ターン

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評判

ターンの評価:

4.13/5点 レビュー 48件。 B ランク

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平均点4.13pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全96件 41〜60 3/5ページ
No.56
(5pt)

読後感爽やかな秀作。私にも「声」、聞こえないかな・・・?

時の三部作の一つ。
何年かぶりに読み返してみたら、まだ新鮮だった。
結末を知っていたって、ドキドキするし、絶望するし、
甘い気持にもなるし、感動する。
「君」と、どこかから語りかける声の主が誰なのか、
真希は誰と話しているのか。
真希に訪れる孤独と、「くるりん」がもたらす繰り返しの日々。
途中は、少し中だるみしそうになる単調な雰囲気もあるのですが、
少しだけ辛抱してそのまま読み進めると、
急展開後の感動が倍加する気がします。
突然、蜘蛛の糸のように真希にもたらされる救い。
逃げられない世界で真希を襲う危機。恐怖。
最後の数ページで急速に視界が開けるような、
真希とともに何かを悟る、すがすがしい感覚。
そして…これは立派な恋愛小説なんです。
昔読んだ時には、その部分には関心がなかったけれど、
今、人を好きになることを知ってから読んでみれば、
なんとも切なく、甘酸っぱく、爽やかなお話です。
べたべたした感じが一切ないのがすごく好き。
ふと繰り出される描写や台詞に、クラクラします。
北村さんの作品すべてに言えることですが、
生きることに前向きになれる本です。
言葉遊びや雑学を織り交ぜながらもくどくなく、
知的で緻密でしなやかな語り口も心地よい。
毎日が退屈な繰り返しに思えてしまう人にこそ
これを読んで目の覚めるような感じを味わってほしいです。
ターン―Turn Amazon書評・レビュー: ターン―Turnより
4104066028
No.55
(5pt)

読後感爽やかな秀作。私にも「声」、聞こえないかな・・・?

時の三部作の一つ。
何年かぶりに読み返してみたら、まだ新鮮だった。
結末を知っていたって、ドキドキするし、絶望するし、
甘い気持にもなるし、感動する。
「君」と、どこかから語りかける声の主が誰なのか、
真希は誰と話しているのか。
真希に訪れる孤独と、「くるりん」がもたらす繰り返しの日々。
途中は、少し中だるみしそうになる単調な雰囲気もあるのですが、
少しだけ辛抱してそのまま読み進めると、
急展開後の感動が倍加する気がします。
突然、蜘蛛の糸のように真希にもたらされる救い。
逃げられない世界で真希を襲う危機。恐怖。
最後の数ページで急速に視界が開けるような、
真希とともに何かを悟る、すがすがしい感覚。
そして…これは立派な恋愛小説なんです。
昔読んだ時には、その部分には関心がなかったけれど、
今、人を好きになることを知ってから読んでみれば、
なんとも切なく、甘酸っぱく、爽やかなお話です。
べたべたした感じが一切ないのがすごく好き。
ふと繰り出される描写や台詞に、クラクラします。
北村さんの作品すべてに言えることですが、
生きることに前向きになれる本です。
言葉遊びや雑学を織り交ぜながらもくどくなく、
知的で緻密でしなやかな語り口も心地よい。
毎日が退屈な繰り返しに思えてしまう人にこそ
これを読んで目の覚めるような感じを味わってほしいです。
ターン (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ターン (新潮文庫)より
4101373221
No.54
(4pt)

時の糸の絡まりが解けるまで

 北村薫氏の「時と人」シリーズ第2作。「スキップ」は、時の直線の途中が消えて欠落した世界を主人公ががんばって生きる姿を描いていたが、本作品は、曲線状、螺旋状の時のからまりを描いている。同じ毎日が繰り返され、特定の時刻になるとまた、一日前の同時刻に戻る。銅版画作家の29歳の女性、真希は、謎の声との自己内対話だけを頼りに、孤独な時の繰り返しの中、毎日を生きる。その不安な思いや、孤独な時の繰り返しの世界を真希に寄り添いながら共感して読み進めば、この作品はとても楽しめると思う。作品の展開を急ぐせっかちな読者には、この辺りが辛いかもしれない。
 しかし、突然の電話がかかってくるところから、ストーリー展開の速度が加速するので、せっかちな方も、ぜひ読み通してほしい。必ず、もう一度読みたくなると思うので。
ターン―Turn Amazon書評・レビュー: ターン―Turnより
4104066028
No.53
(4pt)

時の糸の絡まりが解けるまで

 北村薫氏の「時と人」シリーズ第2作。「スキップ」は、時の直線の途中が消えて欠落した世界を主人公ががんばって生きる姿を描いていたが、本作品は、曲線状、螺旋状の時のからまりを描いている。同じ毎日が繰り返され、特定の時刻になるとまた、一日前の同時刻に戻る。銅版画作家の29歳の女性、真希は、謎の声との自己内対話だけを頼りに、孤独な時の繰り返しの中、毎日を生きる。その不安な思いや、孤独な時の繰り返しの世界を真希に寄り添いながら共感して読み進めば、この作品はとても楽しめると思う。作品の展開を急ぐせっかちな読者には、この辺りが辛いかもしれない。
 しかし、突然の電話がかかってくるところから、ストーリー展開の速度が加速するので、せっかちな方も、ぜひ読み通してほしい。必ず、もう一度読みたくなると思うので。
ターン (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ターン (新潮文庫)より
4101373221
No.52
(5pt)

観た、観た、読んだ、観た

何気なく観た機内映画。不思議な感じがして2度繰り返して観た。しばらくしてから原作を読んで、その後再度DVDで映画版を観た。「時と人」シリーズと言われるものの一つだと知ったのは原作を読み終えてから。結末が見通せてしまうのはこの設定では仕方ないのかも知れないが、そんなことで興ざめになるとかならないとか考える前に読み終えてしまう、不思議な魅力のある作品だ。そうでなければ何度も映画を観たりしない。
タイムパラドックスもの(本作ではパラドックスと言う程ではないが)に素直に身をゆだねるのは好きな方なので楽しめた。他の2作も読んでみよう。
ターン―Turn Amazon書評・レビュー: ターン―Turnより
4104066028
No.51
(5pt)

観た、観た、読んだ、観た

何気なく観た機内映画。不思議な感じがして2度繰り返して観た。しばらくしてから原作を読んで、その後再度DVDで映画版を観た。「時と人」シリーズと言われるものの一つだと知ったのは原作を読み終えてから。結末が見通せてしまうのはこの設定では仕方ないのかも知れないが、そんなことで興ざめになるとかならないとか考える前に読み終えてしまう、不思議な魅力のある作品だ。そうでなければ何度も映画を観たりしない。
タイムパラドックスもの(本作ではパラドックスと言う程ではないが)に素直に身をゆだねるのは好きな方なので楽しめた。他の2作も読んでみよう。
ターン (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ターン (新潮文庫)より
4101373221
No.50
(4pt)

閉じた時間、超える想い

≪時と人≫シリーズ第2弾。
時と人シリーズの中では、3番目かなぁ。
全体として面白くてぐいぐい引き込まれるんだけれど、タイムパラドックスものはやはり難しいと思う。
タイムパラドックスを使った仕掛けは、どうしても人の意志が入った作為的なものになってしまうなぁ。
ターンのあとがきに書いているタイムパラドックスに関する矛盾に関する著者の説明は
あまり論理的ではなく感じました。
サスペンス的な要素を減らした方が、より北村薫ワールドの雰囲気が出たような気がします。
スキップのあとがきにもあったけど、執筆前にK・グリムウッドのリプレイが出て
しまったから、少し意識して作為的にしてしまったのかな?
全体を通しての閉じた時間の中で繰り返すという不思議な感覚と繊細な女性の心理描写はさすが北村薫と思いました。
ターン―Turn Amazon書評・レビュー: ターン―Turnより
4104066028
No.49
(4pt)

閉じた時間、超える想い

≪時と人≫シリーズ第2弾。
時と人シリーズの中では、3番目かなぁ。
全体として面白くてぐいぐい引き込まれるんだけれど、タイムパラドックスものはやはり難しいと思う。
タイムパラドックスを使った仕掛けは、どうしても人の意志が入った作為的なものになってしまうなぁ。
ターンのあとがきに書いているタイムパラドックスに関する矛盾に関する著者の説明は
あまり論理的ではなく感じました。
サスペンス的な要素を減らした方が、より北村薫ワールドの雰囲気が出たような気がします。
スキップのあとがきにもあったけど、執筆前にK・グリムウッドのリプレイが出て
しまったから、少し意識して作為的にしてしまったのかな?
全体を通しての閉じた時間の中で繰り返すという不思議な感覚と繊細な女性の心理描写はさすが北村薫と思いました。
ターン (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ターン (新潮文庫)より
4101373221
No.48
(4pt)

よかったです。でも、とっつきにくい

だからもったいないなあって感じました。
二人称というあまりない視点で語られるのですが、なんだか読みにくいんですよね。
でも電話がかかっきたあたりから三人称になり、一人称になるラストまでは一直線。
最後はたいていの人が予想したでしょうけど、やはり良かったですね。
ただいまって言葉が。
ターン―Turn Amazon書評・レビュー: ターン―Turnより
4104066028
No.47
(4pt)

よかったです。でも、とっつきにくい

だからもったいないなあって感じました。
二人称というあまりない視点で語られるのですが、なんだか読みにくいんですよね。
でも電話がかかっきたあたりから三人称になり、一人称になるラストまでは一直線。
最後はたいていの人が予想したでしょうけど、やはり良かったですね。
ただいまって言葉が。
ターン (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ターン (新潮文庫)より
4101373221
No.46
(5pt)

今この時を大切に

 いつも思うけれど、この人の作品は、特別なことが起きなくても、何もない当たり前の毎日を大事に生きていくことの大切さを教えてくれている。
 とはいうものの、今回は主人公・真希に特別なことが起きる。銅版画家を目指している彼女は交通事故をきっかけに、ある時間になると昨日に戻ってしまう身となった。夕食を食べ、風呂に入り、寝る。翌朝、いつものように目覚めるが、午後3時15分になると、昨日の午後、椅子で眠りこけている自分に戻る。
 なにをやっても毎回同じように前日に戻ってしまう。せっかく描いた下絵も消えてしまう。記憶だけは残るけれど、他には何も残せない。お金を使ってもまた財布に戻ってくる。時間がすすまないから、季節もすすまない。ただただむなしくなっていく。
 作者が最後に「付記」という形で少々解説をされていますが、その中で、「会社に勤めていて〜(略)同じ仕事をして帰る。家庭の主婦の方が、洗濯をし、〜(略)食事を作る。そういう中で、ふと、疲労とむなしさを感じてしまったら、それは時の《魔》に捕まったようなものです」と言っておられます。これがまさに、この作品のテーマなんだと思います。
 同じように見える毎日、同じような繰り返しに思えることも、決して同じ一瞬はないのだ。真希がそのことに気づいたと同時に、生きるってこういうことなんだなと私も理解できました。
 今この瞬間というのは2度と戻ってこない、大事な時間、私の人生の一部なんです。特別なことはできなくても、自分が今できることを精一杯やる、それが生きていくってことなんでしょう。
 真希は元の世界に戻れるのか、どうやって戻るのか。そんなちょっとしたドキドキ感もありますが、全体としては静かなトーンの作品です。だからこそ、読んだ後にしみじみと胸に染み渡るような温かさを感じます。あー、毎日つまらない、なんて思ってる人、ぜひ読んでみてください。
ターン―Turn Amazon書評・レビュー: ターン―Turnより
4104066028
No.45
(5pt)

今この時を大切に

 いつも思うけれど、この人の作品は、特別なことが起きなくても、何もない当たり前の毎日を大事に生きていくことの大切さを教えてくれている。
 とはいうものの、今回は主人公・真希に特別なことが起きる。銅版画家を目指している彼女は交通事故をきっかけに、ある時間になると昨日に戻ってしまう身となった。夕食を食べ、風呂に入り、寝る。翌朝、いつものように目覚めるが、午後3時15分になると、昨日の午後、椅子で眠りこけている自分に戻る。
 なにをやっても毎回同じように前日に戻ってしまう。せっかく描いた下絵も消えてしまう。記憶だけは残るけれど、他には何も残せない。お金を使ってもまた財布に戻ってくる。時間がすすまないから、季節もすすまない。ただただむなしくなっていく。
 作者が最後に「付記」という形で少々解説をされていますが、その中で、「会社に勤めていて〜(略)同じ仕事をして帰る。家庭の主婦の方が、洗濯をし、〜(略)食事を作る。そういう中で、ふと、疲労とむなしさを感じてしまったら、それは時の《魔》に捕まったようなものです」と言っておられます。これがまさに、この作品のテーマなんだと思います。
 同じように見える毎日、同じような繰り返しに思えることも、決して同じ一瞬はないのだ。真希がそのことに気づいたと同時に、生きるってこういうことなんだなと私も理解できました。
 今この瞬間というのは2度と戻ってこない、大事な時間、私の人生の一部なんです。特別なことはできなくても、自分が今できることを精一杯やる、それが生きていくってことなんでしょう。
 真希は元の世界に戻れるのか、どうやって戻るのか。そんなちょっとしたドキドキ感もありますが、全体としては静かなトーンの作品です。だからこそ、読んだ後にしみじみと胸に染み渡るような温かさを感じます。あー、毎日つまらない、なんて思ってる人、ぜひ読んでみてください。
ターン (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ターン (新潮文庫)より
4101373221
No.44
(4pt)

大人の御伽噺!

午後3時15分になると昨日に戻ってしまう。
何をしても結果を残せない毎日。
事故をきっかけに自分以外に誰も居ない世界に迷い込んでしまった主人公「森真希」の日々が始まります。
色々な事を試してみるものの無駄に終わり諦めかけた時、一本の電話が掛かってきます。
版画家「森真希」の作品、青いメゾチントに興味を持ったイラストレーター「泉」からの電話です。
ここから、「ターン」に向けて「森真希」が歩み始めます。
”男と女は元々ひとつだったもの。それがこの世に生まれ時、分かれたから、失った片方を捜し求める”
そういう人の姿を自分の中に抱き、その内なる声と会話を続けていた「森真希」にとって、「泉」の声が正に内なる声だったのです。
ゆったりとした流れで進んでいくロマンチックな「大人の御伽噺」です。
是非味わってみて下さい。
余談になりますが、私は6年間単身で駐在しておりました。
帰宅後、何の音も聞こえない世界が広がり、自分だけが取り残されてしまい、同じことの繰り返しをしているのではないか、もう現実の世界に戻れないのではないか、との気持ちに苛まれましたので、主人公「森真希」の気持ちは痛いほど良く分かりました。
ターン―Turn Amazon書評・レビュー: ターン―Turnより
4104066028
No.43
(4pt)

大人の御伽噺!

午後3時15分になると昨日に戻ってしまう。
何をしても結果を残せない毎日。
事故をきっかけに自分以外に誰も居ない世界に迷い込んでしまった主人公「森真希」の日々が始まります。
色々な事を試してみるものの無駄に終わり諦めかけた時、一本の電話が掛かってきます。
版画家「森真希」の作品、青いメゾチントに興味を持ったイラストレーター「泉」からの電話です。
ここから、「ターン」に向けて「森真希」が歩み始めます。
”男と女は元々ひとつだったもの。それがこの世に生まれ時、分かれたから、失った片方を捜し求める”
そういう人の姿を自分の中に抱き、その内なる声と会話を続けていた「森真希」にとって、「泉」の声が正に内なる声だったのです。
ゆったりとした流れで進んでいくロマンチックな「大人の御伽噺」です。
是非味わってみて下さい。
余談になりますが、私は6年間単身で駐在しておりました。
帰宅後、何の音も聞こえない世界が広がり、自分だけが取り残されてしまい、同じことの繰り返しをしているのではないか、もう現実の世界に戻れないのではないか、との気持ちに苛まれましたので、主人公「森真希」の気持ちは痛いほど良く分かりました。
ターン (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ターン (新潮文庫)より
4101373221
No.42
(4pt)

変わらないもの

 同じ時間が何度も繰り返される。そんな風に"時"を扱った物語です。
 不思議ですよね。同じ時間が何度も繰り返されるって。だって現実の世界には、確かな絶え間ない変化というものがあります。一秒たりとも、同じものなんて無いでしょう。同じように見えても、それは何がしかの変化を経ている。
 この物語の中では、何も変わりません。ただただ同じ時間が繰り返されるだけです。
 ですが、この中にも変化はあったのだと思います。主人公の記憶は、リセットされないから。そして小さな変化が積み重なって、ある日突然、閉鎖した時間空間の中に大きな変化が生じる。
 変わらないものなどないのだと、しみじみ思った一冊です。
ターン―Turn Amazon書評・レビュー: ターン―Turnより
4104066028
No.41
(4pt)

変わらないもの

 同じ時間が何度も繰り返される。そんな風に"時"を扱った物語です。
 不思議ですよね。同じ時間が何度も繰り返されるって。だって現実の世界には、確かな絶え間ない変化というものがあります。一秒たりとも、同じものなんて無いでしょう。同じように見えても、それは何がしかの変化を経ている。
 この物語の中では、何も変わりません。ただただ同じ時間が繰り返されるだけです。
 ですが、この中にも変化はあったのだと思います。主人公の記憶は、リセットされないから。そして小さな変化が積み重なって、ある日突然、閉鎖した時間空間の中に大きな変化が生じる。
 変わらないものなどないのだと、しみじみ思った一冊です。
ターン (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ターン (新潮文庫)より
4101373221
No.40
(3pt)

充分な読書タイムが取れる人に

ヒロインがある事故をキッカケに時間の環に嵌るという設定。来る日も来る日も同じ日を過ごす。"時間の環"という設定はSFでは良く使われる。日本でも西澤保彦氏の「七回死んだ男」も同じ設定。異なるのは西澤氏の作品があくまでミステリであるのに対し、本作は敢えて言うと哲学書である。後半、もう一人の登場人物が出て来て、サスペンス風味も僅かにあるが、付け足しである。
本作は、流れて行き、やがては過ぎ去ってしまう"時間"というものに考察を加え、日常生活の重要性を説いたもの。それを、ゆったりとした筆致で描くので、せっかちな人には向かない。作品にエンターテインメント性を求める人にも向かない。私は刺激を好む方なので、正直、本作は物足りなかった。一応はエンターテインメント作品として発表しているのだから、もう少し工夫があっても良かったのではないか。
読書時間がタップリ取れる人が紅茶でも飲みながら読むのに適した作品。
ターン―Turn Amazon書評・レビュー: ターン―Turnより
4104066028
No.39
(3pt)

充分な読書タイムが取れる人に

ヒロインがある事故をキッカケに時間の環に嵌るという設定。来る日も来る日も同じ日を過ごす。"時間の環"という設定はSFでは良く使われる。日本でも西澤保彦氏の「七回死んだ男」も同じ設定。異なるのは西澤氏の作品があくまでミステリであるのに対し、本作は敢えて言うと哲学書である。後半、もう一人の登場人物が出て来て、サスペンス風味も僅かにあるが、付け足しである。
本作は、流れて行き、やがては過ぎ去ってしまう"時間"というものに考察を加え、日常生活の重要性を説いたもの。それを、ゆったりとした筆致で描くので、せっかちな人には向かない。作品にエンターテインメント性を求める人にも向かない。私は刺激を好む方なので、正直、本作は物足りなかった。一応はエンターテインメント作品として発表しているのだから、もう少し工夫があっても良かったのではないか。
読書時間がタップリ取れる人が紅茶でも飲みながら読むのに適した作品。
ターン (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ターン (新潮文庫)より
4101373221
No.38
(3pt)

面白いんだけど・・・

ダンプとの衝突事故を起こしてしまい、気づいた世界では人が独りもいない、昨日の世界だった。そして、一日が過ぎ、また事故の発生した時間になると昨日の3時15分に「ターン」してしまう。そんな日々が150日ほど過ぎた時、一本の電話がなった―
うーん・・・とってもいいと思うんだけど、何かが足りない気がしてならない。主語が誰で、なにを言ってるのかが最初は全然分からなくなって混乱してしまうと思う。終わり方も、なんか普通・・・って感じで。
個人的には「スキップ」か「リッセト」の方が好きかなぁ。
ターン―Turn Amazon書評・レビュー: ターン―Turnより
4104066028
No.37
(3pt)

面白いんだけど・・・

ダンプとの衝突事故を起こしてしまい、気づいた世界では人が独りもいない、昨日の世界だった。そして、一日が過ぎ、また事故の発生した時間になると昨日の3時15分に「ターン」してしまう。そんな日々が150日ほど過ぎた時、一本の電話がなった―
うーん・・・とってもいいと思うんだけど、何かが足りない気がしてならない。主語が誰で、なにを言ってるのかが最初は全然分からなくなって混乱してしまうと思う。終わり方も、なんか普通・・・って感じで。
個人的には「スキップ」か「リッセト」の方が好きかなぁ。
ターン (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: ターン (新潮文庫)より
4101373221