盤上の敵

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評判

盤上の敵の評価:

3.76/5点 レビュー 41件。 B ランク

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平均点3.76pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全105件 41〜60 3/6ページ
No.65
(4pt)

小説の構成が巧妙

面白い作り。タイトルに合わせた小見出し。白のキング、クイーン、攻撃、防御。すべて、二人の視点を交互に行き来している。最後はトリックで読者を驚かせる。まあ、ミステリーってカテゴリーでしょ。一人主人公を一気に追い詰める女がいるが、この悪意の塊具合が物語に緊張感を持たせる。そう、こういう人間が必ず世界に多数いる。人の人生を物の様に扱い、徹底的にいたぶる。。黒いキングだ。これをどうやって攻略するか。それは秘密である。
盤上の敵 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 盤上の敵 (講談社ノベルス)より
4061822152
No.64
(4pt)

小説の構成が巧妙

面白い作り。タイトルに合わせた小見出し。白のキング、クイーン、攻撃、防御。すべて、二人の視点を交互に行き来している。最後はトリックで読者を驚かせる。まあ、ミステリーってカテゴリーでしょ。一人主人公を一気に追い詰める女がいるが、この悪意の塊具合が物語に緊張感を持たせる。そう、こういう人間が必ず世界に多数いる。人の人生を物の様に扱い、徹底的にいたぶる。。黒いキングだ。これをどうやって攻略するか。それは秘密である。
盤上の敵 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 盤上の敵 (講談社文庫)より
4062735636
No.63
(4pt)

小説の構成が巧妙

面白い作り。タイトルに合わせた小見出し。白のキング、クイーン、攻撃、防御。すべて、二人の視点を交互に行き来している。最後はトリックで読者を驚かせる。まあ、ミステリーってカテゴリーでしょ。一人主人公を一気に追い詰める女がいるが、この悪意の塊具合が物語に緊張感を持たせる。そう、こういう人間が必ず世界に多数いる。人の人生を物の様に扱い、徹底的にいたぶる。。黒いキングだ。これをどうやって攻略するか。それは秘密である。
盤上の敵 Amazon書評・レビュー: 盤上の敵より
4062098768
No.62
(3pt)

粗筋から想像される展開ではない

粗筋からだと、立てこもり犯と妻を人質に取られた主人公が警察の目をかいくぐり、犯人を出しぬいて妻を救出するゲーム感覚溢れた緊迫するリアルタイムサスペンスのようにどうしても読む前は期待するのだが、そういう狙いの作品ではない。
立てこもり事件と並行してある人物の語りが並行する。どうも叙述トリック系かなと身構えるが、そういう訳でもない。
ある種のノワール要素を立てこもりというミステリー的要素に絡めて描いた作品で、ミステリー的な面白さというよりは北村氏ならではの心理描写を味わうべき作品なのだろう。
少ないページ数にかかわらず重い読後感あり、作品としては質は高いが、岡嶋二人的な丁々発止の犯人と警察と主人公が繰り広げる頭脳ゲーム的なものを期待していたので、やや違ったなという印象。
衝撃の落ちもののミステリーとして名前が挙がることの多い作品だが、プロット自体は短編レベルだと思う。それを別の要素で膨らましたことろに本作の価値があるのだろう。
盤上の敵 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 盤上の敵 (講談社文庫)より
4062735636
No.61
(3pt)

粗筋から想像される展開ではない

粗筋からだと、立てこもり犯と妻を人質に取られた主人公が警察の目をかいくぐり、犯人を出しぬいて妻を救出するゲーム感覚溢れた緊迫するリアルタイムサスペンスのようにどうしても読む前は期待するのだが、そういう狙いの作品ではない。
立てこもり事件と並行してある人物の語りが並行する。どうも叙述トリック系かなと身構えるが、そういう訳でもない。
ある種のノワール要素を立てこもりというミステリー的要素に絡めて描いた作品で、ミステリー的な面白さというよりは北村氏ならではの心理描写を味わうべき作品なのだろう。
少ないページ数にかかわらず重い読後感あり、作品としては質は高いが、岡嶋二人的な丁々発止の犯人と警察と主人公が繰り広げる頭脳ゲーム的なものを期待していたので、やや違ったなという印象。
衝撃の落ちもののミステリーとして名前が挙がることの多い作品だが、プロット自体は短編レベルだと思う。それを別の要素で膨らましたことろに本作の価値があるのだろう。
盤上の敵 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 盤上の敵 (講談社ノベルス)より
4061822152
No.60
(3pt)

粗筋から想像される展開ではない

粗筋からだと、立てこもり犯と妻を人質に取られた主人公が警察の目をかいくぐり、犯人を出しぬいて妻を救出するゲーム感覚溢れた緊迫するリアルタイムサスペンスのようにどうしても読む前は期待するのだが、そういう狙いの作品ではない。
立てこもり事件と並行してある人物の語りが並行する。どうも叙述トリック系かなと身構えるが、そういう訳でもない。
ある種のノワール要素を立てこもりというミステリー的要素に絡めて描いた作品で、ミステリー的な面白さというよりは北村氏ならではの心理描写を味わうべき作品なのだろう。
少ないページ数にかかわらず重い読後感あり、作品としては質は高いが、岡嶋二人的な丁々発止の犯人と警察と主人公が繰り広げる頭脳ゲーム的なものを期待していたので、やや違ったなという印象。
衝撃の落ちもののミステリーとして名前が挙がることの多い作品だが、プロット自体は短編レベルだと思う。それを別の要素で膨らましたことろに本作の価値があるのだろう。
盤上の敵 Amazon書評・レビュー: 盤上の敵より
4062098768
No.59
(5pt)

思わず祈ってしまう。そんな作品

ミステリー作品と聞いて読み始めると、序盤から急な展開が起こり章が進むごとに回想と現在の事件の進行が繰り返される
その回想では読者がはっ、と息を呑み言葉が出ないような雰囲気があり心に響く。終盤に近づくにつれ、自分もこの事件が無事に解決されることを願っていることに気づく。

読み終わったあとは漠然と世にある不条理さを考えてしまう。読んだあと得られるこの感想はこの本のすばらしさを語っているだろう
盤上の敵 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 盤上の敵 (講談社文庫)より
4062735636
No.58
(5pt)

思わず祈ってしまう。そんな作品

ミステリー作品と聞いて読み始めると、序盤から急な展開が起こり章が進むごとに回想と現在の事件の進行が繰り返される
その回想では読者がはっ、と息を呑み言葉が出ないような雰囲気があり心に響く。終盤に近づくにつれ、自分もこの事件が無事に解決されることを願っていることに気づく。

読み終わったあとは漠然と世にある不条理さを考えてしまう。読んだあと得られるこの感想はこの本のすばらしさを語っているだろう
盤上の敵 Amazon書評・レビュー: 盤上の敵より
4062098768
No.57
(5pt)

思わず祈ってしまう。そんな作品

ミステリー作品と聞いて読み始めると、序盤から急な展開が起こり章が進むごとに回想と現在の事件の進行が繰り返される
その回想では読者がはっ、と息を呑み言葉が出ないような雰囲気があり心に響く。終盤に近づくにつれ、自分もこの事件が無事に解決されることを願っていることに気づく。

読み終わったあとは漠然と世にある不条理さを考えてしまう。読んだあと得られるこの感想はこの本のすばらしさを語っているだろう
盤上の敵 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 盤上の敵 (講談社ノベルス)より
4061822152
No.56
(3pt)

無理がある

全編に渡るご都合主義っぷりに耐えられるかが評価の分かれ目になる作品
特に影の薄い立てこもり犯の協力っぷりは謎だ
もし自分が犯人の立場なら、主人公など脱出した後適当に殺していたと思う
また冒頭思わせっぷりに銃を撃たせたりしたのに、特に意味がなかったのも残念

奥さんの回想も長い。しかも事件に絡むのはちょっとだけと恐ろしいほどの水増し

そしていくらなんでも警察が間抜けすぎる
こういった人の目の集まる事件の場合、もっと気合を入れそうなものだが・・・・
もう少し車を追い回したり、もう一つの事件に絡んだり執念を見せて欲しかった

チェスで例えるなら主人公だけ盤の上にクイーン三個ぐらい置ける超ハンデ戦で楽勝みたいな感じで
読み終えてもあまりすっきりしなかった
盤上の敵 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 盤上の敵 (講談社文庫)より
4062735636
No.55
(3pt)

無理がある

全編に渡るご都合主義っぷりに耐えられるかが評価の分かれ目になる作品
特に影の薄い立てこもり犯の協力っぷりは謎だ
もし自分が犯人の立場なら、主人公など脱出した後適当に殺していたと思う
また冒頭思わせっぷりに銃を撃たせたりしたのに、特に意味がなかったのも残念

奥さんの回想も長い。しかも事件に絡むのはちょっとだけと恐ろしいほどの水増し

そしていくらなんでも警察が間抜けすぎる
こういった人の目の集まる事件の場合、もっと気合を入れそうなものだが・・・・
もう少し車を追い回したり、もう一つの事件に絡んだり執念を見せて欲しかった

チェスで例えるなら主人公だけ盤の上にクイーン三個ぐらい置ける超ハンデ戦で楽勝みたいな感じで
読み終えてもあまりすっきりしなかった
盤上の敵 Amazon書評・レビュー: 盤上の敵より
4062098768
No.54
(3pt)

無理がある

全編に渡るご都合主義っぷりに耐えられるかが評価の分かれ目になる作品
特に影の薄い立てこもり犯の協力っぷりは謎だ
もし自分が犯人の立場なら、主人公など脱出した後適当に殺していたと思う
また冒頭思わせっぷりに銃を撃たせたりしたのに、特に意味がなかったのも残念

奥さんの回想も長い。しかも事件に絡むのはちょっとだけと恐ろしいほどの水増し

そしていくらなんでも警察が間抜けすぎる
こういった人の目の集まる事件の場合、もっと気合を入れそうなものだが・・・・
もう少し車を追い回したり、もう一つの事件に絡んだり執念を見せて欲しかった

チェスで例えるなら主人公だけ盤の上にクイーン三個ぐらい置ける超ハンデ戦で楽勝みたいな感じで
読み終えてもあまりすっきりしなかった
盤上の敵 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 盤上の敵 (講談社ノベルス)より
4061822152
No.53
(5pt)

梨木果歩さんの解説にうなずきました。

私は北村薫さんの作品が大好きで、ほとんど読んできました。
ただ、この作品はいつもの北村さんと違う、という話を聞いていて(前書きに北村さん自身書いていて)躊躇していました。いざ読んでみると、確かに辛い展開ではあります。どうしてこんなことが・・・と胸が苦しくなりました。しかし北村さん以外の作家がこのストーリーを書いていたらすごく嫌〜な作品になっていたと思うのです。いやらしくて女性にとっては特に苦痛だったと思います。北村さんの直接的な言葉を使わない優しい文体からは、どうしてこんなひどいことがこの女性に降りかからなければならないのだろう、と悔しさ怒り女性への慈しみが感じられ、辛い話ではあっても不快感というのはありませんでした。

「月の砂漠をさばさばと」の文庫版の解説を梨木果歩さんが書かれていて、その中に盤上の敵の話も出てきて私は深く共感しました。
梨木さんの言葉にも感動してしまったので、引用させていただきます。
「日常を愛すれば愛するほど、どうしたらそれを守り通せるか、人はこの世に起こりうるあらゆる残虐な場面に自分や自分の愛するものたちが遭遇したときのことを考えずにいられないものだから。友貴子の運命は変えられない。作者といえども。だから北村は自分にできる全ての力を使って彼女のために書く。・・・きわめてハードな場面描写に至っても北村の独特な叙情は情景ごと包み込み、決して読み手を突き放したりはしない。こういうことが、起こりうるのだ、と読み手の肩に手を回して共に唇を噛みしめているようだ。この作品は北村ワールドの陰画ではない。北村が常に見つめ続けた世界である。起こらなければいい、と祈りつつ。日常にしっかり根を下ろした視点で書かれているからこそ、その連続する地平上で起こったこととして書かれているからこそ、登場人物達は、揃って、あの日常に戻れたら、と激しく願うのだ。」
盤上の敵 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 盤上の敵 (講談社文庫)より
4062735636
No.52
(5pt)

梨木果歩さんの解説にうなずきました。

私は北村薫さんの作品が大好きで、ほとんど読んできました。
ただ、この作品はいつもの北村さんと違う、という話を聞いていて(前書きに北村さん自身書いていて)躊躇していました。いざ読んでみると、確かに辛い展開ではあります。どうしてこんなことが・・・と胸が苦しくなりました。しかし北村さん以外の作家がこのストーリーを書いていたらすごく嫌〜な作品になっていたと思うのです。いやらしくて女性にとっては特に苦痛だったと思います。北村さんの直接的な言葉を使わない優しい文体からは、どうしてこんなひどいことがこの女性に降りかからなければならないのだろう、と悔しさ怒り女性への慈しみが感じられ、辛い話ではあっても不快感というのはありませんでした。

「月の砂漠をさばさばと」の文庫版の解説を梨木果歩さんが書かれていて、その中に盤上の敵の話も出てきて私は深く共感しました。
梨木さんの言葉にも感動してしまったので、引用させていただきます。
「日常を愛すれば愛するほど、どうしたらそれを守り通せるか、人はこの世に起こりうるあらゆる残虐な場面に自分や自分の愛するものたちが遭遇したときのことを考えずにいられないものだから。友貴子の運命は変えられない。作者といえども。だから北村は自分にできる全ての力を使って彼女のために書く。・・・きわめてハードな場面描写に至っても北村の独特な叙情は情景ごと包み込み、決して読み手を突き放したりはしない。こういうことが、起こりうるのだ、と読み手の肩に手を回して共に唇を噛みしめているようだ。この作品は北村ワールドの陰画ではない。北村が常に見つめ続けた世界である。起こらなければいい、と祈りつつ。日常にしっかり根を下ろした視点で書かれているからこそ、その連続する地平上で起こったこととして書かれているからこそ、登場人物達は、揃って、あの日常に戻れたら、と激しく願うのだ。」
盤上の敵 Amazon書評・レビュー: 盤上の敵より
4062098768
No.51
(5pt)

梨木果歩さんの解説にうなずきました。

私は北村薫さんの作品が大好きで、ほとんど読んできました。
ただ、この作品はいつもの北村さんと違う、という話を聞いていて(前書きに北村さん自身書いていて)躊躇していました。いざ読んでみると、確かに辛い展開ではあります。どうしてこんなことが・・・と胸が苦しくなりました。しかし北村さん以外の作家がこのストーリーを書いていたらすごく嫌〜な作品になっていたと思うのです。いやらしくて女性にとっては特に苦痛だったと思います。北村さんの直接的な言葉を使わない優しい文体からは、どうしてこんなひどいことがこの女性に降りかからなければならないのだろう、と悔しさ怒り女性への慈しみが感じられ、辛い話ではあっても不快感というのはありませんでした。

「月の砂漠をさばさばと」の文庫版の解説を梨木果歩さんが書かれていて、その中に盤上の敵の話も出てきて私は深く共感しました。
梨木さんの言葉にも感動してしまったので、引用させていただきます。
「日常を愛すれば愛するほど、どうしたらそれを守り通せるか、人はこの世に起こりうるあらゆる残虐な場面に自分や自分の愛するものたちが遭遇したときのことを考えずにいられないものだから。友貴子の運命は変えられない。作者といえども。だから北村は自分にできる全ての力を使って彼女のために書く。・・・きわめてハードな場面描写に至っても北村の独特な叙情は情景ごと包み込み、決して読み手を突き放したりはしない。こういうことが、起こりうるのだ、と読み手の肩に手を回して共に唇を噛みしめているようだ。この作品は北村ワールドの陰画ではない。北村が常に見つめ続けた世界である。起こらなければいい、と祈りつつ。日常にしっかり根を下ろした視点で書かれているからこそ、その連続する地平上で起こったこととして書かれているからこそ、登場人物達は、揃って、あの日常に戻れたら、と激しく願うのだ。」
盤上の敵 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 盤上の敵 (講談社ノベルス)より
4061822152
No.50
(5pt)

著者のミステリ長編のベスト

本作を読む前に、その評判を聞いてしまっていた。
だから、しばらく読むのを躊躇していた。
読まないままにしようかとも思った。
しかし、読んで良かったと思う。
著者の長編では、ベストの作品だと思う。

本作の仕掛けは、まさにミステリである。
実は、著者がこれだけのミステリ心を持っているとは、失礼ながら認識していなかった。
意外性のための、あざといほどの仕掛け、ミスディレクションともいえる。
でも、それがミステリの遊び心というものなのだ。

映画「アフタースクール」を見たとき、本作の仕掛けを思い出した。
そう、あの映画も、ミステリの遊び心に満ちた作品だった。

著者の異色作とも言われているが、著者の本質は実はここにあるんじゃないかと思う。
そして、著者がこのミステリ心を持っている限り、本作のような傑作長編を、またいつか書いてくれると期待している。
直木賞もいいが、連城氏のように、またミステリに戻ってきてほしい。
レベルの高いミステリがかける作家だと思っている。
盤上の敵 Amazon書評・レビュー: 盤上の敵より
4062098768
No.49
(5pt)

著者のミステリ長編のベスト

本作を読む前に、その評判を聞いてしまっていた。
だから、しばらく読むのを躊躇していた。
読まないままにしようかとも思った。
しかし、読んで良かったと思う。
著者の長編では、ベストの作品だと思う。

本作の仕掛けは、まさにミステリである。
実は、著者がこれだけのミステリ心を持っているとは、失礼ながら認識していなかった。
意外性のための、あざといほどの仕掛け、ミスディレクションともいえる。
でも、それがミステリの遊び心というものなのだ。

映画「アフタースクール」を見たとき、本作の仕掛けを思い出した。
そう、あの映画も、ミステリの遊び心に満ちた作品だった。

著者の異色作とも言われているが、著者の本質は実はここにあるんじゃないかと思う。
そして、著者がこのミステリ心を持っている限り、本作のような傑作長編を、またいつか書いてくれると期待している。
直木賞もいいが、連城氏のように、またミステリに戻ってきてほしい。
レベルの高いミステリがかける作家だと思っている。
盤上の敵 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 盤上の敵 (講談社ノベルス)より
4061822152
No.48
(5pt)

著者のミステリ長編のベスト

本作を読む前に、その評判を聞いてしまっていた。
だから、しばらく読むのを躊躇していた。
読まないままにしようかとも思った。
しかし、読んで良かったと思う。
著者の長編では、ベストの作品だと思う。

本作の仕掛けは、まさにミステリである。
実は、著者がこれだけのミステリ心を持っているとは、失礼ながら認識していなかった。
意外性のための、あざといほどの仕掛け、ミスディレクションともいえる。
でも、それがミステリの遊び心というものなのだ。

映画「アフタースクール」を見たとき、本作の仕掛けを思い出した。
そう、あの映画も、ミステリの遊び心に満ちた作品だった。

著者の異色作とも言われているが、著者の本質は実はここにあるんじゃないかと思う。
そして、著者がこのミステリ心を持っている限り、本作のような傑作長編を、またいつか書いてくれると期待している。
直木賞もいいが、連城氏のように、またミステリに戻ってきてほしい。
レベルの高いミステリがかける作家だと思っている。
盤上の敵 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 盤上の敵 (講談社文庫)より
4062735636
No.47
(5pt)

北村氏としては異色作にして傑作

北村作品としては異色作かもしれない
しかし、代表作たりえる、力の入った作品だ!
終盤のドンデン返しには、たしかに驚かされた
しかし、正直そんなことはどうでもよい
ミステリとしての凄さよりも、各エピソードの素晴らしさを評価したい
クッキー、桂、レジのやり取り、ピッコロ達のフルネーム等等
暖かな血の通ったエピソード
また、逆にいじめ等のエピソードは読み進めるのがつらかった
ラストは楽しそうで、美しい夢で締めくくられる
しかし、夢はあくまでも夢
夢が実現される保障は全く無い
宮部みゆき著「スナーク狩り」も同様のテーマを扱っており、そちらも同様におもしろかった
盤上の敵 Amazon書評・レビュー: 盤上の敵より
4062098768
No.46
(5pt)

北村氏としては異色作にして傑作

北村作品としては異色作かもしれない
しかし、代表作たりえる、力の入った作品だ!
終盤のドンデン返しには、たしかに驚かされた
しかし、正直そんなことはどうでもよい
ミステリとしての凄さよりも、各エピソードの素晴らしさを評価したい
クッキー、桂、レジのやり取り、ピッコロ達のフルネーム等等
暖かな血の通ったエピソード
また、逆にいじめ等のエピソードは読み進めるのがつらかった
ラストは楽しそうで、美しい夢で締めくくられる
しかし、夢はあくまでも夢
夢が実現される保障は全く無い
宮部みゆき著「スナーク狩り」も同様のテーマを扱っており、そちらも同様におもしろかった
盤上の敵 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 盤上の敵 (講談社ノベルス)より
4061822152