殺す者と殺される者
評判
殺す者と殺される者の評価:
3.88/5点 レビュー 25件。 B ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全19件 1〜19 1/1ページ
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著作リストを見ると、1938年のデビュー後、1993年に逝去するまで、1940年代から70年代を中心に活躍。
50年代には、アメリカ探偵作家クラブの会長を務めています。
にもかかわらず、私のアンテナには引っ掛からず、全くその存在を知りませんでした。
しかし、21世紀に入り、半世紀に亘り絶版となり、「幻の傑作」とされてきた「幽霊の2/3」が復刊したとの情報を得て、読了。
アガサ・クリスティに匹敵するミステリの女王がいたことを、認識しました。
1957年発表の本作品も「幽霊──」と同様、永らく絶版が続き、「幻の傑作」とされてきた作品。
叔父の莫大な遺産を相続し、母の故郷に戻った主人公の周辺で起こる奇妙な事件をサスペンスフルに描いた佳作となっています。
しかし、「幻の」と形容されるだけあって、本作品に影響を受けたであろう、後続の作家たちにより、類似の作品が書かれており、こちらが元祖なのに、既視感を覚えてしまうのが、いささか残念なところです。
しかし、一筋縄ではいかない巧妙な伏線の数々には、ミステリ作家としての確かな腕前を感じさせられます。
また、読み終えると、その題名に込められた深い意味合いに、傑作らしい重みを感じ取れるのではないでしょうか。
2015年も、新発見したアメリカのミステリの女王が遺した、未読の傑作を少しずつ読んで行こうと思います。