鷺と雪

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評判

鷺と雪の評価:

3.96/5点 レビュー 67件。 B ランク

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平均点3.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全32件 21〜32 2/2ページ
No.12
(3pt)

昭和史の蘊蓄が面白いかも。

図書館にあったので、、。
昭和初期のハイソな家庭の女子学生が、
なんだかミステリーとも思えないようなミステリーを解いていく、、という感じ。
主人公の設定なのか、、
少女探偵ナンシードルーとか、少年探偵ブラウン、みたいな感じがした。
アイディアとか、ストーリーが、深みがないような、軽さっていう点でも。
昭和史とリンクしているところが、面白さと言えば、面白さか。
直木賞ねえ。
鷺と雪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 鷺と雪 (文春文庫)より
416758607X
No.11
(3pt)

激動の時代がはじまる・・・昭和初期の味わい深い余韻

昭和初期の香りがする味わい深い世界にうっとり。
時代は決して明るいはずはないんだけど、
それでも蝶のようにしとやかに華麗に生きてる英子お嬢様のモダンな日常・・・この時代独特の余韻に浸れます。
謎そのものにはそれほどインパクトはなく、やはり時代を味わう作品なのではないでしょうか。

それにしても最後の2,3ページの緊迫感といったら!!
特に最後の1行にはガツーンとやられました。とんでもないショックを残しつつ終わっちゃうのね。
この後、英子お嬢様たちは時代の渦に巻き込まれ、激動の時代を生きることになる。
それを知っている私たち読者はとても平静ではいられません。


鷺と雪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 鷺と雪 (文春文庫)より
416758607X
No.10
(3pt)

時代の空気を映す物語

長いキャリアを持つ著者の直木賞作品。これまでも本屋さんで名前を
よく見ましたがなんとなく手が出ませんでしたが、受賞作ということ
で初めて読んでみました。

本書は、連作となる短編が3本。どれもテンポはゆったりとしていて、
ミステリーというより、戦前の時代の空気を感じさせる歴史書的な
物語集です。
鷺と雪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 鷺と雪 (文春文庫)より
416758607X
No.9
(3pt)

なんと表現するものか・・

なんとなく隔靴掻痒の感というかまだるっこしさがあります。
これってミステリーなの・・・という感じもぬぐえない。
非常に肩すかしを食ったような
面食らったような
待ち人来たらずのような
雷鳴轟けど雨降らず・・のような
やるせない読後感でした。

鷺と雪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 鷺と雪 (文春文庫)より
416758607X
No.8
(3pt)

やっぱり難しいジャンル

北村薫の作品はいつも楽しい。今回は昭和初期の設定なのに、登場人物には隣人のような親しみを感じる。また、元ネタとなっている事件の選択もいい。大事件ではないが、非常に趣のある事件で、それを見つめていた人や時代がやさしく書いてある。

それでもなお、素直に溜飲が下げられないのは、北村薫が書くミステリーの独自性にある。『日常の謎』を対象としたミステリーという新分野を切り開いた功績は大きいものの、時折、『これってミステリーなの』と思ってしまうことがあるのだ。

本書でも、『上野』と『ライオン』というヒントで『三越』を思い浮かべる読者は少なくないと思うが、それより先の動機は『三越入口の説明板』を読んだことがないとわからないだろうし、逆に『三越入口の説明板』を読んだことがあれば、答えそのものを知っていることになり、ちっともミステリーでない。

『日常の謎』には殺人事件のような強烈な動機がないだけに、つい、ミステリーとしての完成度を求めてしまう。完成度の高さに思わず唸ってしまう作品が多いだけに、『鷺と雪』にミステリーを求めすぎると期待がはずれてしまうかもしれない。
鷺と雪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 鷺と雪 (文春文庫)より
416758607X
No.7
(2pt)

少しずつ息が詰まるような

北村さんの作品はとても好きですが、最近の物語はどうしてでしょうか。すっきりと楽しむことができません。

ヒロインはほのかに生身でありながら、少女趣味にもぎりぎり陥ることはない。些細な日常に潜む謎解きが世界の見え方をわずかに変えてみせる。喜劇も悲劇もヒロインの目の前を通り過ぎ、事件は結末を迎えても、読後感として物語は終わらない。

なぜなら、ヒロインは真にそのあり様を変えて主人公として物語に結末をつけることはなく、(成長期の)曖昧さにとどまり続けているからです。それが北村作品の魅力の背景にあると感じます。ああ、でもこれこそ「少女趣味」の王道なのかもしれません。

とはいえ、終わることのない物語は書き手にとっては辛いものでしょう。最近の作品は登場人物たちが生命感を失っていくようで、少しずつ息が詰まるような印象を受けていました。

ですからこのシリーズの1作目を読んだ時は、おお、これは浪漫な時代に背景をかりた「活劇」だ、物語性の復活だ、いっそ外連味を突き詰めてほしいと、手前勝手に嬉しくなったのですが・・・。時代背景への緻密さが物語の広がりをむしろ奪っていった面が残念でした。

とくに1作目に登場した青年将校の表現は、すでにその時点で2.26事件に連座する悲劇が、容易に想像できるものでした。3作目の「騒擾ゆき」も冒頭にしては、あまりに自明なキーワードであったと思います。

いずれ滅ぶだろう個性を意図的に置いたこと、それを読者に感じさせた点は、ミステリ作家の作為としては素直に過ぎたのではないでしょうか。私には物語を背景に重ね合わせる時に、大きな史実に引きずられたように感じられます。

しばし時を忘れて楽しめる北村作品に再び出会えたことを喜びつつ、傍観者たるを脱しえなかったヒロインを憂いつつ、また安心しつつ感想とします。





鷺と雪 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 鷺と雪 (文春文庫)より
416758607X
No.6
(1pt)

面白くない

はっきりいって面白くない。話題作ということで、シリーズの1冊目から読破して、やっと鷺と雪を読み終えたが、退屈でたまらなかった。お嬢様が謎解きをしているという設定だけど、いつも謎解きしているのはベッキーさんだし、会話の文体もつまらないし、確かに、あの時代の様子がうかがえる面白さはあるかもしれないが、どこまでが創作かわからないし。癖がある本。もうたくさん、かな。
鷺と雪 Amazon書評・レビュー: 鷺と雪より
4163280804
No.5
(3pt)

昭和史の蘊蓄が面白いかも。

図書館にあったので、、。
昭和初期のハイソな家庭の女子学生が、
なんだかミステリーとも思えないようなミステリーを解いていく、、という感じ。
主人公の設定なのか、、
少女探偵ナンシードルーとか、少年探偵ブラウン、みたいな感じがした。
アイディアとか、ストーリーが、深みがないような、軽さっていう点でも。
昭和史とリンクしているところが、面白さと言えば、面白さか。
直木賞ねえ。
鷺と雪 Amazon書評・レビュー: 鷺と雪より
4163280804
No.4
(3pt)

激動の時代がはじまる・・・昭和初期の味わい深い余韻

昭和初期の香りがする味わい深い世界にうっとり。
時代は決して明るいはずはないんだけど、
それでも蝶のようにしとやかに華麗に生きてる英子お嬢様のモダンな日常・・・この時代独特の余韻に浸れます。
謎そのものにはそれほどインパクトはなく、やはり時代を味わう作品なのではないでしょうか。
それにしても最後の2,3ページの緊迫感といったら!!
特に最後の1行にはガツーンとやられました。とんでもないショックを残しつつ終わっちゃうのね。
この後、英子お嬢様たちは時代の渦に巻き込まれ、激動の時代を生きることになる。
それを知っている私たち読者はとても平静ではいられません。
鷺と雪 Amazon書評・レビュー: 鷺と雪より
4163280804
No.3
(3pt)

時代の空気を映す物語

長いキャリアを持つ著者の直木賞作品。これまでも本屋さんで名前を
よく見ましたがなんとなく手が出ませんでしたが、受賞作ということ
で初めて読んでみました。
本書は、連作となる短編が3本。どれもテンポはゆったりとしていて、
ミステリーというより、戦前の時代の空気を感じさせる歴史書的な
物語集です。
鷺と雪 Amazon書評・レビュー: 鷺と雪より
4163280804
No.2
(3pt)

やっぱり難しいジャンル

北村薫の作品はいつも楽しい。今回は昭和初期の設定なのに、登場人物には隣人のような親しみを感じる。また、元ネタとなっている事件の選択もいい。大事件ではないが、非常に趣のある事件で、それを見つめていた人や時代がやさしく書いてある。
それでもなお、素直に溜飲が下げられないのは、北村薫が書くミステリーの独自性にある。『日常の謎』を対象としたミステリーという新分野を切り開いた功績は大きいものの、時折、『これってミステリーなの』と思ってしまうことがあるのだ。
本書でも、『上野』と『ライオン』というヒントで『三越』を思い浮かべる読者は少なくないと思うが、それより先の動機は『三越入口の説明板』を読んだことがないとわからないだろうし、逆に『三越入口の説明板』を読んだことがあれば、答えそのものを知っていることになり、ちっともミステリーでない。
『日常の謎』には殺人事件のような強烈な動機がないだけに、つい、ミステリーとしての完成度を求めてしまう。完成度の高さに思わず唸ってしまう作品が多いだけに、『鷺と雪』にミステリーを求めすぎると期待がはずれてしまうかもしれない。
鷺と雪 Amazon書評・レビュー: 鷺と雪より
4163280804
No.1
(2pt)

少しずつ息が詰まるような

北村さんの作品はとても好きですが、最近の物語はどうしてでしょうか。すっきりと楽しむことができません。
ヒロインはほのかに生身でありながら、少女趣味にもぎりぎり陥ることはない。些細な日常に潜む謎解きが世界の見え方をわずかに変えてみせる。喜劇も悲劇もヒロインの目の前を通り過ぎ、事件は結末を迎えても、読後感として物語は終わらない。
なぜなら、ヒロインは真にそのあり様を変えて主人公として物語に結末をつけることはなく、(成長期の)曖昧さにとどまり続けているからです。それが北村作品の魅力の背景にあると感じます。ああ、でもこれこそ「少女趣味」の王道なのかもしれません。
とはいえ、終わることのない物語は書き手にとっては辛いものでしょう。最近の作品は登場人物たちが生命感を失っていくようで、少しずつ息が詰まるような印象を受けていました。
ですからこのシリーズの1作目を読んだ時は、おお、これは浪漫な時代に背景をかりた「活劇」だ、物語性の復活だ、いっそ外連味を突き詰めてほしいと、手前勝手に嬉しくなったのですが・・・。時代背景への緻密さが物語の広がりをむしろ奪っていった面が残念でした。
とくに1作目に登場した青年将校の表現は、すでにその時点で2.26事件に連座する悲劇が、容易に想像できるものでした。3作目の「騒擾ゆき」も冒頭にしては、あまりに自明なキーワードであったと思います。
いずれ滅ぶだろう個性を意図的に置いたこと、それを読者に感じさせた点は、ミステリ作家の作為としては素直に過ぎたのではないでしょうか。私には物語を背景に重ね合わせる時に、大きな史実に引きずられたように感じられます。
しばし時を忘れて楽しめる北村作品に再び出会えたことを喜びつつ、傍観者たるを脱しえなかったヒロインを憂いつつ、また安心しつつ感想とします。
鷺と雪 Amazon書評・レビュー: 鷺と雪より
4163280804