(短編集)

ななつのこ

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評判

ななつのこの評価:

3.95/5点 レビュー 43件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.95pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全87件 21〜40 2/5ページ
No.67
(3pt)

構成も凝っているしなかなかよく出来た小説だと思うんだけど、後味が悪い

何というのか、、少しダークな底意地の悪さを内包していて
各エピソード読後の印象はあまり良くない。
もっと温かくてほのぼのしたものを想像していた。
(以下ネタバレあり)
親子泥棒とか、友人のペットを轢き殺して死体遺棄とか、、。
それで解決としてあっけなくフォローもなく各章が終わる。
後味が悪い。
ななつのこ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ななつのこ (創元推理文庫)より
4488426018
No.66
(3pt)

構成も凝っているしなかなかよく出来た小説だと思うんだけど、後味が悪い

何というのか、、少しダークな底意地の悪さを内包していて
各エピソード読後の印象はあまり良くない。
もっと温かくてほのぼのしたものを想像していた。
(以下ネタバレあり)
親子泥棒とか、友人のペットを轢き殺して死体遺棄とか、、。
それで解決としてあっけなくフォローもなく各章が終わる。
後味が悪い。
ななつのこ Amazon書評・レビュー: ななつのこより
4488023347
No.65
(5pt)

作家(安楽椅子探偵)と読者(依頼人+助手)の奇妙な関係

大崎梢の作品で取り上げられていたのをきっかけに本作を入手。
短大生の入江駒子が導かれるように手に取った作中作『ななつのこ』。それは田舎に住む少年・はやてが
経験した不思議な出来事に、療養所(サナトリウム)暮らしをしている女性・あやめさんが推察を繰り広げる
という連作短編。時を同じくして駒子の周囲で起きた不思議な出来事を彼女が『ななつのこ』作者である
佐伯綾乃という人物にファンレターの形で送ったところ、作中のあやめさんよろしく推察が返事で
来るようになり……というおはなしであり、ある意味において『日常の謎を解く安楽椅子探偵』を描いた
連作短編である。
いなくなった犬と道路に点々とした血に対する盗まれたスイカ、入れ替わった絵に対する金色鼠、
七年ぶりに広島から帰ってきた写真に対する消えた青い絵の具、米軍住宅の柵にいた祖母と孫に
対する水色の蝶、新宿まで30キロほどの距離を移動した恐竜に対する竹の花咲く老いらくの恋、
白いタンポポに対する赤と青のアジサイそして鉢が2つから4つに増えた歯科医院のペチュニアに
対する同時に消えた7匹の子猫と、駒子の周囲で起きた出来事と作中作がリンクしていることも
さることながら、それらの話の節々に登場する伏線(具体的には何かは言わないでおこう)が最後に
一つにまとまると同時にどうして作者が駒子に返事を書くようになったのかが明らかになるくだりに、
これが一般文芸ではなく創元推理文庫というレーベルから出ていることを思い出させてくれる。
ななつのこ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ななつのこ (創元推理文庫)より
4488426018
No.64
(5pt)

作家(安楽椅子探偵)と読者(依頼人+助手)の奇妙な関係

大崎梢の作品で取り上げられていたのをきっかけに本作を入手。
短大生の入江駒子が導かれるように手に取った作中作『ななつのこ』。それは田舎に住む少年・はやてが
経験した不思議な出来事に、療養所(サナトリウム)暮らしをしている女性・あやめさんが推察を繰り広げる
という連作短編。時を同じくして駒子の周囲で起きた不思議な出来事を彼女が『ななつのこ』作者である
佐伯綾乃という人物にファンレターの形で送ったところ、作中のあやめさんよろしく推察が返事で
来るようになり……というおはなしであり、ある意味において『日常の謎を解く安楽椅子探偵』を描いた
連作短編である。
いなくなった犬と道路に点々とした血に対する盗まれたスイカ、入れ替わった絵に対する金色鼠、
七年ぶりに広島から帰ってきた写真に対する消えた青い絵の具、米軍住宅の柵にいた祖母と孫に
対する水色の蝶、新宿まで30キロほどの距離を移動した恐竜に対する竹の花咲く老いらくの恋、
白いタンポポに対する赤と青のアジサイそして鉢が2つから4つに増えた歯科医院のペチュニアに
対する同時に消えた7匹の子猫と、駒子の周囲で起きた出来事と作中作がリンクしていることも
さることながら、それらの話の節々に登場する伏線(具体的には何かは言わないでおこう)が最後に
一つにまとまると同時にどうして作者が駒子に返事を書くようになったのかが明らかになるくだりに、
これが一般文芸ではなく創元推理文庫というレーベルから出ていることを思い出させてくれる。
ななつのこ Amazon書評・レビュー: ななつのこより
4488023347
No.63
(5pt)

七つの子

推理小説というよりは懐かしさを感じるストーリーでした。心がホッコリしました。
ななつのこ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ななつのこ (創元推理文庫)より
4488426018
No.62
(5pt)

七つの子

推理小説というよりは懐かしさを感じるストーリーでした。心がホッコリしました。
ななつのこ Amazon書評・レビュー: ななつのこより
4488023347
No.61
(5pt)

面白い!

一気に読んでしまうのがもったいない位、面白い本です。一話毎に次のお話が楽しみで、本を読み終えるのが残念な気がしました。
また最初から読むと思います。
ななつのこ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ななつのこ (創元推理文庫)より
4488426018
No.60
(5pt)

面白い!

一気に読んでしまうのがもったいない位、面白い本です。一話毎に次のお話が楽しみで、本を読み終えるのが残念な気がしました。
また最初から読むと思います。
ななつのこ Amazon書評・レビュー: ななつのこより
4488023347
No.59
(3pt)

「ささらさや」↑↑からななつのこへ↓↓

ささらさやとは同じ著者とは思えない…。
でも書いたのは昔っぽいので、まだ作風が固まってなかっただけかも?

ただ、ささらさやであれだけ好きになった表現の数々が、こちらでは皆無。
何度も「なに言ってんの?」ってなりました。

あやめさんの推理も、手紙の文面だけであそこまでわかるのはいくら何でも不自然。

日常系ミステリーだけど、これまた流れが不自然。

その日常の内容自体も退屈で、ミステリー部分も退屈。

何かしら事件があって、あとはどーでもいい内容でページを埋めて、話に動きがない。
そして、頃よいページ数に達したらあやめさんに手紙を書いて推理させて、終わりのくりかえし。

ささらさやと、てるてるあしたを読んで「この作家は間違いない!」と思って、この人の本いっぱい買いそろえたけど、
早まったかもと思っているところです…。
ななつのこ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ななつのこ (創元推理文庫)より
4488426018
No.58
(3pt)

「ささらさや」↑↑からななつのこへ↓↓

ささらさやとは同じ著者とは思えない…。
でも書いたのは昔っぽいので、まだ作風が固まってなかっただけかも?

ただ、ささらさやであれだけ好きになった表現の数々が、こちらでは皆無。
何度も「なに言ってんの?」ってなりました。

あやめさんの推理も、手紙の文面だけであそこまでわかるのはいくら何でも不自然。

日常系ミステリーだけど、これまた流れが不自然。

その日常の内容自体も退屈で、ミステリー部分も退屈。

何かしら事件があって、あとはどーでもいい内容でページを埋めて、話に動きがない。
そして、頃よいページ数に達したらあやめさんに手紙を書いて推理させて、終わりのくりかえし。

ささらさやと、てるてるあしたを読んで「この作家は間違いない!」と思って、この人の本いっぱい買いそろえたけど、
早まったかもと思っているところです…。
ななつのこ Amazon書評・レビュー: ななつのこより
4488023347
No.57
(2pt)

日常の謎ゆえに退屈で、日常の謎にしてはリアリティに欠ける

<はやて>少年に日常の謎を解決してみせる<あやめ>さんが登場する作中作と、その作者が主人公駒子の日常の謎を解決するという二重構造の連作短篇集。連作短編集という体裁も含めてこの小説の構造自体がトリックであることが最後に明かされる。

ただ全体的に稚拙でぎくしゃくした印象を受ける。たとえば第三話の冒頭、亡くなったクラスメイトの机の虚無感を表現するのに満員電車のひとつ空いた席を対比させるところなんぞ、まるで女子大生がなんとか原稿用紙のマスを埋めようとしてひねり出したようなぎこちなさを感じる。あ、書いているのは小説家加納朋子ではなくて短大生入江駒子ちゃんだから、それはしょうがないのかも。

それから<あやめ>さんがさあいざ解決、というだんになって、もったいぶってその解決編を<はやて>だけに耳打ちし、読者にはすぐに明かさないところに腹が立つ。あ、だがこれは小説家加納朋子のせいではなくて、作中作の作者佐伯綾乃のせいだからしょうがないのかも。しかしそれにしても、佐伯綾乃の解決編にも腹が立つ。特になんだあのブロントザウルスの巻の子どもが考えたようなうそ臭い解答は。うーん、だがそういった腹立たしいことも含めて、実はトリックの一部であることが最後に明かされるのだが……、だが、不思議とカタルシスは得られない。日常の謎というわりにはリアリティ感に乏しく、日常の謎ゆえに退屈な作品。
ななつのこ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ななつのこ (創元推理文庫)より
4488426018
No.56
(2pt)

日常の謎ゆえに退屈で、日常の謎にしてはリアリティに欠ける

<はやて>少年に日常の謎を解決してみせる<あやめ>さんが登場する作中作と、その作者が主人公駒子の日常の謎を解決するという二重構造の連作短篇集。連作短編集という体裁も含めてこの小説の構造自体がトリックであることが最後に明かされる。

ただ全体的に稚拙でぎくしゃくした印象を受ける。たとえば第三話の冒頭、亡くなったクラスメイトの机の虚無感を表現するのに満員電車のひとつ空いた席を対比させるところなんぞ、まるで女子大生がなんとか原稿用紙のマスを埋めようとしてひねり出したようなぎこちなさを感じる。あ、書いているのは小説家加納朋子ではなくて短大生入江駒子ちゃんだから、それはしょうがないのかも。

それから<あやめ>さんがさあいざ解決、というだんになって、もったいぶってその解決編を<はやて>だけに耳打ちし、読者にはすぐに明かさないところに腹が立つ。あ、だがこれは小説家加納朋子のせいではなくて、作中作の作者佐伯綾乃のせいだからしょうがないのかも。しかしそれにしても、佐伯綾乃の解決編にも腹が立つ。特になんだあのブロントザウルスの巻の子どもが考えたようなうそ臭い解答は。うーん、だがそういった腹立たしいことも含めて、実はトリックの一部であることが最後に明かされるのだが……、だが、不思議とカタルシスは得られない。日常の謎というわりにはリアリティ感に乏しく、日常の謎ゆえに退屈な作品。
ななつのこ Amazon書評・レビュー: ななつのこより
4488023347
No.55
(5pt)

爽やかな余韻・・・

もう何作も朋子さんの作品は読んでます。←とにかく文体・表現が好き!
駒子シリーズの第一作目。
ちょうどジーン・ウェブスターの”あしながおじさん”を思わせる(僕にとっては)感じ。
途中から”あしながおじさん”の正体も、あっこの人!とか だいたい分かってきます
が、駒子シリーズ全体を通した表現のリズムの様なものがあるので、シリーズ全作品
を読まないと余韻にたどりつけません。
シリーズの原点として、いろんなとこにちりばめられたヒントを忘れずに良く覚えて
おきましょう。
ななつのこ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ななつのこ (創元推理文庫)より
4488426018
No.54
(5pt)

爽やかな余韻・・・

もう何作も朋子さんの作品は読んでます。←とにかく文体・表現が好き!
駒子シリーズの第一作目。
ちょうどジーン・ウェブスターの”あしながおじさん”を思わせる(僕にとっては)感じ。
途中から”あしながおじさん”の正体も、あっこの人!とか だいたい分かってきます
が、駒子シリーズ全体を通した表現のリズムの様なものがあるので、シリーズ全作品
を読まないと余韻にたどりつけません。
シリーズの原点として、いろんなとこにちりばめられたヒントを忘れずに良く覚えて
おきましょう。
ななつのこ Amazon書評・レビュー: ななつのこより
4488023347
No.53
(4pt)

たおやかで豊かな、言葉あそび

「ななつのこ」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?
私は「行きは良い良い、帰りは怖い」からホラーっぽい展開を予想して読み始めましたが(単行本の表紙はそういう雰囲気があります)、予想とは裏腹の、たおやかな物語でした。

短編に擬態した七つの章で構成される、長編小説です(こういうのは連作短編と言うのですか?)。 
三章までは、「盗人にも三分の理」的な、心の機微に触れる小話、落語の枕みたいな話が続きますが、四章「バス・ストップで」から「ぐうぅ〜」っと、静かな引力で引き込まれていきました。

そして第六章。「白い〜」で登場する女の子が、僕には「もう一人の主人公」のように思えます。
多くの人には理解されない、ある種のナイーブな子ども__あるいは大人ででもそうかも知れませんが__と接するとき、彼・彼女の傍らに、最初はただ「居る」だけしかできないことがあります。そこから、彼らと同じことをするとか、問わず語りでこちらの話をしてみるとか。そんなことをしながら友達になっていく、ということしかできないことがあります。正面からでは、はじき返されてしまうことが…
本章を読みながら、僕は「そうなんだよね」と、心の中でうなずいていました。自分も昔、難しい子どもだったと思うのですが(妻いわく今でも)、作者にもそんな感性を感じて、親近感を覚えました。

終章。いささか、都合良く話を進めてしまった感はありますが、「腑に落ちる」(この表現も、日本語としてなじんできてしまいましたね)ところに落ち着く、たおやかなカタルシス(うーん、日本語で言い換えると「心洗われる感じ」か?)を、素直に受け入れることにしました。

優れた先達から受け継がれる日本語の、豊かな「言葉あそび」の世界。尊敬しつつ、それらを上手に引き出してきた著者の、たおやかな感性に拍手。
特に、これから教職につきたいと思っているような若い人には、是非とも読んで欲しいと思います。
ななつのこ Amazon書評・レビュー: ななつのこより
4488023347
No.52
(4pt)

たおやかで豊かな、言葉あそび

「ななつのこ」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?
私は「行きは良い良い、帰りは怖い」からホラーっぽい展開を予想して読み始めましたが(単行本の表紙はそういう雰囲気があります)、予想とは裏腹の、たおやかな物語でした。

短編に擬態した七つの章で構成される、長編小説です(こういうのは連作短編と言うのですか?)。 
三章までは、「盗人にも三分の理」的な、心の機微に触れる小話、落語の枕みたいな話が続きますが、四章「バス・ストップで」から「ぐうぅ〜」っと、静かな引力で引き込まれていきました。

そして第六章。「白い〜」で登場する女の子が、僕には「もう一人の主人公」のように思えます。
多くの人には理解されない、ある種のナイーブな子ども__あるいは大人ででもそうかも知れませんが__と接するとき、彼・彼女の傍らに、最初はただ「居る」だけしかできないことがあります。そこから、彼らと同じことをするとか、問わず語りでこちらの話をしてみるとか。そんなことをしながら友達になっていく、ということしかできないことがあります。正面からでは、はじき返されてしまうことが…
本章を読みながら、僕は「そうなんだよね」と、心の中でうなずいていました。自分も昔、難しい子どもだったと思うのですが(妻いわく今でも)、作者にもそんな感性を感じて、親近感を覚えました。

終章。いささか、都合良く話を進めてしまった感はありますが、「腑に落ちる」(この表現も、日本語としてなじんできてしまいましたね)ところに落ち着く、たおやかなカタルシス(うーん、日本語で言い換えると「心洗われる感じ」か?)を、素直に受け入れることにしました。

優れた先達から受け継がれる日本語の、豊かな「言葉あそび」の世界。尊敬しつつ、それらを上手に引き出してきた著者の、たおやかな感性に拍手。
特に、これから教職につきたいと思っているような若い人には、是非とも読んで欲しいと思います。
ななつのこ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ななつのこ (創元推理文庫)より
4488426018
No.51
(5pt)

とてもかわいらしい

加納朋子ファンとしては、恥ずかしいことに、デビュー作品をやっと読むことができました。
主人公 駒子が、とても可愛らしく描かれていて好感が持てるのは、やはり加納作品だからなんでしょうね。
駒子の日常に対する疑問や、驚きは私にも思い当たる部分が多く、他人とは思えないくらいに共感出来ます。
だからかもしれませんが、加納さんの作品は全て面白く、好きなのです。
ななつのこ Amazon書評・レビュー: ななつのこより
4488023347
No.50
(5pt)

とてもかわいらしい

加納朋子ファンとしては、恥ずかしいことに、デビュー作品をやっと読むことができました。
主人公 駒子が、とても可愛らしく描かれていて好感が持てるのは、やはり加納作品だからなんでしょうね。
駒子の日常に対する疑問や、驚きは私にも思い当たる部分が多く、他人とは思えないくらいに共感出来ます。
だからかもしれませんが、加納さんの作品は全て面白く、好きなのです。
ななつのこ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ななつのこ (創元推理文庫)より
4488426018
No.49
(4pt)

やさしい謎解き

やさしい気持ちになれる謎解きです。この作品では、殺人事件や、誘拐事件が起こるわけでもない。日常の中で起こる謎解きを、読者と作中作品の『ななつのこ』の著者の間のファンレターとその返事による往復書簡の中で解決するという、ちょっと変わったミステリー。構成でいえば、7編の短編連作の形式になっていて、作中作品の『ななつのこ』の1話ずつと内容がリンクしているのもおもしろかった。さらに言うと、全編を通じての謎解きが、大きく1つ仕掛けてある。よくよく考えてある構成だなと感心しました。各話謎解きが一回の往復書簡の間でされ、さらに言えば何が謎なのかも最後まで分からないなど、自分で謎解きを楽しみにしている向きには面白くないかもしれない。ただ、全編が優しい気持ちで書かれているため、優しい解決が示されるとホッとできる。こういった優しい謎解きはもっと増えて欲しいなぁと思います。
ななつのこ Amazon書評・レビュー: ななつのこより
4488023347
No.48
(4pt)

やさしい謎解き

やさしい気持ちになれる謎解きです。この作品では、殺人事件や、誘拐事件が起こるわけでもない。日常の中で起こる謎解きを、読者と作中作品の『ななつのこ』の著者の間のファンレターとその返事による往復書簡の中で解決するという、ちょっと変わったミステリー。構成でいえば、7編の短編連作の形式になっていて、作中作品の『ななつのこ』の1話ずつと内容がリンクしているのもおもしろかった。さらに言うと、全編を通じての謎解きが、大きく1つ仕掛けてある。よくよく考えてある構成だなと感心しました。各話謎解きが一回の往復書簡の間でされ、さらに言えば何が謎なのかも最後まで分からないなど、自分で謎解きを楽しみにしている向きには面白くないかもしれない。ただ、全編が優しい気持ちで書かれているため、優しい解決が示されるとホッとできる。こういった優しい謎解きはもっと増えて欲しいなぁと思います。
ななつのこ (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: ななつのこ (創元推理文庫)より
4488426018