った時の期待が大きいだけに 時間を無駄にした と言う苦い気持ちが残るだけ。 王が 王が とクドクド言われるが どうにも空回り。 大変残念なのですが お勧め出来ません。 | ||||
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正直、伊坂幸太郎のファンである。 大好きな小説も沢山あり。 読後の評価も自然と甘くなるのはしょうがない。 そして敢えて言うが 本作は駄作である。 新しいものに挑戦して失敗した、と言うよりは 思いつきに駆られて書いてみたものの収拾がつかなくなった、 というところではないか。 つまり 失敗作なのである。 大幅加筆訂正も無駄だった。 ファンとして残念ではあるが。 ページをめくるのが止められない、という事もない。 彼の小説には珍しいが どのページを読んでいても ふと そこで本を置く事が出来る。 読後感も悪い。 しかも実は かなり悪い。 あー 今日も面白い本を読めたな と言う感慨は無い。 本を手に取った時の期待が大きいだけに 時間を無駄にした と言う苦い気持ちが残るだけ。 王が 王が とクドクド言われるが どうにも空回り。 大変残念なのですが お勧め出来ません。 | ||||
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実験的な作品で、重力ピエロやゴールデンスランバー等に見られた爽やかな読後感やキャラクターの魅力は感じられませんでした。 初めて3人組の魔女?が出てきた時には、物語がどういった方向に行くのかと期待しましたが、登場人物や野球との関係性において最後までチグハグだったと思います。 個人的に致命的だったのが、野球の試合や練習の描写にスポーツ小説特有の興奮や爽快さが感じられなかった事です。 幼少期やプロになってからの試合も、作者の都合通りに試合が進む目的達成ゲームの様にしか感じられず、物語に没入する事が出来ませんでした。 あとは野球ファンとしての思いを書きますが、プロ野球の現場が狭量に書かれてる事も寂しかったですし、両親の仙醍キングスに対する狂信ぶりも気持ち悪かったです。 特に下着泥棒と野球帽のエピソードは、読んでいて腹立たしい思いでした。 多分、伊坂さんは野球にはそれ程興味がない(好きではない)んじゃないかと思います。 人気作家であるにも関わらず、実験作に意欲的に取り組む姿勢だったり、ラストシーンの美しさは素晴らしいと思いましたが、それを加味しても★2の評価です。 | ||||
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実験的な作品で、重力ピエロやゴールデンスランバー等に見られた爽やかな読後感やキャラクターの魅力は感じられませんでした。 初めて3人組の魔女?が出てきた時には、物語がどういった方向に行くのかと期待しましたが、登場人物や野球との関係性において最後までチグハグだったと思います。 個人的に致命的だったのが、野球の試合や練習の描写にスポーツ小説特有の興奮や爽快さが感じられなかった事です。 幼少期やプロになってからの試合も、作者の都合通りに試合が進む目的達成ゲームの様にしか感じられず、物語に没入する事が出来ませんでした。 あとは野球ファンとしての思いを書きますが、プロ野球の現場が狭量に書かれてる事も寂しかったですし、両親の仙醍キングスに対する狂信ぶりも気持ち悪かったです。 特に下着泥棒と野球帽のエピソードは、読んでいて腹立たしい思いでした。 多分、伊坂さんは野球にはそれ程興味がない(好きではない)んじゃないかと思います。 人気作家であるにも関わらず、実験作に意欲的に取り組む姿勢だったり、ラストシーンの美しさは素晴らしいと思いましたが、それを加味しても★2の評価です。 | ||||
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読んでいて不愉快だった。結局キングはなんだったのか、意味がわからない。勿論そんな意図はないのだろうが、殺人を肯定するかの様な内容も理解できない。伊坂氏の最近の作品は、ラッシュライフの様な軽妙さはすっかり影を潜めて、ダークなものが多い。読後の爽快感とか清涼感より、「疲れた」と思うことの方が多くなってしまった。 | ||||
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読んでいて不愉快だった。結局キングはなんだったのか、意味がわからない。勿論そんな意図はないのだろうが、殺人を肯定するかの様な内容も理解できない。伊坂氏の最近の作品は、ラッシュライフの様な軽妙さはすっかり影を潜めて、ダークなものが多い。読後の爽快感とか清涼感より、「疲れた」と思うことの方が多くなってしまった。 | ||||
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序盤は、とても興味深いシチュエーションで、伊坂作品の世界に引き込まれたのですが、山田王求を敬遠しないように父親が、相手チームの監督に金を渡すあたりから、少し引いてしまいました。打率9割や父親による殺人など、あまりに非現実的なストーリーは、野球経験者や子を持つ親としては、考えにくい設定でした。シェイクスピア的な悲劇を狙ったのかもしれませんが、最後も腹落ちしないエンディングに少しがっかりしました。 | ||||
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序盤は、とても興味深いシチュエーションで、伊坂作品の世界に引き込まれたのですが、山田王求を敬遠しないように父親が、相手チームの監督に金を渡すあたりから、少し引いてしまいました。打率9割や父親による殺人など、あまりに非現実的なストーリーは、野球経験者や子を持つ親としては、考えにくい設定でした。シェイクスピア的な悲劇を狙ったのかもしれませんが、最後も腹落ちしないエンディングに少しがっかりしました。 | ||||
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なんで、全然野球好きじゃないのに野球の話にしたんだろう。 作中にでてくるプロ野球の世界がえらく狭い了見で描かれているため、その野球の王たる主人公の魅力どころかキャラクタの輪郭さえ見えてこない。 面白い、面白くないは別にして、井坂作品で読み進めるのが苦痛、という体験をするとは思わなかった。驚いた。 | ||||
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私は、伊坂幸太郎の作品をほとんど読んでいて、他の作家の小説では感じられない颯爽感というか時間軸をひねったような仕組みが感じられる作風に魅力を感じている者です。 しかし、本作品は著者の過去の作品とは、趣向が大きく違います。 そのことを意識して読んだ方が良いと思います。 過去の作品では、主人公は何らかのハンデというか弱さがあり、周りの特徴のある登場人物に助けられたりしながら話が進む点、すなわち他者とのコミュニケーションに面白みがあると思うのですが、本作品は、主人公が余りにも強く(王ですから)、どちらかと言うと、他者との関係が切られた存在であることからも過去の作品と異なると思います。 また、「誰も読んだことがないような伝記を」とありますが、シェイクスピアからの引用が多く、また、最後のシーンについては、ロバートレッドフォードの映画「ナチュラル」を思い起こさせ、どうしてもオリジナリティがない、伊坂幸太郎っぽくないと感じてしまいまいました。 | ||||
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私は、伊坂幸太郎の作品をほとんど読んでいて、他の作家の小説では感じられない颯爽感というか時間軸をひねったような仕組みが感じられる作風に魅力を感じている者です。 しかし、本作品は著者の過去の作品とは、趣向が大きく違います。 そのことを意識して読んだ方が良いと思います。 過去の作品では、主人公は何らかのハンデというか弱さがあり、周りの特徴のある登場人物に助けられたりしながら話が進む点、すなわち他者とのコミュニケーションに面白みがあると思うのですが、本作品は、主人公が余りにも強く(王ですから)、どちらかと言うと、他者との関係が切られた存在であることからも過去の作品と異なると思います。 また、「誰も読んだことがないような伝記を」とありますが、シェイクスピアからの引用が多く、また、最後のシーンについては、ロバートレッドフォードの映画「ナチュラル」を思い起こさせ、どうしてもオリジナリティがない、伊坂幸太郎っぽくないと感じてしまいまいました。 | ||||
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