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(短編集)
ハッピーエンドにさよならを
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ハッピーエンドにさよならをの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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オムニバス短編集で、どれもバッドエンドで終わります。 が、それが綺麗に描かれていて、スッと胃袋に収まっていく感じでした。 どれも面白かったのですが、特に和製ホラーなテイストの「死面」と、ホームレスの実情を扱った「尊厳、死」がよかったです。 バッドエンドといえど、そこに至るには、ちゃんとした理由があり、それも丁寧に描かれてありました。 現実には、ハッピーエンドよりもバッドエンドが、ちまたのニュースにあふれています。 そんなところも、リアルに感じられた所為かもしれません。 | ||||
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リアリティのある暗くてバッドエンドなお話がたくさん。 落ち込んでる時に読むのは注意ですね。 でも、ミステリーな要素もあるので、 「そういうことだったんだ」という納得感が気持ちいい。 登場人物は特殊な人というよりも、常人に近いです。 だからこそ、自分や周りの人がこの登場人物みたいに狂ってしまうんじゃないかという リアリティがあります。 リアリティのある暗い話が好きな人にはおすすめです。 | ||||
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一般社会への皮肉が大いに込められています 短編でしか表せない辛辣さが存在しています ミステリとしての面白さはもちろんのこと、作者の思想に共感できる作品です | ||||
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歌野氏の結末がブラックなものを集めた短編集という触れ込みの作品。この作品に収録されている作品外でもほぼ歌野氏の短編はオチがブラックなものばかりでは・・・と思うが。 相変わらず短編一つ一つに手抜きなしの様々なトリック、ネタがちりばめられていて一気に読める。ラストのエピソードは葉桜の季節系のトリックが使われています(かなり地味ですが)。 | ||||
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全くのフィクションとも思えないほど身近な、一度は感じたことのあるようなお話ですが勿論めでたしめでたしではない。テンポもよくするすると読めます。物語になる物は必ずハッピーエンドがつきもののようになっているのでコレはコレで好き。この小説ではタイトルが一番センスがないように感じます。書店で買うには何となく恥ずかしい(笑) | ||||
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タイトルから察せられるようにアンチ・ハッピーエンドばかりを集めた短編集。 収録されているのは、どれも救いようのない、あるいはブラックユーモアに満ちた作品ばかり。 著者お得意の大どんでん返しや星新一を彷彿とさせるショートショート系など、多種多様な作品群は魅力的です。 難しいことを考えずにサクサク読めるので、通勤・通学などの時間つぶしにぜひともオススメしたい傑作短編集です。 | ||||
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正月十一日、鏡殺し (講談社文庫)に近い読後感をもたらす、全11編の短編集が文庫化。「正月〜」の中で作者は「裏本格」という言葉を使った。今回の短編集ではストレートに「ハッピーエンドにさよなら」と宣言している。いずれも一筋縄では行かないこの作者にふさわしい。葉桜の季節に君を想うということ (文春文庫)や密室殺人ゲーム2.0 (講談社ノベルス ウC-)(こちらは待望の続編が開始される)で見せた<騙り>を短編に凝縮するとこうなる・といった印象の黒さとシニカルさ。最近のインタビューで著者は「もともと短編志向が強い」と述べている。本短編集を読むと、その言葉が的を射ているのが分かる。もっと多くの短編が読んでみたい。親本の表紙もなかなか良かったが、今回の文庫の表紙のほうが手に取りやすいかもしれない。 | ||||
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題材としては身近なものが多く、そこに驚きはないのですが、 どれもまさかという展開を見せ、読み応えたっぷりです。 テンポがよく、あっという間に読んでしまいました。 ただ、短篇なので仕方ないのかもしれませんが、 登場人物に直情型が多く、ちょっと極端では?と 多々感じられたのが、わたしとしてはマイナスポイントでした。 多分歌野さんは単純に短篇のミステリーとして書いていらっしゃると思うのですが、 私はホラーだと思いました。 装丁からして真っ黒でかなり不気味な空気を醸し出していますが、 どの作品も全く救いようのないラストです。 面白いですが、後味は良くないです。 覚悟して読んだ方がいいかも。 | ||||
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短編11話からなる短編ミステリーです。タイトル通り11話全てアンチハッピーエンドなお話。 ★ちょっとゾッ〜としちゃいました。というのもどのお話も実世界でもあり得そうですもの…。★歌野さんは、ラストに大ドンデン返しがあるケースが多いのですが…。この作品は、これと言って「はっ」と思わせるような逆転劇はないんです。★しかし、その地味さ加減が、読み手を逆にリアル感を与えるにはいい感じな気がします。★「殺意」の種類も人それぞれだけれども改めてこうして読んでみると怖いですね。 | ||||
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