魔王城殺人事件
評判
魔王城殺人事件の評価:
3.77/5点 レビュー 13件。 D ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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魔王城殺人事件の評価:
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私が小学生の頃、学習雑誌の付録として「探偵セット」というものが何回かついてきた記憶がある。手帳に暗号表があったりページを破いて捨てると水に溶けたり、秘密のペンで書くと字は消えるが熱すると再び文字が表れたりする(あぶりだしだね)ような、たわいもないものだったが私たちは夢中になった。少年探偵団の元祖ともいえる江戸川乱歩の小説に登場する少年たちも、「BDバッジ」というアイテムで十分に探偵気分を味わったのだろう。
さて、本作品に登場する少年たちは(後に少女も加わる。この辺が現代的。女子を差別するのはゆるされないものね。)町の外れにある、雑木林にそびえ立つ洋館・デオドロス城(子どもたちがゲームから勝手に付けた)の探検に出向く。人数が違うけれども(最初は男子3名)『スタンド・バイ・ミー』みたいだと思った瞬間、私の脳内にはあの有名な歌が響いた。塀の破れから侵入した少年たちは、庭の中にある小屋に消えた女ゾンビを目撃することになる。第2回のデオドロス城探索計画を、同じ5年1組1班の女子に知られた彼らは、男女合計5名で探索を実行するのだが…。ここで『スタンド・バイ・ミー』のように死体を発見してしまう。そしてゾンビと同じようにその死体も忽然と姿を消すのだった。
男子と女子のやりとり、意識するのだけれどもうまく相手に伝えられない、結果として口論になってしまう、というあたりがいかにも小学校高学年という感じがする。おそらく誰にでも経験があることだろう。だから共感できる。その先の刑事事件を解決する部分は、やはりフィクションであることを意識させられるが、こうした展開は嫌いではない。「少年探偵団」シリーズを読んだ頃のわくわく感も覚えた。私は好きな方だ。
1つお願いが。文中(P153の1行目)に「『小さな』は、形容詞じゃなくて形容動詞」とあるが、『小さな』は連体詞だったと思う。読者層はおそらく小中学生だろうから、第2版以降の訂正を求める。