慟哭

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評判

慟哭の評価:

3.58/5点 レビュー 261件。 A ランク

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平均点3.58pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全298件 181〜200 10/15ページ
No.118
(4pt)

ある意味、”トリック”に騙されてしまいます。

幼児を狙った通り魔的な事件、新興宗教、警察の不祥事、マスコミによるバッシングや過激な報道など、現代社会の問題点を多く盛り込んだ、社会派本格推理小説。
これまで、硬・軟とりまぜていろんなミステリおよび推理小説を読んできたつもりですが、やはり作者のトリックにひっかかってしまいました。正直ちょっと悔しい。
この小説を読んで改めて感じたのは、推理小説にもいろんな手法があるな、ということ。推理小説といわれて一般的にすぐに思いつくものといえば、ある怪事件が発生、謎解きの主人公(探偵や刑事が多い)が現れて、事件のトリックを暴く....といった、純粋ミステリーかと思われますが、このような推理小説は小説の内容がすぐにテレビの脚本や映画の台本にでもなりそうな作品で(別に悪口ではありません。これはこれで素晴らしいことです。)、例をあげると、西村京太郎や山村美沙など。小説に出てくる人物に個性があったり、事件のトリックが奇抜だったりして読むものを惹きつけます。それと比べると、この小説などは、作家の”文章構成”自体が”トリック”であり、絶対映像にはならない、映像にはできない作品です。単に謎解きが好きな人は、ラストで真相が解明された時点で”な〜んだ”ぐらいにしか思わないのかもしれませんが、これ、やっぱり、そうそう書けるもんじゃないと思います。ミステリーとしてよりも、作家の文章力、作品構成の素晴らしさに注目!
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.117
(4pt)

ある意味、”トリック”に騙されてしまいます。

幼児を狙った通り魔的な事件、新興宗教、警察の不祥事、マスコミによるバッシングや過激な報道など、現代社会の問題点を多く盛り込んだ、社会派本格推理小説。
これまで、硬・軟とりまぜていろんなミステリおよび推理小説を読んできたつもりですが、やはり作者のトリックにひっかかってしまいました。正直ちょっと悔しい。
この小説を読んで改めて感じたのは、推理小説にもいろんな手法があるな、ということ。推理小説といわれて一般的にすぐに思いつくものといえば、ある怪事件が発生、謎解きの主人公(探偵や刑事が多い)が現れて、事件のトリックを暴く....といった、純粋ミステリーかと思われますが、このような推理小説は小説の内容がすぐにテレビの脚本や映画の台本にでもなりそうな作品で(別に悪口ではありません。これはこれで素晴らしいことです。)、例をあげると、西村京太郎や山村美沙など。小説に出てくる人物に個性があったり、事件のトリックが奇抜だったりして読むものを惹きつけます。それと比べると、この小説などは、作家の”文章構成”自体が”トリック”であり、絶対映像にはならない、映像にはできない作品です。単に謎解きが好きな人は、ラストで真相が解明された時点で”な〜んだ”ぐらいにしか思わないのかもしれませんが、これ、やっぱり、そうそう書けるもんじゃないと思います。ミステリーとしてよりも、作家の文章力、作品構成の素晴らしさに注目!
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.116
(4pt)

二人(?)の主人公。

前半は、警察の難航した捜査状況が延々と語られる。
少し退屈になるのがこの辺。
でも後半読んでてよかったなと思うことが起こります。
この結末のために、ココまで読んでたんだなという感じ。
捜査のリーダーと、新興宗教にはまっていく男。この二人の(?)主人公の対照的な状況が物語を面白くしていると思う。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.115
(4pt)

二人(?)の主人公。

前半は、警察の難航した捜査状況が延々と語られる。
少し退屈になるのがこの辺。
でも後半読んでてよかったなと思うことが起こります。
この結末のために、ココまで読んでたんだなという感じ。
捜査のリーダーと、新興宗教にはまっていく男。この二人の(?)主人公の対照的な状況が物語を面白くしていると思う。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.114
(5pt)

上質のノワール

近年、ベストセラー小説の安易な映像化がやたらと多い。
話題になった小説はミステリに限らず、ほとんど映画化、ドラマ化されているといっても過言ではない。
ところが、この「慟哭」は売れ続けているにも関わらず全く映像化されていない。
私はそれが以前より不思議でしょうがなかった。
で、読んでみてようやくその理由がわかった。やっと得心した。
この小説のトリックを映像で表現するのは不可能なのだ。
お気に入りの小説が安易に映像化され、失望するという経験を最近やたらとしてきたが、「慟哭」にはそれがないとわかって安心した。
コアなミステリファンから「トリックが途中でわかった」という批判が散見されるが、この小説の魅力は何もトリックだけではないでしょう!
私はこの小説は上質のノワールとして読めた。
人間の暗い側面、心の闇。どうしようもない破滅に向かっていく男を見事に描いている。
トリックがわかった後の再読でも十分楽しめる。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.113
(5pt)

上質のノワール

近年、ベストセラー小説の安易な映像化がやたらと多い。
話題になった小説はミステリに限らず、ほとんど映画化、ドラマ化されているといっても過言ではない。
ところが、この「慟哭」は売れ続けているにも関わらず全く映像化されていない。
私はそれが以前より不思議でしょうがなかった。
で、読んでみてようやくその理由がわかった。やっと得心した。
この小説のトリックを映像で表現するのは不可能なのだ。
お気に入りの小説が安易に映像化され、失望するという経験を最近やたらとしてきたが、「慟哭」にはそれがないとわかって安心した。
コアなミステリファンから「トリックが途中でわかった」という批判が散見されるが、この小説の魅力は何もトリックだけではないでしょう!
私はこの小説は上質のノワールとして読めた。
人間の暗い側面、心の闇。どうしようもない破滅に向かっていく男を見事に描いている。
トリックがわかった後の再読でも十分楽しめる。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.112
(5pt)

えぇぇ!!

面白かった。基本的にエッセイ等が好きな私ですが、たまたま友達に借りて読みました。主人公がどんどん新興宗教にはまっていく様子が手に取るようにわかる描写なども、面白かったです。でも、悲しい話です。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.111
(5pt)

えぇぇ!!

面白かった。基本的にエッセイ等が好きな私ですが、たまたま友達に借りて読みました。主人公がどんどん新興宗教にはまっていく様子が手に取るようにわかる描写なども、面白かったです。でも、悲しい話です。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.110
(5pt)

小説をめぐる暗さ

事件のプロセスをしっかりつかんで行けば素直に読み進めていける小説である。あたかも2つの世界を俯瞰しているような状況が作られている。それが、おもしろかった。ともすれば、読者が混乱するかもしれない。しかし、小説の複雑さを増していておもしろかった。このことを念頭に入れてぜひこの長編に挑戦していただきたい。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.109
(5pt)

小説をめぐる暗さ

事件のプロセスをしっかりつかんで行けば素直に読み進めていける小説である。あたかも2つの世界を俯瞰しているような状況が作られている。それが、おもしろかった。ともすれば、読者が混乱するかもしれない。しかし、小説の複雑さを増していておもしろかった。このことを念頭に入れてぜひこの長編に挑戦していただきたい。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.108
(4pt)

驚愕の結末

必死に犯人を暴こうとする警察、そして幼児殺しの男。二つのモチーフでこの作品は構成されている。交互に描かれ、まるでモザイクのようだ。追うものと追われるもの。対比させた書き方が、読み手をぐいぐいと作品の中へ引きずり込んでいく。犯人はいつどのようにつかまるのか?しかし、目の前に突き出された結末は、意表をつくものだった。驚愕とさえ言ってもいい。人は悲しみがあまりに深すぎると、涙も出ない。心だけが慟哭するのだ。だが、その聞こえるはずのない慟哭が、耳に突き刺さるのはなぜだろう。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.107
(4pt)

驚愕の結末

必死に犯人を暴こうとする警察、そして幼児殺しの男。二つのモチーフでこの作品は構成されている。交互に描かれ、まるでモザイクのようだ。追うものと追われるもの。対比させた書き方が、読み手をぐいぐいと作品の中へ引きずり込んでいく。犯人はいつどのようにつかまるのか?しかし、目の前に突き出された結末は、意表をつくものだった。驚愕とさえ言ってもいい。人は悲しみがあまりに深すぎると、涙も出ない。心だけが慟哭するのだ。だが、その聞こえるはずのない慟哭が、耳に突き刺さるのはなぜだろう。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.106
(4pt)

素直に驚いた。

幼女誘拐事件の捜査と謎の男の行動が交互に進行していくのを、無心で読み進め、行き着いたエンディングには正直驚かされた。それと同時に、警察、宗教団体の内部の描写、テンポのいい文章、語彙の豊富さなどにも圧倒された。ただ、その中でも脇を固める人物たちの人間性、感情などが見えて来ないのが残念に思えた。佐伯をとり巻く者達がもっと彼と本音でぶつかり合っても良かったのでは。(特に佐伯に唯一理解を示す丘本にはそうして欲しかった)そして、佐伯本人の生い立ちゆえの孤独感、閉鎖的な組織での疎外感はきっちり描かれていたものの、狂う程までに娘を愛していたのかには、ちょっと疑問を覚えた。(具体的な父娘の想い出が挟まれていたら感情移入できたかも)痛ましい事件が軸だけに全体的には殺伐とした重たい空気が漂うラストには寒々しい衝撃が走る作品だった。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.105
(4pt)

素直に驚いた。

幼女誘拐事件の捜査と謎の男の行動が交互に進行していくのを、無心で読み進め、行き着いたエンディングには正直驚かされた。それと同時に、警察、宗教団体の内部の描写、テンポのいい文章、語彙の豊富さなどにも圧倒された。ただ、その中でも脇を固める人物たちの人間性、感情などが見えて来ないのが残念に思えた。佐伯をとり巻く者達がもっと彼と本音でぶつかり合っても良かったのでは。(特に佐伯に唯一理解を示す丘本にはそうして欲しかった)そして、佐伯本人の生い立ちゆえの孤独感、閉鎖的な組織での疎外感はきっちり描かれていたものの、狂う程までに娘を愛していたのかには、ちょっと疑問を覚えた。(具体的な父娘の想い出が挟まれていたら感情移入できたかも)痛ましい事件が軸だけに全体的には殺伐とした重たい空気が漂うラストには寒々しい衝撃が走る作品だった。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.104
(4pt)

面白い、でも微妙

著者のデビュー作らしいが、デビュー作としては素晴らしい出来である。文章もよく練られてるし、面白い。しかし、このぐらいの本ならば、やはり他にも評価すべき作品はいくらでもある。私はラストも読めたわけではないし、純粋に楽しめたのだが、ラストに全力を出しすぎたような感じがあった。もう少し細部にまでこだわって描いていれば、もっと良くなったのではないかと思う。もう一度いうが、面白いし、買って損はない。興味を持った人は、買うことをお勧めする。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.103
(4pt)

面白い、でも微妙

著者のデビュー作らしいが、デビュー作としては素晴らしい出来である。文章もよく練られてるし、面白い。しかし、このぐらいの本ならば、やはり他にも評価すべき作品はいくらでもある。私はラストも読めたわけではないし、純粋に楽しめたのだが、ラストに全力を出しすぎたような感じがあった。もう少し細部にまでこだわって描いていれば、もっと良くなったのではないかと思う。もう一度いうが、面白いし、買って損はない。興味を持った人は、買うことをお勧めする。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.102
(5pt)

純粋に物語として楽しみましょう

慟哭:悲しみのために、声をあげて激しく泣くこと。男はその光景を目の前にしても涙をこぼすことができなかった。だから代わりに心から大切なものがこぼれ落ちた。故に『慟哭』。物語は連続幼女誘拐殺害事件が起こる中、事件解決ため奮闘する捜査一課長と、徐々に新興宗教にのめり込んで行く男の二人の視点が交互に入れ替わりながら進んで行きます。この中で筆者は冒頭から読者に対しあるトリックを仕掛けてきます。二人の主人公、警察内部の亀裂、新興宗教、そして事件の犯人…。これら全てが筆者の仕掛けたトリックの下で結末へと繋がって行く過程は非常に面白かったです。色々な読み方があって良いと思いますが、下手に謎解きに集中するのではなく純粋に物語として楽しまれることをお勧めします。(その方がラストの驚きも大きいと思いますよ。)
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.101
(5pt)

純粋に物語として楽しみましょう

慟哭:悲しみのために、声をあげて激しく泣くこと。男はその光景を目の前にしても涙をこぼすことができなかった。だから代わりに心から大切なものがこぼれ落ちた。故に『慟哭』。物語は連続幼女誘拐殺害事件が起こる中、事件解決ため奮闘する捜査一課長と、徐々に新興宗教にのめり込んで行く男の二人の視点が交互に入れ替わりながら進んで行きます。この中で筆者は冒頭から読者に対しあるトリックを仕掛けてきます。二人の主人公、警察内部の亀裂、新興宗教、そして事件の犯人…。これら全てが筆者の仕掛けたトリックの下で結末へと繋がって行く過程は非常に面白かったです。色々な読み方があって良いと思いますが、下手に謎解きに集中するのではなく純粋に物語として楽しまれることをお勧めします。(その方がラストの驚きも大きいと思いますよ。)
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011
No.100
(4pt)

読の錯覚

幼女連続誘拐殺人事件を追う警察と新興宗教へのめり込み、やがて犯罪を犯していく男の動向を交互に読ませていく小説です。登場人物の心情や背景が丁寧に描かれており、しっかりした内容ですが少しステレオタイプに過ぎるかなと感じました。時系列や人称を巧みに組み換えながら書かれているため、最後の「!」の部分で思わず読み返してしまいました。眼の錯覚ならぬ読の錯覚。映像では表現しづらい衝撃を与えてくれる小説だと思います。
慟哭 (黄金の13) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (黄金の13)より
4488012515
No.99
(4pt)

読の錯覚

幼女連続誘拐殺人事件を追う警察と新興宗教へのめり込み、やがて犯罪を犯していく男の動向を交互に読ませていく小説です。登場人物の心情や背景が丁寧に描かれており、しっかりした内容ですが少しステレオタイプに過ぎるかなと感じました。時系列や人称を巧みに組み換えながら書かれているため、最後の「!」の部分で思わず読み返してしまいました。眼の錯覚ならぬ読の錯覚。映像では表現しづらい衝撃を与えてくれる小説だと思います。
慟哭 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 慟哭 (創元推理文庫)より
4488425011