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虹色のヴァイオリン
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虹色のヴァイオリンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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記載通りで満足してます! | ||||
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何回も読めます。悲しい女。 | ||||
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もっとも売れている作家と、もっとも技量のある作家は違う。赤川さんはたぶんそれを自覚しつつ、 淡々と「大半の人が簡単に読めて笑顔になれる」作品を提供し続ける。その量産スピードはまさに 素晴らしいのひと言。まるで深みのない文章で、いつのまにか登場人物に愛情を抱かせ、物語から 目を離せなくさせる。書き込みが足りないのは世間が執筆量を求めるからで、この人は読んでいて、 随所に物事の本質を掴んでいる地頭のよさを感じさせるから、一度まる1年かけて力量のすべてを 濃密に放出した中身のある1作を書いてくれないかな……と思ったりする。出版界が許さないよな、 そんな儲けを放棄すること。濃密さが100倍になれば売り上げも比例するってわけじゃないもんな。 むしろ「赤川次郎にそんなもん求めてない!」と非難ごうごう。内容が難しくて売り上げもダウン。 この杉原爽香シリーズを読んだのはひさしぶり。今回は本作とその周辺の数冊。15年は前だったか 『暗黒のスタートライン』を読んで、赤川さんはこれの終盤を書きたくてこのシリーズを始めたん じゃないかな……と思った。愛されまくる苦労人・爽香の生きざまと愛がこれでもかと集約された 手紙のシーンは感動的。それには至らないまでも、このシリーズのどの作品にも、じわりとさせる いい場面があって、そこに小難しい理屈はない。いい意味で「純粋な子供の正義」を目の当たりに することができ、結果として読んで損したという感想にはならない。 本作は、外腹の子供をこさえた河村刑事と、その愛人との関係に変化が訪れる。愛人からの詰問に 河村が即答できなかった場面は、たかだか数行で、スカスカの文章表現に似合わない人間ドラマを 味わうことができた。シリーズの初作で現在の妻・布子にひと目惚れして、確かに愛情にあふれた 夫婦関係を構築してきた河村。この人がいちばん「年月」を感じさせるんだよな。最初はけっこう 真面目だけど落ち着きのない刑事だったのが、普通に情けなくて仕事熱心な中年男になった。まあ、 刑事なんだから少しは男の汗臭さを描写してほしいとか、大病して配置換えされた先の事務仕事を 「生きがいにならない、つまらない暇な業務」としか描かないのはどうよとか(赤川次郎さんって 公務員は9時5時勤務で残業ゼロでめちゃくちゃ楽な仕事してると思い込んでるタイプなのかなあ。 それともあえて『ステレオタイプ』の意見に追従する美学を持っているのか)、愛人とのあいだに 警察官が子供を作ったりしたら現場復帰を夢見るどころかバレたら免職を危惧するレベルだぞとか、 愛人の存在は夫婦公認なのに布子の心理描写が薄すぎるだろとか、そんなことはどうでもいいわ。 あとは……爽香の秘書になった男が恋愛。赤川作品も『美味しんぼ』なみに恋の芽生えが多いよね。 それはいいんだけど、その相手の女、自分の娘を第一に考える姿勢はもちろん責められないけれど、 もうちょいエゴを露骨に感じさせない描き方はできなかったのかな。今作だけの登場ならいいけど、 今後もたぶん麻生君との絡みで出てくるわけで、そのたびに「実は嫌な女なのに」となりかねない。 爽香を気に入っている大女優、豪快で聡明で頼もしいけれど、だんだん「昔はよかった」的発言が 鼻についてきた。我らが爽香の力になってくれる人だから基本的好感度が高く、老害に陥る懸念は なさそうだけど。爽香の兄、さっさと〇ね。終盤のシーン、いくらなんでもここまで不快な奴とは 思わなかった。いずれは(もう書かれてるかも)爽香の献身に感服して改心するんだろうけど。 大した話ではないけれど(それを言うか)、このシリーズは読み終わって切実に考えることがある。 俺も爽香みたいに生きられたら。思いやりがあって自己犠牲的で真摯で、当然の結果として愛され、 時には本格的にろくでもないクズに必要以上に傷付けられて、それでも前向きで優しくて。そして、 そんな人間になれたら逆に不幸だから、俺は今のまま爽香の兄より少しマシ程度の人間でいいやと。 | ||||
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何十回と続いているのに、少しも飽きません。 1年に1度、購入して読むのが恒例行事になっています。 | ||||
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杉原爽香シリーズはすべて読んでいます。いつも楽しい。ずっと読んでいきたいシリーズです。読み始めると・・・はまります。 | ||||
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爽香の活躍に対して,ふがいない男性陣。 なんで、もっとしっかりしないのだろう。 たしかにヴァイオリンはでてくるが、虹色にはみえなかった。 刑事のふがいなさが一番腹が立った。 愛人に子供をつくっておいて、安全を考えないなんて。 かっこいい女性ほど、まわりになさけない男が集まるのだろうか。 | ||||
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次がとても気になる終わり方です。待ちきれない~~!!主人公も、周りも、すごく複雑になってきて。河村刑事と、志乃さんはこれでいいのでしょうか??爽香シリーズの男性は、みんな弱すぎる。。でも、このシリーズは大好きで。これからもずっとずっと続いてほしい。爽香がどうなるのが「ハッピーエンド」なのかわからないけど。「暗黒のスタートライン」あたりから幸せとは程遠い気がする。できるなら、田端と結婚して、爽香もお金に苦労せず、幸せになってほしい。。 | ||||
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もし私が爽香だったら、何もかも捨ててどこか別の場所で暮らすと思う。ロクデナシの兄。厄介事ばかりもちこむ友人知人。恋人アキオは筋金入りのマザコン・・・爽香を裏切って傷つけて、母親が選んだ女と懇ろになる。そして色々な女と自堕落な関係を結んだ挙句に、殺人を犯して尻拭いを爽香に押し付ける。爽香はアキオと結婚する・・・打算という考えがないんだろうけど、私は絶対に離婚をすすめる。爽香には絶対に幸福になってほしいから、そしていい人みつけてと応援したくなる小説。 | ||||
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1年に1冊,そして主人公が1歳づつ年を重ねていくこのシリーズは,とても魅力的です.数冊出版されてから読み始めた私にとって,いつの間にか爽香は,年下から年上の女性となり,憧れの人物になりました.何度読み返しても,幸せな気分になります.さて,今回のお話では,爽香がプロジェクトの中心となって働く姿が描かれています.充実していく生活の中で,兄が爽香の悩みの種となっていきます.そして,今回関わった事件は,今後の展開に大きな影響を与えるようです.今後は,兄,そして,今回から登場した殺し屋が爽香の人生にどう関わってくるのかが興味深いところです.幸せを祈るばかりです. | ||||
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爽香には、良くも悪くも人を惹き付ける魅力があると思う。今回もまた、新しい登場人物がいろいろ手助けしてくれたり、逆に爽香が助けたりしながら物語が進んでいく。そんな中、最も気になるのが、一人の殺し屋の存在。偶然殺しの場面に遭遇してしまった爽香に興味を持ち、情報屋に彼女の事を調べさせようとしている。この先どのような形で関わってくるのか。私も爽香のような上司の元で働きたいなぁ、と思うこの頃なり。ふぅ。 | ||||
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