翳りゆく夏

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評判

翳りゆく夏の評価:

3.96/5点 レビュー 82件。 A ランク

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平均点3.96pt

Amazonレビュー一覧

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全126件 121〜126 7/7ページ
No.6
(3pt)

現代ミステリの病

 文章は下手ではない。取材もしっかりしている。情景描写もべらぼうに巧いわけではないが年の功を感じさせる。  しかし、本音を言わせてもらえば「竜頭蛇尾」の一言に尽きる。 最後のオチがあっけないのだ。意外といえば意外なのだが、その意外性が本格ミステリのそれに近いのである。本作は社会派ミステリの気配が強く漂っているというのに・・・ 決定的にミステリの核心にある動機、罪を犯してしまった者の心の葛藤がないというか、書かれていないというか、その点はかなり不満が残る。その部分の開示がミステリのクライマックスとなって、しかるべきであろう。横山秀夫先生の『半落ち』と比べるとその点は明らかだろう。社会派ミステリとは小説のためにご都合主義の犯罪をとってつけたようにしていたのではダメなのである。犯罪とは何かという問いかけ、ある意味、哲学的態度というようなものが要求されていると考えるべきではないか。 プロ作家からみて、同業者になってもそうそう危険はないなレベルの作家さんになると思う。47で受賞だべ? 47ってあの藤原伊織と同じ受賞年齢。毒にも害にもならない感じの人かな。 他の人が指摘しないから書くけど、P236からの風俗の記述納得いかないんだよね。この店いったい何? イメクラ? にしちゃー、60分三万円なんてありえねーだろ。 じゃソープ・・・ みたいだねバスタブもあるし。でもその接客する女の子に直接お金を渡すなんてありえねーだろ。それじゃ援交のやり方だよ。 大体、この華原優っての風俗嬢である必然性がない。おっさんがイマドキの若い女の子を書くとこういうボロが出るから気をつけたほうがいいかな、と個人的には思う次第。本当、朝倉比呂子にしてもそうだけど、オッサンの書いている女の子だってのがモロバレなんだよな・・・年齢のせいにして逃げるのは簡単だけど、どうしても若い女の子をメインに据えたいのなら石田衣良先生の著作に目を通した方がいいかな。 まあ、でも乱歩賞のなかでは比較的ましなほうかも・・・ 
翳りゆく夏 Amazon書評・レビュー: 翳りゆく夏より
4062119897
No.5
(2pt)

うむむむむむ。

まず受賞時の題名を変えたのはなぜなのかよくわかりませんでした。二十年目の恩讐のほうが私は好きですし、内容にも合っている気がします。書き方は丁寧ですね。横山秀夫氏の「半落ち」的な人物の掘り下げ方はさすがに年の功を感じさせます。ただ、この手法は外カバーで書いているようなハードボイルドのものではありません。やはり社会派ミステリーに分類されるものでしょう。あと、落ちが最初の数十ページでわかってしまいました。ミステリー的なひねりが乏しいと感じました。この作者は、あまり犯人探し的な分野は得意ではないようです。
翳りゆく夏 Amazon書評・レビュー: 翳りゆく夏より
4062119897
No.4
(4pt)

受賞にふさわしい作品。面白かったです。

誘拐犯とされた男の娘が新聞社に採用され、スキャンダルになる。それが発端となり、二十年前の事件が再び洗いなおされる。当時誘拐され、行方不明になったままの嬰児…もう、死んでいるに違いないと誰もが思っていた。が、物語の最後に事件の意外な真相が明らかになり、あっと言わせる。ぐんぐん読ませる面白さがある。あっといわせる結末のためにちょっと強引さを感じないでもないが、純粋に小説の楽しさを味あわせてくれた。今後の作者の活躍に期待します。
翳りゆく夏 Amazon書評・レビュー: 翳りゆく夏より
4062119897
No.3
(5pt)

さすが江戸川乱歩賞受賞作

一人の女子学生の内定でストーリーは始まる、東西新芁に内定した朝倉比呂子が誘拐犯の娘である事が雑誌にすっぱ抜かれた、社長の杉野は編集資料室でくすぶる梶を使い20年前の誘拐事件を調べ直させる、梶の調査が始まる…少し現実離れしているところもあるが、わかりやすく丁寧に書かれたミステリー、ラストの真実には驚かされる、さすが江戸川乱歩賞受賞作
翳りゆく夏 Amazon書評・レビュー: 翳りゆく夏より
4062119897
No.2
(3pt)

丁寧ではあるが・・・

「内定者は誘拐犯の娘だ。」という週刊誌の報道をきっかけに20年前の誘拐事件を再調査することになった大手新聞社の窓際社員。証言をもとに丁寧な調査を進めていくと、当時明らかにされなかった事実がぞくぞくと出てくる。真相はいかに・・・という。選考委員の各氏が評しているように丁寧に書かれており、安心して読める作品であることは間違いない。複線もうまく張られており、その結末には納得がいく。しかしミステリー作品として読んだときに、終盤にかけて「意外性」があまり感じられなかった。納得感の代わりに、結末が限定された。同じ江戸川乱歩賞では、高野和明『13階段』のほうが面白かったように思う。作者の次回作を期待しつつ、星3つ。
翳りゆく夏 Amazon書評・レビュー: 翳りゆく夏より
4062119897
No.1
(5pt)

ここ数年で一番では?

第49回江戸川乱歩賞å-賞作。乱歩賞の作å"ã¯æ¯Žå¹'読ã‚"でいるが、私にとってはã"ã"数å¹'で一番楽ã-めた作å"ã ã£ãŸã€‚20å¹'前にç-...院でおきた嬰å...èª˜æ‹äº‹ä»¶ã€‚主犯と思われるのç"·å¥³ã¯æ­»äº¡ã-、嬰å...ã¯è¡Œæ-¹ä¸æ˜Žã®ã¾ã¾äº‹ä»¶ã¯è¿·å®®å...¥ã‚Šã¨ãªã£ãŸã€‚そã-て、20å¹'の時が流れ誘拐事件犯の娘・朝倉æ¯"å'‚子が難é-¢ã®å...¥ç¤¾è©¦é¨"ã‚'突ç 'ã-東西æ-°èžç¤¾ãŒå†...定ã-た。たが、誘拐事件犯の娘であるã"とが週刊誌により明らかにされ、彼女はå...¥ç¤¾ã‚'あきらめる決意ã‚'固める。その優れた能力ゆえ、また、人権へのé...æ...®ã‹ã‚‰ã€æ±è¥¿æ-°èžç¤¾ã§ã¯ã€å½"時事件ã‚'æ‹...å½"ã-た梶ã‚'つかって再調査ã‚'é-‹å§‹ã™ã‚‹ãŒãƒ»ãƒ»ãƒ»ã€‚物語は、20å¹'前の誘拐事件の経緯と、現在の梶による調査が交錯ã-進行ã-、ã"れに脇ã‚'固める登å '人物のエãƒ"ソードが巧みに挿å...¥ã•れている。またã!€ç¾åœ¨ã¯é-'職にまわっている梶、å½"時事件ã‚'æ‹...å½"ã-たåˆ'事・井上、ç-...院長だった大槻などの登å '人物も脇役に至るまで丁寧に描かれている。乱歩賞というと、そのå­-数制限ゆえ、後半ばたばたã-た印象ã‚'å-ã'る作å"ã‚'散見するが、本作å"ã¯ã€ã˜ã£ãã‚Šã¨ç„¡é§„なく作り込まれており、安心ã-てよめる社会æ'¾ãƒãƒ¼ãƒ‰ãƒœã‚¤ãƒ«ãƒ‰å°èª¬ã§ã‚る。余談であるが、2003å¹'は「犯罪è€...およびその家æ-ã€ãã-て社会が彼らã‚'いかにå-ã'å...¥ã‚Œã‚‹ã®ã‹ï¼Ÿã€ã¨ã„う作å"ãŒãƒˆãƒ¬ãƒ³ãƒ‰ã§ã‚る。東野圭吾の「手ç'™ã€ã€çœŸä¿è£•一の「繋がれた明æ-¥ã€ã‚‚お試ã-あれ。
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4062119897