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罪・万華鏡
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罪・万華鏡の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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注文を受けました。というメールは来てますが、発送の連絡、商品は未だ到着していません。他一件注文分も同様です。 | ||||
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館三部作を読んだ方ならお分かりでしょうが、佐々木丸美作品は耽美的というか少女漫画的描写がきつく、おじさん読者には折角の繊細な筆がなかなか届かない憾みがあります。その点、この作品では探偵役の助手である記述者の女性(妙齢の看護婦)がなかなか大人な人物として抑制的に描かれており、探偵役の少女漫画的要素を中和しています。その点、おじさん読者にも読みやすい佐々木作品入門作になっています。 | ||||
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佐々木丸美の本が復刊されたと今頃知りました。おめでとうございます。 実は、私はまだ佐々木丸美の本はこれしか読んだ事がないのです。 しかし他作品も復刊され、これを期に読んでみようと思います。 精神科医吹原医師のもとへ連れてこられる四人の娘達。 罪を犯した彼女たちの、不可解な異常心理に警察は手を焼き、 本人達でさえ、己をそこまで突き動かしたものを口に出来ません。 娘達の言うに言えない心の痛みを、吹原医師は詳細に解き明かしていきます。 異常心理・嫉妬・被害妄想・予知の四つのケースを、 吹原医師の助手の「私」の視点から語られます。 四つの物語は似た主題を持っています。 一見、加害者・被害者と見える者がそうとは限らず、 時として被害者と思われる者から、目に見えない形で踏みにじられ続けた者達がいるのです。 ほんの些細な事が、ぐっさりと心の傷になるというのは、誰でもあると思います。 読んでいて娘に共感しおもわず涙ぐんだり、異常に見える様の理路が明らかになるのに感心したりします。 読みやすい文章で、晴れ晴れとした気持ちで読み終わりますが、 いつ自分が傷を与える側になっていてもおかしくないな、とも思います。 | ||||
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一見どうということもない簡単に見える事件。被害者も加害者もはっきりしていて、証人もいる。ただ、加害者の様子が少しおかしい。念のためと警察から精神科医のもとへ送られ、精神鑑定を受ける加害者。医師はゆっくりと、しかし確実に加害者の心の奥に迫っていく。そこで見つけたものは、単純に見えた事件の裏側にある人間の残酷さ、事件の見方が一変するような犯行動機と複雑な人間の意識と悪意だった。 人間の恐さがじっくりと味わえる四つの短編がおさめられた、『罪シリーズ』の二作目。本書には予知や予言がでてきますが、それを超能力・超常現象のままで終わらせずに、科学的・心理学的解釈をつけて説明されているのもおもしろく読めました。 | ||||
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